11月24日(水)、その年の各分野において圧倒的な活躍を見せた方を称え、表彰する「GQ MEN OF THE YEAR 2021」の授賞式が行われ、受賞者の中から阿部詩、阿部一二三、有村架純、五十嵐カノア、北大路欣也、北村匠海、JP THE WAVY、志尊淳、都筑有夢路、野口啓代、マヂカルラブリー、ゆりやんレトリィバァ、LEXが登壇した。
「メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・アクター賞」を受賞した北村は「ボーカルを務めるDISH//というバンドは今年10年になるんですけど、歩んできた一歩一歩の道が、今日のこういう場につながっているのだと思うと自分が頑張ってきたことが報われているんだと感じます」コメント。
「この一個一個に感謝できる人間になっていけたらと思います」と続けた。
「メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アクトレス賞」を受賞した有村は「こういった賞をいただく時に思うことは、改めて自分自身と向き合うきっかけを与えくださっているなということです」と笑顔で語る。
「どの職種でも孤独な自分との戦いです。その中でも1人じゃなくて、ともに手を取り合う仲間がいてチームがあって、その方々に幾度となく背中を押されて、今日この場に立てているのだと思います」と感謝を述べて、「またその仲間たちとともに一つでも多くの心に残る作品を届けられるように、ともに乗り越えて頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
「メン・オブ・ザ・イヤー・インスピレーション賞」を受賞した志尊は「僕は個人的に俳優の仕事を始めて10年が経ちました。今年は一回立ち止まって自分自身を見つめる時間にしたいと思っていたのですが、病気を患って活動を止めることを余儀なくされました」と、この1年を振り返る。
「その時は自分の病気を受け入れられなかったけど、実際に病気を経験して思ったのは、とにかく生きたいということでした」とコメントし、「俳優の仕事をやらせていただいたり、表現者としてこの場に立たせていただけるのも命あってのことです」と続ける。
そして「日々闘ってくださっている医療従事者に感謝しつつ、助けていただいたこの命を、自分ができる限りの力を持ってみなさんの背中を押せるようにこれからもまい進して、一生懸命頑張っていきたいと思います」と熱く語った。
「メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・コメディアン賞」を受賞したゆりやんは、登場するなり自身のスピーチのネタを披露。冒頭の2分半を言葉を詰まらせた演技で周りを困惑させ、北村、有村、志尊を巻き込む英語まじりのスピーチを披露。司会を務める角田晃広(東京03)から「このネタのための前振りじゃないんですよ」とツッコミを入れられていた。
ゆりやんレトリィバァから有村架純に質問「言い寄られた時の対処法は?」
その後行われたトークセッションでは、ゆりやんの大ファンだという有村から「同世代ということで、尊敬させていただいているんですけど、自分自身もモチベーションだったり、お仕事に対する思いはどういったものがあるのか興味深いです」と真面目な質問が。
「真面目な質問だから真面目に答えて」と司会の田中みな実から言われると「あんまり真面目にと言われると真面目じゃない方言わなくちゃいけなくなる」と頭を抱えるゆりやん。
「ずっと本当の自分が分からなくて、あるとき全部本当の自分だということに気づいて、どんな自分でも全部自分だと受け入れて楽しく生きることにしました。それがモチベーションですかね」と答えた。
続いて、そんなゆりやんから有村へ「今、ハマってるのが恋愛で、言い寄られた時にどうやってはぐらかしてますか」と質問。
「言い寄られることがあまりないです…」と答えた有村に対し、ゆりやんは志尊を指して「こっちは言い寄られて大変ですよ。この人とかがずっと言い寄ってきて」とコメント。
有村が「例えば食事に誘われたとして、いきたくなければ『明日朝早いから』とか」と断り方を提案すると「ごめんな、明日仕事あんねん」と志尊に向けてコメントし笑いを誘った。
「勝手にふられた感じになっていますけど」と司会の2人に指摘されると、志尊は「いつもゆりやんさんとお仕事が一緒になると、僕が言い寄るという設定になっているので、そこは忠実に守っていきたいと思います」と笑顔で冷静に答えた。
最後に、北村から昔から仲ががいいという志尊へ趣味について質問。
志尊は「最近はもっぱらゴルフですね。休みがあると朝からゴルフに行って仕事前にもいきますし…」と明かし「車出すから一緒に行かない?」と北村を誘う。
北村は「実は何人かに誘われているんですけど、小さい球を打つのは向いていないと思っていて…」と自信なさげな様子だったが、「そんなことない。やってみたら結構なんとかなるから」という志尊の念押しに負けて「じゃあちょっと行かせていただきます」と答えた。