東洋経済『CSR企業総覧2025』にて、東横インは女性管理職比率96.6%で1位になりました。
ビジネスホテル「東横INN」の女性活躍の歴史は創業時までさかのぼり、1986年1月の一号店オープン以来、支配人に女性を積極採用してきました。
未経験でホテル業界に飛び込み、年間最優秀支配人として表彰されるまで、働きがいについてなど、東横INNの旗艦店の一つ、羽田空港店の服部美和支配人に話を聞きました。
東横INN羽田空港Ⅰ・Ⅱ 服部美和支配人
■ ロールモデルとの出会いから転職を決意
早いもので入社から20年が経ちました。前職では化粧品会社の契約社員として販売店を回りながら営業をしていましたが、素晴らしい女性上司との出会いがあり、自分もこんな風に思いきり仕事がしたいと思うように。東横INNの支配人職に興味を持ち、ホテル業は未経験ながら羽田空港店の支配人として入社しました。
入社して数年はライフワークバランスを取るのが大変でした。すぐに購入したのは大きな冷蔵庫。家族の食事を大量に作り置きして、お鍋ごと冷蔵していました。羽田空港店は、今でこそ350店舗を超える東横INNの中でも屈指の高稼働店ですが、「東横INN大鳥居本館・新館」という店名だった20年前は低稼働に苦しんでいました。低稼働の原因の一つは認知度にあると考え、「東横INN羽田空港Ⅰ・Ⅱ」への店名変更を本社に提案しました。空港から数駅離れた場所で羽田空港店を名乗るのは大胆かな、と少し迷いつつ実行し、認知度は徐々に上向いていきました。
■ コロナとの戦い
羽田空港店で6年過ごした後、都内で数店舗の支配人を務めました。700室を超える大型店、全国一の高稼働店、ビジネス街の店舗などでそれぞれ学びを得て、2019年6月に羽田空港店に戻り、ほどなくコロナ禍になりました。海外からの帰国者や入国者の宿泊要請をどうすべきか、未知のウイルスとどう戦えば良いか、どうやってスタッフを守るか。誰も経験したことがない非常時の中、責任者として日々、決断に迫られました。大変なことが数知れずあった一方で、得たものもありました。コロナ禍を通して、スタッフは一人も辞めずにいてくれました。雇用を守ってくれた会社にも感謝しています。マスク等の物資不足で困っていると、地方店の同期や先輩支配人が送ってくれました。人に支えられていることを実感しました。空港関連など大きな企業様とのお付き合いができたのも、この時期です。空港や物流などインフラを担う企業の方は、コロナ禍でも宿泊ニーズがありました。Ⅱ号館は宿泊療養施設として東京都に貸し出し、Ⅰ号館をこうしたお客さまにご利用いただきました。三食の手配をはじめ、企業様のリクエストにできるだけお応えし、お付き合いを深めました。
■ 新ブランドコンセプト一号店として
東横INNは2022年7月、新ブランドコンセプト「全国ネットワークの基地ホテル」を発表しました。宿泊療養施設としての貸出終了後、Ⅱ号館はすぐに大規模改修工事に入り、新コンセプトのデザイン一号店として、2023年3月にリニューアルオープンしました。
きれいに生まれ変わった館内、リブランディング一号店という名誉をうれしく思いつつ、数年にわたり休館したこのホテルに、果たしてお客さまは戻ってきてくださるのか不安でしたが、コロナ中にお付き合いができた企業様からの予約、以前からのお客さまも徐々に戻ってくださり、ほどなく賑わいを取り戻すことができました。
こうなると、第一期の羽田在任中には達成できなかった高稼働、どうせなら年間稼働率100%にチャレンジしようと思い、2024年度にこれを達成して、最優秀支配人賞とともに最優秀店舗賞もいただきました。
黒田社長(中央右)、スタッフと記念撮影。サプライズで息子もかけつけてくれました。
■この仕事が私に「リーダーシップ」を教えてくれた
最優秀支配人賞の受賞理由の一つに「リーダーシップを発揮している」というコメントをいただいたのですが、最初からリーダーシップがあったわけではありません。リーダーシップとは何か、東横INNの支配人という仕事が私に教えてくれました。以前の会社の同僚と話していると、東横INNの支配人ほど裁量を持たせてくれる仕事、東横インほど面白い会社は他にないと感じ、この会社に入社した自分は強運の持ち主だと思います。これからは会社への恩返しと思って、後進の育成や従業員がやりがいを持って働ける職場環境づくりに、微力ながら貢献できればと思っています。
■ その他、東横INNの支配人インタビュー記事はこちら
■ 東横INNについて
「全国ネットワークの基地ホテル」をコンセプトに、1都1道2府42県に日本一の客室数を展開するビジネスホテルチェーン(※1)。空港や新幹線駅(※2)をはじめとして全国どこにでもあり、年間を通じて大きな価格変動のない「原則ワンプライス」で、いつもそこにある安心感をお届けします。お客さまがココロとカラダをリチャージし、新しい一日をスタートできるよう、国内全店で「おもてなし規格紺認証」を取得しました(※3)。
※1:海外5カ国17店舗も含め全357店舗、総客室数は78,455室(2025年4月7日現在)
※2:東海道新幹線全駅に出店
※3:2024年6月30日、一企業最多となる国内333事業所で取得
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