瀬古凛々子(黒木華)は、笹目虎太郎(寛一郎)から好きだと告白される。
すると、愛用の辞書を取り出して“好き”の意味を調べ始める凛々子。そこで笹目は、写真を数枚、封筒から取り出して凛々子に見せた。その中には、取材中の凛々子のさまざまな姿に混じって、15歳のときの凛々子の写真もあった。
笹目は、「初めてこの写真を撮ったときからずっと、僕は凛々子さんのことが好きです。いまは辞書じゃなくて、僕の言葉を信じてください」と告げる。根津道春(溝端淳平)は、そんな2人の会話を聞いてしまい…。
あくる日、下馬蹴人(野村周平)はネタ会議で、若い女性たちから圧倒的な支持を集める小説家・草川敦(渡辺佑太朗)の熱愛疑惑という大ネタを出す。同期会で、とあるレストランを訪れた際に、半個室で女性と見つめ合う草川の姿を偶然目撃した下馬は、その姿をスマートフォンで撮影したという。
ところがそこに、書籍編集部の部長・井伏直哉(津田寛治)が部員たちを率いて押しかけ、凛々子たちに「草川の記事は出すな!」と指示する。実は、草川の小説はすべてクスノキ出版から出版されており、その担当編集者が井伏だった。
凛々子と井伏が互いの主張をぶつけて対立する中、もう1つの事件が起きる。
届けられた郵便物の中に、凛々子たちを盗撮した大量の写真があったのだ。そしてその中には「これはお前たちがいつもやっていることだ。お前たちにも必ずこの報いを受けさせる」という手紙が入っていて…。