Sakuraiビジネススクールの卒業生であり、現在は国内外で活動する書家/書道パフォーマー北村多加さんは、かつて自身が書道を仕事にするなんて思ってもいませんでした。


「自分の表現」をビジネスにすると覚悟を決め、筆を持つ手を“お教室の先生”から“プロの表現者”へと進化させるにあたり、どんなきっかけと心の動きがあったのでしょうか。


本リリースでは、北村さんが書家/書道パフォーマーとして、「唯一無二のスタイルを確立するまでの軌跡」と、等身大の挑戦」をご紹介いたします。


北村多加さんが書道パフォーマンスと出会うまで

新潟県出身の北村さんは、全国大会出場経験もあるお父さんを始めとするアスリート一家に生まれ育ちました。遺伝子と環境の力をしっかりと受け継ぎ、北村さんも陸上競技が大好き。全国大会に出場するほどの実力の持ち主でした。


陸上競技とは正反対の書道との出会いは小学1年生のとき。自らの意思ではなく、両親に言われるがまま、近所の教室に通い始めたのがきっかけでしたが、気づけば書道教室の空間そのものが好きになっていたと語ります。


中学生以降は、書道とは離れた生活を送ります。大学卒業後は化粧品会社に就職し、人事部で多忙な日々を送った後に、結婚を機に退職、専業主婦となり、子育て中心の生活を送っていました。


書と距離を置いていた北村さんの心を揺さぶったのは、書家・武田双雲さんと和太鼓による圧巻のコラボレーション・パフォーマンス。30代半ば、舞台を目の前にして放心状態になるほどの衝撃を受けたその瞬間が、運命の転機となりました。


一緒に観覧していた琴教室を営む母と「これを2人でやろう」と約束すると同時に、書道パフォーマンスの舞台に立つために「もう一度書道に向き合おう」と心に決めたのです。


【ビフォー】書道は好き。でも“仕事”にはできないと思っていた


北村さんが再び筆を握ったのは、30代半ば。


当時は専業主婦で、子育てとパートの合間に時間を見つけては、毎日何時間も書の練習に励む日々。


しかし、自分だけで練習することに限界を感じ、ふたば書道会・武田双龍氏に師事します。双龍氏の元、修練を積み、手探りながらも初めての書道パフォーマンスを実現。その後、ふたば書道会初等科師範資格を取得し、子ども向けの書道教室を開講しました。


この時点で、ビジネスのことは全く知らず、右も左もわからない状態だったそうです。指導者が必要だと考える中で出会ったのが、後にSakuraiビジネススクールの学長となる桜井希和子でした。


【転機①】桜井希和子との出会い

書道教室の経営、書道パフォーマーとして活動する一方で、「仕事としての広げ方がわからない」と感じていた北村さん。


そんな中、2015年にプロフィール写真の撮影をきっかけに出会ったのが、当時カメラマンだった桜井希和子(現Sakuraiビジネススクール学長)でした。


左:北村さん、右:桜井希和子(男性コンサルタントの話は難しすぎて頭に入らなかったけど、「桜井希和子さんの言葉なら理解ができた」と振り返る北村さん。北村さんが初めて参加した桜井希和子主宰のグループコンサルサービスでは、自己表現に長けた若い仲間たちに圧倒され、不安を感じることも多かったそうです。)


それでも「ビジネスを学ばなければ、この先には進めない」と、自らスクールのプログラムを継続受講。桜井希和子のコンサルスタイルがSakuraiビジネススクールへと進化していくのを追いかけるようにして、何度も繰り返し学び直しました。


