8月5日(水)放送の『何だコレ!?×林修ドリル〜日本のナゾ大調査SP』には、『林修のニッポンドリル』の人気企画、「摩訶不思議ドリル」と「誰も教えてくれないホントドリル」が登場した。

「摩訶不思議ドリル」で、みやぞんが調査したのは、埼玉県秩父市にある、高さ約30mの鉄塔のてっぺんに設置されたトイレだ。

実は、この鉄塔は、排水管などを製造する会社「フネンアクロス」が、10階建てのマンションを模して建てた実験施設。

ここでは、マンションを模した鉄塔を使い、本物の水やスポンジでできた疑似汚物を使用して、マンションでトイレを流した時の排水管の騒音や、圧力を調べる実験が行われていた…というのが真相だった。

江戸時代中期頃にさかのぼる「縛られ地蔵」の由来は?

ロッチ・中岡創一が調査したのは、東京都葛飾区の縄でグルグル巻きにされたお地蔵さんのナゾだ。誰が何のために、地蔵に巻きつけているのだろうか。

天台宗業平山南蔵院というお寺に置かれているこの地蔵は、願い事をするときに地蔵に縄を巻く「縛られ地蔵」。願いが叶ったら、縄をほどいてあげるしきたりだ。

寺の副住職・日吉円順さんによると、「縛られ地蔵」の由来は江戸時代中期に遡る。当時、南町奉行だった大岡越前は、ある事件が起きた際、地蔵を縄でグルグル巻きにして 奉行所に連行。そこで「誰が捕まったのか」と様子を見に来た真犯人を捕まえたと言われており、おとり捜査に使ったのだという。

その逸話から、地蔵を縄で縛ると願いが叶うと言われるようになったそうだ。

世界遺産・イースター島のモアイ像を救ったのは、黒柳徹子!?

「誰も教えてくれないホントドリル」に登場したのは、同じ方角に向かってキレイに並んでいるモアイ像の“ホント”だ。

モアイ像は、かつて部族間の争いの中で多くが倒されたと考えられており、倒壊したものが多く放置されていた。そんなモアイ像を救ったのが、黒柳徹子だ。

テレビ番組でモアイ像の惨状を知った黒柳は、「日本の企業が助けてあげればいいのに…」と呼びかけた。

すると、番組を見たある重機メーカーが協力を申し出、約2億円もの機材や経費を提供。考古学者や石工職人などの修復チームが、3年以上かけて15体のモアイ像を元に戻したのだ。

また、1910年創業の「不二家」のホントも紹介した。店頭に置かれているマスコットキャラクターのペコちゃん…実は一部の店舗に、しゃべるペコちゃんがいることを、ご存知だろうか。

「おしゃべり店頭ペコちゃん人形」は、「握手する」「頭をなでる」「抱きしめる」の3つの動作に合わせて、90種類もの言葉を話すことができる。

「おしゃべり店頭ペコちゃん人形」は数が少なく、なかなか出会うことはできないが、今年は夏休み限定で、東京・銀座の「不二家 数寄屋橋店」の店頭に設置されているそうだ(8月31日まで)。