7月3日(土)、映画「ナポレオンと私」の公開記念舞台挨拶が行われ、武田梨奈、濱正悟、染谷俊之、頃安祐良監督が出席した。

本作は、全世界でシリーズ累計会員数3000万人を突破し国内外で多くの女性が熱中している大人気恋愛ゲームアプリ「イケメンシリーズ」のスタッフが製作した、初のオリジナルストーリーによる実写映画。

人生の迷子になってしまった主人公の春子に武田が扮し、ゲームの世界から現れた英雄・ナポレオンを濱が演じている。

本作のナポレオン役をオーディションで射止めた濱だが、「端正な顔立ちとイケボ」が決め手となったそう。司会から「それを聞いてどう思われますか?」と聞かれると、染谷も「興味あるね!」とワクワクした表情を見せる。

「うれしかったです」とひと言で済ませようとしたものの、染谷に「もっと、もっと!」とあおられ、濱は「(自分は)端正な顔立ちと…イケメンボイスだな…と思いました(笑)」と自画自賛。さらに、染谷が「学生時代モテたのかい?」と質問すると、濱は「そこそこモテました(笑)」とぶっちゃけ、爆笑を誘った。

お互いの第一印象の話題では、染谷が「ナポレオン役はCGだと思っていたのに、(濱を見て)『すっごいイケメンが来た!』と思って。さすが、端正な顔立ちとイケボで選ばれた方だなと思いました(笑)」と、大興奮で熱弁。一方の濱は、「『優しそうだな』と思っていて、会ったらそのまま優しい方だなと思って」と、淡々と語り、その温度差が笑いを起こす。

また、武田は染谷がメイク中にムーミンの動画を見ていたことを暴露。「でも、映画の撮影の合間に『実際はどんな作品を見るんですか?』と聞いたら、コアな、B級のグロい映画が好きみたいで。意外な一面があるんだなと思いました」と、染谷の印象を明かした。

この話に、染谷は「ムーミンは、メイクさんが見ていたんですよ!現場でムーミン見んよ!」と抗議。しかし、武田も濱も「イメージ、ムーミンの人ですよ(笑)」と、すっかり染谷のイメージが定着してしまった様子だった。

トーク中、染谷は突然思い出したように「ちょっと監督に言っていいですか?納得いかないことがあって!」と、声を荒げる場面も。劇中にプレゼンシーンがあるが、その長ゼリフを完ぺきに覚えて撮影に臨んだという染谷。「NGもなくやってね。でも、『回想シーンだから、音声使われないですよね』って言ったら、監督は『絶対使う』って言ったんです。なのに、完成を見たらひと言も使われてない!」と、猛抗議。

この圧にひるむ様子もなく「絶対使うつもりでいたんですよ(笑)」と、笑う頃安監督。すると、今度は武田から「私は逆で、『音は使わないから、それっぽくやって』とプレゼンシーンを撮影したのですが、ガッツリ使われていて!」と、染谷とは逆の抗議が。監督の裏目采配に、キャストは爆笑。濱が「(染谷のセリフありの映像は)特典映像か何かで…」と、披露の場を提案すると、染谷が「覚えていますからね!」と目をギラつかせて頃安監督へアピール。濱も思わず「目が怖い~(笑)」と大笑いしていた。

イベント終盤には、映画の内容にかけ「人生が変わった出会い」をテーマにトークする場面も。染谷は「仕事を始めたころオーディションに落ちまくっていて。しかも、会場ですごく緊張して、何もできない自分がいた」と、当時を回顧。「そのとき、事務所の先輩が『オーディションは、もう受かっていて顔合わせのつもりで行ったら?』と言ってくれて、その通りにやったら徐々に受かるようになったんです」と、その事務所の先輩が人生を変えてくれたという。

この話を聞いた頃安監督は、「自信を持って来てくれるといいですよね」と、選考する側の意見を。染谷も「たしかに、『自分なんか…』という感じで来る人より、(肩で風を切るように歩くフリ)こうやって来たほうがいいですよね」と納得の表情を見せる。すると、頃安監督が「濱くんは、そういう感じで…(笑)」と、本作のオーディションを振り返ると、濱が「僕は、端正なフェイスとイケボとドヤ顔で受けさせてもらいました!」と、堂々と語り、この日一番の爆笑を起こしていた。

映画「ナポレオンと私」は、公開中。
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最新情報は、映画「ナポレオンと私」公式サイトまで。