株式会社乃村工藝社 施設運営事業
水木しげる氏の見た戦争を、プラネタリウムの暗闇と6chサラウンド音響で体感

多摩六都科学館(東京都西東京市、館長:高柳雄一、以下「当館」)では、戦後80年を迎える2025年夏に、プラネタリウム番組「水木サンのみた暗闇 ―ぬりかべに遭った夜―」を投影します。
本作は、漫画家・水木しげる氏が記した戦争体験の著作をもとに、人気声優・古川登志夫氏の語りで再現するオリジナル作品です。1944年(昭和19年)の戦地ニューブリテン島での日々を、プラネタリウムの暗闇と6chサラウンド音響とともに追体験していただきます。
戦争の記憶を受け継ぎ、次世代に伝える貴重な機会として、ぜひ多くの方に見て、知って、感じていただきたいプログラムです。

特におすすめしたい方

 ・親子で戦争について考えたい方
 ・水木しげる氏の著作のファンの方
 ・プラネタリウムならではの特別な演出 ・音響体験を楽しみたい方
水木しげる氏 プロフィール:
1922年3月8日生まれ。鳥取県境港市で育つ。
太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征、爆撃を受け左腕を失う。
復員後紙芝居作家となり、その後漫画家に転向。
代表作「ゲゲゲの鬼太郎」「日本妖怪大全」「河童の三平」「悪魔くん」など。
2015年11月30日逝去。


イベントポスター

水木しげる氏の著作をもとに構成
漫画「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる水木しげる氏。絵描きを目指していた水木氏は、太平洋戦争中の1943年(昭和18年)に21歳で徴兵されました。日本軍が占領していたニューブリテン島のラバウルに出征し、左腕を失うなどの重傷を負いながらも終戦後に帰国した水木氏は、妖怪漫画だけでなく、自身の戦争体験をもとにした作品も多く描き残しています。
戦争を記した絵や言葉の数々からは、戦争の悲惨さや理不尽さが伝わってきます。一方で、過酷で凄惨を極める戦地においてもしなやかな感性を失うことなく、人間らしく生きようとした若き日の水木青年の姿を読み取ることもできます。
本作では、水木しげる氏の作品から絵や言葉を抽出・再構成し、戦地への航海や兵役の日々での、水木青年のすさまじい戦争体験を描きます。
制作にあたって、株式会社 水木プロダクションの協力のもと、水木氏の著作をもとにしたスペシャル企画が実現しました。
プラネタリウムの暗闇と6chサラウンド音響で追体験する戦地
星空を再現するために存在する、わずかな光も入らない暗闇の空間、プラネタリウムドーム。今回はこの空間を駆使し、水木しげる氏が見た戦地での星空と暗闇を再現します。
東日本最大級である直径27.5mのドームスクリーン、1億4000万個の星を映し出す光学式プラネタリウム投映機、プラネタリウムのシミュレーション機能を用いた1944年当時の南半球ニューブリテン島の星空、高精細プロジェクタによる水木氏のイラスト・手記の映写、ドーム各所に設置されたスピーカーを最大限に活用した6chサラウンド音響、そして完全な暗闇により、他にはない特殊な没入感を創り出します。
プラネタリウムの機能とドーム空間を駆使した演出で、水木氏が見た戦争の現実と暗闇を追体験してください。
イベント概要

メディア関係者・取材ご希望の方へ
7月上旬に試写を予定しています。詳細は多摩六都科学館へお問い合わせください。
問い合わせ先:多摩六都科学館(問い合わせフォームはこちら
電話番号:042-469-6100(午前9時30分~午後5時)
休館日:6月23日(月)・30日(月)、7月7日(月)・14日(月)~16日(水)
多摩六都科学館
1994年開館。直径27.5mのドームに1億4000万個の星々を映し出す世界最大級のプラネタリウムドームと、5つの展示室で観察・実験・工作が楽しめる体験型ミュージアム。
小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5市で運営しています。

所在地   〒188-0014 東京都西東京市芝久保町5-10-64 
電話番号  042-469-6100
URL    https://www.tamarokuto.or.jp/
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