9月10日(金)より全国で公開中の映画「ムーンライト・シャドウ」。よしもとばななの世界的ベストセラーを、原作の大ファンだというマレーシア出身のエドモンド・ヨウ監督が映像化。

ある日突然に愛する人を亡くした主人公が、死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象「月影現象」を知り、悲しみをどう乗り越えるのか、どうやって未来へ進んでいくのかを描く。主人公・さつきを演じるのは、本作が初の長編映画単独主演となる小松菜奈。さつきの恋人・等役を宮沢氷魚が演じるほか、臼田あさ美、佐藤緋美、中原ナナらが脇を固める。

今回、本作で、恋人役を演じる、小松と宮沢にインタビュー。後編では、2人のリフレッシュの方法や、宮沢のこだわりがうかがえる“大好物”の話などを聞いた。

<映画「ムーンライト・シャドウ」インタビュー【前編】記事はこちら>

また、スチール撮影では、劇中でキーアイテムとなる鈴を用意。5種類の中から「どれにしようかな」と小松はじっくり選び、宮沢は「僕もいいんですか?かわいい」と喜び、それぞれ好みの鈴をチョイスしポーズを決めてくれた。

<小松菜奈、宮沢氷魚 インタビュー>

──劇中でさつきは気を紛らわせるために、ランニングをしていましたが、おふたりは普段リフレッシュするために、どのようなことをしていますか?

小松:私は、1日の疲れを翌日に残さないようにするため、お風呂上がりにストレッチをします。緊張で背中が固まっちゃうことがよくあるので、体が柔らかくなったお風呂上がりに。結構、続けていますね。朝の目覚めも良いので、オススメです。

──小松さんは、もともと体が柔らかい方ですか?

小松:昔ジャズダンスをやっていたときは、180度くらい脚を広げられて、体を床にくっつけられていたんです。

宮沢:すごい!

小松:今はもうできないですけど、(ストレッチは)頑張って続けています。

──宮沢さんは、いかがですか?

宮沢:僕は夜に1時間半から2時間くらいウォーキングをしますね。歩きながら、家とか建物を見て「この塀がいいな」とか思ったり。将来、自分が家を持つ時のことを想像して、参考にするように楽しんでいます。

宮沢氷魚、牛タン定食への熱い思いを語る

──劇中では、さつきが天ぷらを食べるシーンがとても印象的でした。すごくお腹が空いた時、まず食べたいものはなんですか?

宮沢:僕は牛タン定食ですね。大好きです。好きすぎて、焼肉屋さんで友達と2人で10人前、合計20皿頼んだことがあって…。

小松:10人前!?

宮沢:いろいろなタンの部位、10種類を食べたんですよ。そこからは、2ヵ月くらい牛タン嫌いになりましたけど(苦笑)。

小松:食べ過ぎじゃない?食べ過ぎはよくないね、嫌いになっちゃうね(笑)。

宮沢:よくないね、今は適量を食べてます(笑)。

──こだわりの食べ方はありますか?

宮沢:牛タン定食に付いてくる、とろろってどうしてますか?

小松:ご飯にかける。

宮沢:それは違って、まず、タンをとろろに付けて食べる。そうすると牛タンの旨味がとろろに染みこむので、そのとろろを最後にご飯にかけて食べる。そうすると、牛タンの旨味をより味わえます。

小松:それって、ご飯の上にとろろをかけて、牛タンと一緒に食べるのとは違うの?

宮沢:それだと、全部が混ざって味がごちゃごちゃになる。だから最初にタンをとろろで楽しんでから食べる。

──「牛タン風味のとろろご飯」ということですか?

宮沢:そうです。これが美味しいんです。是非やってみてください。

小松:そうなんだ、今度やってみよう。

──今は牛タンのことで頭の中がいっぱいかもしれませんが、小松さんはいかがですか?

小松:私は卵かけご飯ですね、大好きなんですよ。卵って最強じゃないですか?何にでも相性が良いし。白ごはんに卵と醤油で、それだけでいい。パワーももらえるし。

宮沢:専用の醤油とかもあるよね?

小松:普通の醤油がいいんです。たまに納豆もかけて、納豆卵かけご飯にして食べています。

──では最後に、小松さんから、映画を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

小松:この映画は、きれいごとで終わるんじゃなくて、「前を向いて進んでいこうよ」というメッセージが込められていて、そこがステキだなと思います。さつきが等と過ごしたのは1年ちょっとのことですが、大切なのは期間ではないという…。この映画を通して改めて大事な人のことを考えていただけたらなと思います。また、観た方にとって、一歩を踏み出すための希望になってくれたらと思うので、ぜひ劇場でご覧になっていただきたいと思います。

配給:エレファントハウス
©2021 映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

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