<小関裕太 コメント>
まず原作を読んで、携帯(電話)がなかった時代だからこその、ピュアな恋模様というのが題名の通り、うららかな温かい空気感が描かれていて、ステキな印象を受けました。
僕自身、恋愛ドラマはいろいろな作品に出させてもらっていて、もちろん他作品でも歯がゆさやピュアさを感じてきましたが、今作ほどピュアで「歯がゆい」をテーマにしている作品は、なかなかないのではないでしょうか。
原作と同じように時間の流れを大切にしつつ、木曜日の夜が楽しみになる、ほんわかな時間をお届けできたらと思います。
実は、僕の祖父が海軍で昔からよく話を聞いていたので、その海軍役を演じさせていただけるとわかったときは、うれしかったです。衣装合わせで着用した白の軍服は、実際に祖父も着ていて、カッコよくて、写真に撮って残していました。
そんな思い出深い軍服を、ときを経て同じ心持ちで着ることになり、不思議な感覚と同時に律するような気持ちに。
深見という役は、いい意味で海軍としてのプライドと誠実さを持ちつつも、瀧昌とは真逆の手慣れた余裕のあるキャラクターだと思います。ちょっとした笑みで余裕をみせたと思ったら、その余裕が崩れる瞬間もあったり…そういったいろいろな面が魅力的に感じられるように演じたいと思います。
そして、本田さんとは、先日バラエティ番組でご一緒して、真っすぐですごく男らしさを感じました。今作で初めて共演しますが、同僚としてお互い楽しくも切磋琢磨しながら、元気に撮影を乗りきれたらいいなと思います。
題名通り、季節にぴったりな“うららか”なドラマがこの春始まります。
このドラマは、すごくやさしい気持ちで見られる作品になると思います。便利なものがどんどん増えている令和の時代だからこそ、昭和初期ならではのステキな部分がよりビビットに映るんじゃないかと思います。
また、当時のオシャレがステキに描かれるドラマになると思いますので、そういった部分にも注目していただき、この作品の世界観とほっこりとする純愛を楽しみにしていただけたらと思います。ぜひ、ご覧ください!