編集部おススメの“麗しい男子”を紹介する「眼福♡男子」Vol.74は立石俊樹(たていし・としき)が登場。

先に公開した<仕事編>では、まもなく開幕する音楽劇「キセキ-あの日のソビト-」に懸ける思いを尋ねたが、この<素顔編>では、彼の人となりをクローズアップ。意外なプライベートが、明らかに…!?

<【仕事編】立石俊樹 話題の音楽劇でGReeeeNのリーダーに「『遥か』を聴くと、秋田から上京したときの記憶がよみがえってくる」>

働くことの意味を見出せないまま就職したものの、芸能界への夢をあきらめきれず…

――音楽劇「キセキ-あの日のソビト-」で立石さんが演じるGReeeeNのHIDEは、アーティストと歯科医という二つの顔をもっていますが、HIDEが将来の道で悩んだように、立石さんも将来について迷った経験はありますか?

ありますね。高校3年生のとき、歌をやりたいという本心を隠しながら、進学するか就職するかで迷い、公務員になることを決めて、東京消防庁へと就職したのですが、あの当時は今までで一番迷っていたというか、「働くってどういうことなんだろう?」という漠然とした思いを抱いていました。

――一旦は就職したものの、芸能界へチャレンジしようと背中を押してくれたものは何だったのでしょうか?

消防士として忙しい毎日を送りながらも、芸能界へ進みたいという思いが常に頭の中にあって、本屋さんへ行っては自己啓発本みたいなものを買いあさっていました。いろいろ迷いましたが、結局決めるのは自分、責任をもって生きていくしかないと決意し、もともとの夢であった芸能界へ挑戦することを決めました。

――その決断があって、今に至るわけですね。ところで、立石さんってどんな人ですか?

自分の気持ちに正直に行動したいけれど、まわりとの調和を優先してしまって、結局、受動的になっちゃうタイプです。それなのに、自分が望んだ方向へ進んでいないことでイヤになってしまうこともある。そんな性格ですね。

――まわりからは何と言われますか?

「天然」って言われます(笑)。普段の僕とは違って、作品の中では「大人っぽく演じてほしい」という役柄が多く、頑張って“大人っぽさ”を出すようにしています。あっさりしているように見られがちなのですが、結構一生懸命で、演出の意図など誰よりも理解したいって思いますし、意外と泥くさく生きています。

カエルの鳴き声が、僕にとって最高のBGM

――<仕事編>ではGReeeeNの楽曲にまつわるエピソードを話してくれましたが、元気になりたいときや、ここぞというときに聴く曲はありますか?

僕は普段から元気なほうなので、元気を出すために聴く曲は特にありません(笑)。好きな音は、田舎育ちなのでカエルの鳴き声とかですね。川のせせらぎの音なんかも好きです。

――のどかな光景の中で育ったのですね。

隣は山でしたし、田んぼもたくさんありました。夏はカエルの鳴き声を聞きながら寝ていました。

――立石さんの話を聞いていると、歌が好きだという気持ちが存分に伝わってきますが、普段、カラオケに行くことはありますか?

芸能界を目指していたころは週7で行っていました。はい、毎日です(笑)。それぐらい歌うことが大好きなのですが、今はステージの上で歌う楽しさを心から味わうために、充電しているところです。

――毎日通っていたころは、どのような曲を歌っていたのですか?

“名曲”といわれるものを片っ端から調べ、その中で歌えそうな曲をピックアップして、自分のキーに設定して歌っていました。たとえば、カーペンターズの曲とか。

人生は一度きり。だからこそ何かしらを世に残したい

――意外な選曲ですね。では、コーナー名にちなんで、立石さんの眼福な存在は何ですか?

僕は食べることが大好きで、どれだけ忙しくしていても、食べるものさえ美味しくいただけたら、より頑張れるんです。その中でも、一番はトンカツ。毎日食べたらちょっとよくないので、たまに食べるトンカツが眼福な存在。300gぐらいのものをペロッと食べちゃいます。ヒレよりも、ロースのほうが好きですね。

――マイブームはありますか?

ステーキを美味しく焼くことです。稽古終わりにお肉が食べたくなるけれど、焼肉屋さんはもう閉まっていて、行くことができない。そんなときに美味しいお肉を買って、自宅で焼くんです。オリーブオイルでニンニクの風味を抽出してから焼くんですけど、最近上手に焼けるようになってきて、「俺、上手いじゃん」って(笑)。ほぼ毎日食べています。

――トンカツは控えるけれど、ステーキは毎日なんですね。

夜は炭水化物を摂らないようにしているので、赤身のヒレ肉で栄養を補っているんです。

他には星を見ることもマイブームです。ここのところ、晴れの日が多かったのでベランダによく出ていて、そうしたらたまたま流れ星を見ることができたので、それ以降はベランダに出て空を眺めるようにしています。

天星術占いでいうと、僕は「上弦の月」という部類に属し、星にエネルギーをもらえるそうなんです。だから、星のパワーをより受けられるよう、意識して星を見るようにしています。

――立石さんが目標とする俳優、アーティストの在り方について聞かせてください。

「将来の目標は?」とよく聞かれるのですが、僕はあえて言わないようにしているので、今回も伏せさせてください。自分の好きなお芝居や歌をとことん突き詰めてやっていきたいという思いが強くあるので、これからの表現の方法も自分が好きなスタイルを確立していければと。その中で、求められるものに応えていきたいです。あと、ひとつだけ上げるとしたら、いつか自分の曲をリリースできたらいいなと思ってます。

――ソロでリリースということですか?

と、思っています。内緒ですけど(笑)。人生一度きりなので、何かしら世に残せるといいなって。そのときまでに多くの経験を積んで、実力をつけて準備をしておきたいです。これからの立石俊樹も温かく見守ってくださいね。

©音楽劇キセキ製作委員会

撮影:河井彩美

ヘアメイク:杉田智子

スタイリング:MASAYA

衣装協力:コート¥92,400、シャツ44,000、パンツ¥44,000(3点ともアーネイ)

問い合わせ先:アーネイ(03-6908-0620)                       

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