そして、北村さんは「自分の言葉で伝える力」と「作品を“価値”として届ける視点」を少しずつ育てていきます。


「私は何がしたいのか?」「どんな人に、何を届けたいのか?」


Sakuraiビジネススクールでの問いかけと実践が、北村さんに“自分らしい働き方”の種を育てる時間となったのです。


【転機②】「事実を淡々と見る」修行


桜井希和子によるコンサルティングサービスを通してビジネスを学びながらも、すぐに成果が出たわけではありませんでした。


「言われていることの意味がわからない」「動きたくても、何をすればいいのかわからない」「まず頭で考えてしまい、思うように動けない」。


そんな葛藤の中、北村さんにとってもうひとつの大きな転機となったのが、桜井希和子を介して出会ったとあるマインドの専門家から言われた言葉でした。


その言葉とは…


「自分の仕事を事実として淡々と見て、やることをやる」

これができなければ、私のところには1年間出入り禁止ね。


衝撃を受けると同時に、仕事から目を背けていた自分に気づかされ、北村さんの意識が大きく変わりました。


以降1年間、淡々と行動を積み重ねて事実を見続けたところ、それまでのパート勤務の収入を超える売上を達成。


教室の生徒数も徐々に増え始め、図書館講座や書籍への文字提供といった外部の仕事も舞い込むようになりました。


「感情に流されず、事実を見る。その視点を持てていなかったことに、ようやく気づいたんです。」


この気づきは、後の大きな挑戦へとつながっていきます。


【現在】教室経営とパフォーマーの二刀流


現在の北村さんは、東京都内で書道教室「かなで組」を主宰しながら、書道パフォーマーとしても積極的に活動場所を拡大中です。


教室では、書の基礎を教えることはもちろん、“表現する楽しさ”や“自分らしさを大切にする姿勢”を重視しています。


コロナ禍では、「なんとか休まずに生徒とコミュニケーションを取れる方法はないか」と知恵を絞り、マスク着用で生徒の家を自転車で回り、生徒の作品と北村さんが朱墨で添削したものやお手本を玄関前で交換するのと並行して、希望者にはオンラインレッスンを提供しました。


(コロナ禍でのオンラインレッスンの様子。書に向かうことで不安な心を落ち着け、玄関でのお手本の受け渡しも子どもたちにとって大切な交流の時間となりました。)


また、生徒の中には、北村さんの姿に憧れ、舞台でのパフォーマンスを目指す子どもたちもおり、近年は「子ども書道パフォーマンスチーム」を結成するなど、未来を担う世代の育成にも力を注いでいます。



一方で、書道パフォーマーとしては、銀座での個展会場でのパフォーマンスや「JAPAN EXPO THAILAND 2020」への出演、お城や寺院、商業施設でのライブパフォーマンスなど、多彩なステージへの出演を継続中です。


また、2022年には、Sakuraiビジネススクールのプロデュースで、『渋谷書道100人斬り』にも挑戦。


渋谷駅前のスクランブル交差点で、見知らぬ人100人に声をかけて、その場で書を書いて渡すという過酷なチャレンジは、SNSで多くの人の目を引き、大変反響を呼びました。


「人見知りな私が、まさか渋谷で他人に声をかけるなんて思ってもいませんでした。でも、実際に行動することでしか世界は広がらないことを理解できました」


Sakuraiビジネススクール学長・桜井希和子を始め、友人知人が一緒に声をかけてくれるなど、惜しみなく協力をしてくれた結果、4日間で100人斬り達成の快挙を成し遂げます。



この挑戦で広く認知が広がり、『書家/書道パフォーマー北村多加』としての唯一無二のスタイルを確立していく大きな自信となり、現在では“場の空気に合わせて、言葉と筆の力で魅せるパフォーマー”として注目を集めています。


「教室では“安心できる場”を、パフォーマンスでは“心を動かす瞬間”を。

そのどちらも、私にとっては“書道で命を使う”ということなんです


“教える”“表現する”を両輪に、北村さんは今日も筆をとっています。


【これから】未来の世代へ、文化のバトンを


「書道は、あくまでツールのひとつ。私が本当にやりたいのは、“子どもたちに居場所と可能性を届けること”なんです」


北村さんは、自らの活動の根底にある想いをそう語ります。



自身の教室では、子どもたちが自由に表現できる空間づくりを大切にしながら、書道を通して「自分を信じて、表現する力」の育成に取り組む日々です。


また、パフォーマンスに挑戦したい生徒には、実際の舞台に立つ機会を設け、成功体験を積み重ねられるように工夫をしているそうです。


その一環として、今年2025年7月には、新潟県の「諸橋轍次記念館」での講演と書道パフォーマンスが決定。


「現代の子どもたちに日本の伝統文化の素晴らしさを臨場感をもって届けたい」という館長の想いに共感し、北村さんは子どもパフォーマンスチームとともにこのプロジェクトに臨みます。



書と漢学の魅力に触れられる「諸橋轍次記念館」でのイベントは、大人も子どもも楽しめる内容です。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。


◆Sakuraiビジネススクールについて

Sakuraiビジネススクールは、「売る前に勝負が決まる自分プロモーション」をテーマに、SNS発信を軸としたビジネス構築をサポートする個人起業家向けのスクールです。


一人ひとりの個性や強みにフォーカスし、発信力と商品設計力の両面を磨くことで、自己表現を通して“選ばれるビジネス”へと育てます。


SNSの使い方から導線設計、販売戦略までを丁寧にサポートし、これまでに多くの受講生が受講中に最高月収を達成。成果実績は90.3%にも上ります。


「ビジネスとは、単なる利益追求ではなく、人々に価値を提供すること」


Sakuraiビジネススクールは、書を通して理念を追及する北村さんの活動を今後も応援していきます。


書家/書道パフォーマー北村多加さんへのお問合せ

お問合せフォーム:https://resast.jp/inquiry/20038




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