奥田民生は、Charとの共演について、自身の小学生時代を振り返り「その人とまさか弦の取り合いをすることになるとは…」と語る。
今回の『ボクらの時代』(11月21日放送/フジテレビ)は、奥田民生、Char、山崎まさよしが登場する。
ギターユニット「三人の侍」としての活動も共にする3人が、ギターを片手に音楽との出会い、互いの関係性などを語り合う。
奥田民生、Charとの共演に「小学校の僕は考えもしなかった」
奥田:小学校のときにギター始めたんですけど、もう(Charは)テレビに出てましたからね。
Char:(笑)。やってた、これ。(と、演奏する)
奥田:そうですよ。
奥田:やっぱり、一番インパクトがあるというか、「バンドのギターの人」っていうよりも、もうギターと歌で、ドンッ!ていう(インパクトがあった)。
Char:ドン(笑)。
奥田:ね。バンドの人みたいなのは、何となくわかるし、ギター弾いてる人っつうのはわかるけど「Charかジミヘン(ジミ・ヘンドリックス)か」みたいな感じ。そのインパクトは、やっぱりすごいあったんで。その人とまさかこの、弦の取り合いをすることになるとは、と。
Char:あはははは。
奥田:小学校の僕はもう、考えもしなかったです。
Char:とはいえ、いろいろ聴いて育ったんでしょ。
奥田:うん。まあ雑多でしたし。邦楽もたくさんあるし、洋楽よくわからないけどちょっとずつ聴いたりして。で、あれ、新御三家でしたっけ?違う、ロック御三家?
山崎:原田真二さん、世良公則さん、Charさん。
Char:そう。
奥田は「ロック御三家」と呼ばれたChar、原田真二、世良公則&ツイストの登場は「相当インパクトがあった」と振り返り、バンドを組もうと思ったきっかけ、デビューの経緯を語る。
一方の山崎は「姉貴がユーロビートを聴き始めて、友達が洋楽に目覚め、俺も洋楽に行き…」と、音楽との出合いを語っていく。
奥田:バンドは?
山崎:バンド、最初はドラムなんですよ、俺。高校のとき。
奥田:あ、高校のとき。
山崎:先輩に誘われて、ずっとドラムやってて。先輩なので、卒業していくじゃないですか。
Char:うん。
山崎:ドラマーが残っちゃうんです。
Char:(笑)。
奥田:でも、(ドラム1人でやっている)つのだ☆ひろさんとかいるじゃないか!
山崎:つのだ☆ひろさんみたいな人もいるけど!
Charが「ドラムやってるとき、ギターやってたの?」と聞くと、山崎は「ちょこっといじっていて…」と、ギターで音楽をやるきっかけとなった出来事を語る。
Charも、若くからその才能に注目が集まり、16歳のときには、あおい輝彦のアルバムに参加し、自身の名前クレジットされていたことなどが明かされ、「あおいさんと『ミュージックフェア』(フジテレビ ※当時はカタカナ表記)とか出てた」と思い出を語る。
Char「45年もやってると変わるものは変わった」音楽業界の変化
また、デビュー45周年を迎えたCharは…。
Char:レコードからCDになって、DATだとかMDだとかいろいろあったじゃん。
奥田:うん。
Char:ついには、ダウンロードになっちゃったじゃない。
山崎:うん。
Char:45年もやってると(笑)、変わるものは変わったよね。
奥田:まあ、だからアルバムみたいなものもね、もうアルバムという…。
Char:概念が。
奥田:「アルバムという概念じゃなくていい」って言い出してますしね。
大きくうなずく奥田と山崎と共に、3人は「別に世の中に逆行しているわけじゃなくて…」と、レコードの良さを語り合う。
そのほか、音楽を「見る時代」になったミュージックビデオの登場や、奥田のYouTubeチャンネルについて、年齢を重ねてキーの変化や体力の衰えを感じることなど、3人はときおりギターをかき鳴らしながらトークしていく。