日本語は、非ネイティブにとって最も習得が難しい外国語の一つと言われています。

その難しさは、時折、我々日本人にとっても実感させられる瞬間があります。

例えば、役不足や小春日和、潮時、破天荒などは、間違った意味で覚えられやすい漢字として有名です。

また、敷居が高い、のようにあまりにも間違えられるので、誤用もOKにしてしまうパターンも数多く存在します。(あれ?と思った人は、すぐ調べましょう)

さて、茨城県は、納豆、ヤンキー、誤用の産地として有名ですが、例文の「き」と「ぎ」の誤用は県民のアイデンティティを刺激することで有名です。

使用の際は、慎重かつ丁寧に、「イバラギケン」と発音しましょう。例文のような指摘がどこからともなくやってきます。

「‘ぎ’じゃなくて、‘き’だから」来日して5年、今ではボブも生粋の茨城県民だ。

これを英語で言うと…

“It’s not ‘IBARAGI’, it’s ‘IBARAKI’.”After being in Japan for 5 years, Bob is now a genuine Ibarakian.

Point: genuine Ibarakian = 生粋の茨城県民

「生粋の~」は他にも a true ~a real ~ でも表現できます。

truerealはどちらも「真の」という意味があり、そこから派生した表現です。

純粋な血統を表す際はpureを使い、pure Japanese のように表現します。いわゆる「純ジャパ」という言葉と同じ意味ですね。

近年、人種・宗教・出身は多様化していて、例文のように出身を問わずボブがその気持ちがあるのであれば、彼はgenuine Ibarakianであるという考え方ができます。

今後扱いに注意が必要な表現です、しっかりと身につけポジティブな意味で使えるようになりましょう。

「genuine Ibarakian」、ぜひ使ってみましょう。

それではまた次回!

フジテレビ×芸人・永野×「試験に出ない英単語」中山のコラボ企画。金曜日のくだらないけどためになる英会話=「金ため英会話」は、笑いながら楽しめる様々なシチュエーションを毎週金曜日にお届けします。