10月6日(火)、株式会社ジャニーズ事務所が、幅広い社会貢献・支援活動を行うために立ち上げた「Johnny’s Smile Up!Project」活動の一環として、全国知事会を通じ、各都道府県宛にPCR検査装置、および、備品・消耗品一式を寄贈。

この寄贈を受けた全国知事会長(この日は代理で古尾谷光男事務総長が出席)から、同プロジェクトに感謝状を贈呈することになり、ジャニーズタレントを代表してV6の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、森田剛が出席した。

<坂本昌行 あいさつ>

今回はこのような場を設けていただきまして、感謝申し上げます。「Johnny’s Smile Up!Project」は社会貢献、そして、支援活動をより幅広く行うために立ち上げたプロジェクトで、新型コロナウイルス感染予防対策のための支援活動としまして、緊急事態宣言中より行ってまいりました。また、4月、5月には医療従事者の方たちへの支援活動もさせていただきました。

これからインフルエンザや風邪がはやる季節になります。その時にPCR検査の体制を整えておくことが感染予防対策、皆様の生活を守ることにつながると考えまして、微力ではありますが、47都道府県にPCR検査装置をお届けすることといたしました。改めてご支援、ご尽力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。このプロジェクトは引き続き行ってまいりますので、皆様、より一層のご協力をよろしくお願い致します。

そして、本日の贈呈式は6人で出る予定ではあったんですが、急遽のことだったので読ませていただきます。

(書面を取り出し)我々V6の担当マネージャーがPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルスに感染していることが本日確認されました。我々メンバーもPCR検査を受け、全員陰性でした。ですが、前出のマネージャーが発症日近辺、個別に同行しておりました三宅健、岡田准一につきましては、念の為、濃厚接触者に該当する可能性を考慮しまして、本日の贈呈式への出席を見送らせていただくことといたしました。改めまして、このたびはご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

<V6×古尾谷事務総長トークリポート>

古尾谷事務総長:新型コロナウイルスの影響で、皆さんもいろいろ変化があったと思いますが、大きく変わったことは何ですか?

井ノ原:我々は今年デビュー25周年なんですよ。全国的にイベントを行いたいという話をしていたんですが、できなくなりました。

坂本:25周年のライブも中止となり、どうしようかということでリモートで打ち合わせを初めてしまして、そこで僕たちのデビュー日である11月1日に何かできないかとみんなで模索しながら試行錯誤して、やっと…。

井ノ原:悪いことばかりじゃなく、初めてLINEのグループを作って、グループとしても一体となりました。後ろ向きなことだけじゃなく、今まで考えてもみなかったこと、縛りがあるからこそ、こっちはどうだっていうアイデアを出し合うことにもつながりました。まったく同じような生活に戻れるかどうかわかりませんけれども、一歩でも前に進まないと、と皆で団結して考えてきた次第です。

長野:リモートライブというのは僕たちも初めてのことなんですけど、新しいものを生み出すことにつながったので、ネガティブなことばかりではないなと感じました。

井ノ原:僕が気になるのは、長野くんは食べ歩きが趣味だったんですよ。年間1000軒のお店をまわっていたんですけど、今はそういう状況じゃないし、お店も大変な状況なんだろうなと。そのへんはどのように感じてる?

長野:こういう状況下でお店を続けていくことができないとか、閉めなくてはならない状況。あとは、テイクアウトでどうにか経営を保っていくというお店も見てきましたので、何よりも普通に生活できる状況が早くくることを願っております。

井ノ原:リモートで打ち合わせをして、「こんな家に住んでるんだ」など知らなかったものですから、新しい発見もありまして。森田くんなんかずーっとベランダで水をあげてたから日に焼けちゃったんだよね(笑)。

森田:そうなんです。なかなか外にも出られませんしね。趣味が植木なものですから、毎日1時間かけて水やりをして、こういう黒さになりました。

井ノ原:どこにも行ってないのに、日焼けはできるってことですね。

場所がら厳粛な空気で行われた贈呈式だったが、“勤続25年の男たち”ならではの絶妙なやりとり、そして、井ノ原の軽快な仕切りで、同席した全国知事会関係者らも“異文化交流”をかなり楽しんでいる様子だった。