松岡修造が、秋田美人と作るきりたんぽ鍋を堪能!12月19日(日)放送のフジテレビ『くいしん坊!万才』では、秋田県の郷土料理の代表格「きりたんぽ鍋」が紹介された。

秋田県秋田市の「里の家」を訪れた松岡は、「あきた観光レディー」の椛澤好心さんと久留島涼香さんと、囲炉裏を囲んで一緒にきりたんぽ鍋を作っていく。「小さい頃からきりたんぽを作っていましたか?」と質問すると、久留島さんは「実家で、みんなで作ります」とにっこり。

椛澤さんが「ごはんを“半殺し”の状態まで潰します」と作り方について説明すると、「半殺しって…とてつもない言い方」と若干引き気味だった松岡だが、ごはんを半殺し=粒が半分くらい残る程度に潰すの意味で、秋田では当たり前の言い方だと紹介される。「まとまっているけれど、ごはんの粒が残っている状態」まですり鉢で潰していく。

潰し方にはコツがあるそうで、「あまり潰しすぎると、焼いたときにカチカチになってしまう」と細かいアドバイスを受けつつ、松岡は自分が潰しているごはんを「これいい感じだと思うんだよね、半殺し。これ以上やると“本殺し”です」と伝えた。

続いて、秋田杉の棒に潰したごはんを巻き付けていく。巻き付けながら、「やっぱりちょっと、ごはんが粘っこくなっていますね」と、“半殺し”状態に感心する松岡は、ごはんを巻き付けた棒を差し出し「これがきりたんぽですね」とワクワクしながら言うも、「これが“たんぽ”です」と返されてしまう。

秋田では槍のさやを“たんぽ”と呼び、その形に似ていたことが名前の由来になっており(※諸説あり)、それを切って食べるから「きりたんぽ」というと、久留島さんが教えてくれた。

あとはたんぽを網で焦げ目がつくまで焼いていく。焼いている間に「秋田の良さってどういうところなんでしょう?」と松岡から質問されると、椛澤さんは「四季がはっきりしていて、春夏秋冬どの季節も楽しめる」と秋田の魅力をアピール。すると松岡は「僕の感覚の応援と似ている、秋田を応援しているわけですね」と、その姿勢に共感していた。

焼けたたんぽを2~3等分に切り、鶏だしとしょうゆベースの鍋に入れてひと煮立ちして「きりたんぽ鍋」が完成。「うわ、すっげーおいしそう」と喜ぶ松岡に、マイタケ、ゴボウ、セリ、こんにゃくなどの多彩な具材が入っていると、2人は鍋についても紹介してくれた。

箸できりたんぽを持った松岡は、「しっかりしている、弾力がある」と感想を言ってから頬張り、目を閉じて味わっていく。「フワフワした感じのお米なんですよね」とその不思議な食感について驚き、「カリッとしてるんですよ、おにぎり感覚で食べたときに“半殺し”にしているから違うんですよ」と熱弁し、「これはおいしいわ」と大喜び。

箸が止まらない松岡は、「どんどん沁み込んでくる」と、鍋のしっかりしていながらも優しい味付けを絶賛。「あきた観光レディーさんと一緒に作ったきりたんぽ鍋、心も温まる、おいしさも温まる」と語りだし、「何といっても秋田に対しての思いが温まってきました」と穏やかに締めくくっていた。

次回は12月26日(日)に放送予定。

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