6月28日より一般ユーザー向けサービスを配信中のプログラミング入門アプリ「チャギントンプログラミング」。人気鉄道アニメ「チャギントン」(毎週日曜6時15分〜放送中)のキャラクターと一緒に、楽しみながら「プログラミング的思考」を身につけることができるアプリだ。
今年から小学校でプログラミング教育が必修になったことは知っているけれど、そもそも「プログラミング」や「プログラミング的思考」がどんなものなのかわからない!
そんなフジテレビュー!!編集部の文系脳ママたちが、子どもと一緒にアプリに挑戦!5歳の娘・Cちゃんのママ・Kと、小4のK君のママ・A、小1のN君&小5のM君のママ・Sが、実際にアプリを使ってみた率直な感想をリポートする。
未就学児でも楽しめる…が!AR画像の面白さにハマってなかなか先に進まない!!
現在公開されているのはレベル1〜5まで。すべてのレベルに「もり」「ゆき」「よる」「さばく」の4つのステージが設定されていて、ユーザーはスタート地点にいるチャギントンのキャラクター=チャガーに「1マスすすむ」「みぎをむく」「ひだりをむく」「(ゲートを上げるために)スイッチをおす」などのコマンドを与えて、ゴールへと導いていく。
編集部Kが心配していたのが、「そもそも、女の子が電車のアプリに興味を持ってくれるのかしら?」という点。しかし、Cちゃんはココという女の子のチャガーが気に入ったようだ。
最初は、チャガーの向きが変わるたびに「どっちが右?」と苦労していたCちゃんだったが、ママにアドバイスをもらいながら遊んでいるうちに理解した様子。ルートの設定を間違えてもチャガーが明るく励ましてくれる上に、ゴールすると風船や星が舞い上がってお祝いしてくれるので、女子的にも気分がアガったようだ。
チャガーや背景が立体的に浮かび上がる「AR機能」をオンにして遊ぶと、ゴールした時の風景がより愉快に!小1・N君は、ゴール後にチャガーたちを応援している犬やウサギが膨らむのが気に入って、どんどんステージをクリアしていく。
一方、Cちゃんは、「ゆきのステージ」で“こおりのブロック”がステージから落ちる様子が「おもしろい」とロックオン!ステージをクリアすることはそっちのけで、遊び始めてしまった。
レベル2になると難しいことが増えたようで、Cちゃんの興味は停滞中だが、編集部Kは「5歳の女の子はそんなものかな」と強制はせず、気が向いたらまたプログラミング脳を養えればと気長に構えることにしたのだった。
「ポケモンGO」でAR機能に慣れていた小4・K君は、マーカーに近づけたり角度を変えたりして「こうやって見えるんだー」と興味津々。レベル2で編集部Aが「最初は左?次は…?」と苦戦し始めると、普段と立場が逆転したK君は「こうやるんだよ」と得意げだ。
ARの世界でチャガーが自分の思った通りにゴールすると気分爽快!となるのだが、アラフィフの編集部Aにとっては、スマホの画面をマーカーにかざして続けていると少々疲労感が…。疲れてきたらタブレットに切り替えるなど、工夫するのもアリかもしれない。
「繰り返し」「if/then」などのプログラミングの基本も遊びながら習得!
通り道を作るためにブロックをどかしたり、スイッチを押して橋を架けたり、貨車を引っ張ったり。レベルが上がるとともに様々な仕掛けが追加されていき、レベル3からはいよいよプログラミングに欠かせない「繰り返し(loop)」と「if/then/else/end if」が登場する。少々難易度の高いレベルには、ゲーム大好きの小5・M君が挑戦だ!
例えば「繰り返し」を使って4マス直進するためには、「2回繰り返し」「2マス進む」「繰り返し終わり」というコマンドが必要だ。「正解は1つではない」というアプリ開発者の思いを込めて、コマンドを入力するマス目は少し多めに設けられているので、「繰り返し」を使わずにゴールすることもできる。
しかしゴール後に、繰り返しを使うようアドバイスが。M君は「どこを繰り返すんだろう?」と考えながら、次第にコース全体を俯瞰で見て考えることを覚え、「繰り返し」を駆使して障害物を避けながらゴールを目指すコースにも挑んでいた。
そして、「もし踏切が開いていた場合」と「もし踏切が閉まっていた場合」の2つのルートを設定した上で、「“もしも”の設定を終了」というコマンドを入れてゴールを目指すコースで習得できるのが、プログラミングでいうところの「if/then/else/end if」。こちらも、レベルごとに少しずつ難易度が上がっていく仕組みなので、編集部Sが想像していた以上にM君はすんなりクリアしていた。
M君が特に楽しんでいたのが、チャガー同士が協力しあってゴールを目指すコース。以前遊んでいたプログラミングアプリにはそういった機能はなかったので、面白かったのだそう。
また、コマンドを最小限にすれば、余ったマスを「ホーンをならせ!」「なにかはなして!」というボタンに使うことも可能。M君はチャガーがランダムに様々なセリフを喋る「なにかはなして!」にハマり、K君は「ホーンをならせ!」ボタンのお陰で、モチベーションが続いていたようだ。
親を頼ることなく、いつでもどこでも学べる
未就学児から低学年までは、親が操作方法を説明する必要があるが、シンプルな言葉と操作で構成されているので、基本的に親のフォローは必要ナシ。新幹線や飛行機などの長時間の移動のお供にも重宝しそうだ。
また、 いつでもどこでもチャレンジできることを考えると、プログラミングを楽しく学べる一歩として、月々350円の料金は悪くなさそうだ。
今後も新しいステージが入れ替わりで配信されるほか、自分でオリジナルのステージを作成して公開できる機能等も追加される予定だ。
K君は、「ポケモンGO」のようにこのアプリと一緒に「外に出たい!」と言っていたが、旅先に「チャギントンプログラミング」のスペシャルAR認識マーカーが設置されていて、自分がプログラミングしたチャガーの動きをご当地バージョンARで確認できる…そんな機能も増えていったら、もっともっと楽しめそうだ!
プログラミングカリキュラム監修:早稲田大学 鷲崎弘宜教授
アプリ名:チャギントンプログラミング (略称:チャギプロ)
・推奨機器:スマートフォン/タブレットPC
・動作環境:iOS(11.0以上)/Android(5.0以上)
・対象年齢:3才以上
<オフィシャルサイト>はこちらから