「母のトリセツ」を執筆した黒川伊保子氏によると、母親が過干渉だと感じている人には、一度相手を客観視するのがオススメだという。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
11月12日(金)の放送では、「母との上手な向き合い方」「頼みごとガッカリさん」というテーマで、MCの設楽統と三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋、カンニング竹山、藤本美貴、峯岸みなみ、「婦人公論」元編集長の三木哲男が討論した。
「母との上手な向き合い方」というテーマでは、先週の「良くも悪くも…母に影響されてしまう娘」というテーマの放送後に視聴者から寄せられたお悩みが紹介された。
千秋が、「過干渉の母に育てられたため、娘には干渉しないように気をつけているが、娘が髪型を変えると『前の方が良かった』と自分の好みを言ってしまいがち」と言うと、藤本も「絶対言っちゃう。気をつけなきゃ」と母の言葉の重さを噛み締めた様子を見せた。
「仕事も家事も完璧だった看護師の母に言われるまま、看護の専門学校に入ったが、結局退学。母の反対を押し切ってセラピストとして働いているが、“母にとっての普通”を押し付けられるのが辛い」という、30代女性のお悩みも寄せられた。
峯岸は「母親は娘にとって良かれと思っているから、厄介。母の好意をはね除けてしまうのは申し訳ないと、娘も強く出られないのでは」と、女性に共感。一方、三上アナは「自分に意志がないから、進学先もすべて母の言うことに従った。アナウンサーになれたのも母のおかげ」と感謝の思いを語った。
「母のトリセツ」を執筆した黒川伊保子氏によると、母親が過干渉だと感じている人には、一度相手を客観視するのがオススメ。3歳までの可愛らしさで母への恩返しは終わっているので、思いきって母親を「子供にあげた人生を手放せない“ケチ”な人」だと思うと、適度な距離感を保てるという。
番組公式SNSには、母親の過干渉に悩んでいる人たちのエピソードが多く届き、「私も母親である自分を客観視しなきゃ!」「3歳までで恩返しが終わっていると言われると救われる」などの声も見られた。
母親が自分の子育てに口出しをしてくるケースも多いそうだが、そういうときは「正論で反論するのではなく、『ありがとう』『心配させてごめんね』と返すのがベター」と黒川氏。母親は、結果よりもプロセスを重視しがちなので、気持ちを受け止めさえすれば結果は見逃してくれるのだそうだ。
藤本は「親にありがとうとは言えない!」と苦笑いしたが、峯岸は「彼氏とケンカしたときに、向こうから謝ってくれると気が済むのと一緒では?」と分析。SNSにも「ありがとう、ごめんねは最強かも」「娘が『ありがとう』と言ってくれるから許せる」などの投稿が到着した。
「母の電話はいつも父や近所の人の愚痴ばかりで、嫌な気持ちになる」という40代女性のお悩みでは、視聴者の意見を募る「せきらら投票」で「愚痴の多い母に困惑する娘の気持ちを理解できるか?」と問いかけた。
竹山が「愚痴は聞いてあげるだけでいいし、娘のほうも人には言えないことを母に愚痴っているのでは?」と指摘すると、三上アナは「自分が愚痴を言うのはいいけれど、母の愚痴は聞きたくない」と本音を。投票も「理解できる=88%」「理解できない=12%」と圧倒的な結果になった。
黒川氏は、子供に強い影響を与えてしまう母親が、気をつけるべきポイントも伝授。「久しぶりに会ったときは笑顔を意識」「子供を否定するときは、『私はこう思う』と主語を“私”にすることが必要」という黒川氏のアドバイスに、藤本は「母親、難しい!」と頭を抱え、スタジオの笑いを誘った。
友達からデートについてきてと頼まれて…峯岸みなみがガッカリ体験を告白
「頼みごとガッカリさん」というテーマでは、「運動会に来られないママ友から息子さんの撮影を頼まれたので頑張って撮影したのに、他の人にも撮影を頼んでいたことがわかってガッカリした」という30代女性のエピソードが登場した。
藤本と千秋は「ガッカリしない」と主張したが、「せきらら投票」で「ガッカリするか?」と問うと「ガッカリする=68%」「ガッカリしない=32%」という結果に。三木は「最初に『他のママにも頼んである』と言い添えれば、問題なかったのでは?」と分析した。
峯岸は「学生時代、女友達からデートについてきてほしいと言われて、イヤイヤ行ったら、後日邪魔だったと言われた」と、ガッカリエピソードを披露。
AKB48に入ったあとの出来事だったという峯岸の言葉に、スタジオでは「デートにAKBが来たらドキドキしてしまうのでは?」と盛り上がった。
「付き合って1ヵ月の彼氏から『ペアリングを買おう』と言われて、モヤモヤする」「彼氏がクリスマスにサンタのコスプレでパーティしようと言ってきて、引いた」という20代女性のエピソードも紹介された。
峯岸は「タトゥーはイヤだけど、ペアリングはうれしい」「コスプレの衣装を勝手に持ってきて、これを着て、と言われたらイヤだけど、一緒に楽しむならいい」と主張。
しかし千秋は、「首輪をつけられているみたいな気分でイヤ。結婚指輪もイヤなくらいで、結婚指輪をつけさせられている男性を見ると可哀想と思ってしまう」と、持論を展開した。
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