毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。

12月6日(日)は、アニメ『鬼滅の刃』でメインキャラクターを演じる声優の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞が登場する後編を放送する。

前編は、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)役の花江、炭治郎の妹・禰豆子(ねづこ)役の鬼頭、2人と行動を共にする剣士・我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)役の下野、イノシシに育てられた少年・嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)役の松岡が揃い、オーディションの思い出や『鬼滅の刃』の名シーンの振り返りなどで盛り上がった。

「いろんな人たちのおかげでキャラクターが成り立っている」(下野)

後編は、現在公開中の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の話題からスタート。

下野:改めて劇場版の「鬼滅の刃」を見て、すごく思ったのは「あ、声優って作品の中の一番端っこなんだな」って。表舞台に立ってはいるけど、それこそアニメーターさんの画があって、それに対して音楽をつけてくださっている人とか。

一同:(深くうなずく)

下野:とにかくいろんな人たちのおかげで、このキャラクターたちは成り立っているんだなって。

花江:エンドロールがね、それを物語ってますよね。

鬼頭:そうですね、確かに。

下野は、エンドロールを見るときについ「自分と同じ名字の人がいないかなって」探してしまうと告白。一同は「あるある」と笑い合う。

花江:それこそ「鬼滅の刃」は、鬼頭さん(名字に)「鬼」ついてるじゃないですか。制作のスタッフさんにも「鬼」がつく人が何人かいらっしゃって。

鬼頭:います、います。いましたね。ネットに書いてあったことだと…。

鬼頭は、自身の名字に関する由来の一説を明かし、花江から「マジで『鬼滅の刃』にぴったりだね」と驚かれる。

全力を積み重ねてきたけど「そろそろ、次ヤバいな」(笑)

テレビシリーズ、劇場版とそれぞれのキャラクターに向き合ってきた4人。花江には、ある悩みが生まれてきたようで…。

花江:1話から、そのとき持てる全力を出そうと思って積み重ねてきているんですけど、「無限列車」で「そろそろ、次ヤバいな」って(笑)。

下野:ああ。

鬼頭:うふふふふ。

花江:気合とかテンションを、次、超えていけるのかっていう。

松岡:僕は、善逸の次に出てくるわけじゃないですか。で、現場の空気がわからなくて、「明日、大丈夫かな」って。でも、現場に行ったら、夏樹も下野さんも、“ガーン”とやっているから…。

と、「演技は常に全力で」「限界を超える」という話題で盛り上がる。

“緊張しい”だった鬼頭が自由に芝居ができるようになった理由

また、「全然しゃべれなかった」「人前が苦手だった」という下野の新人時代のエピソードから…。

鬼頭:私もめちゃめちゃ“緊張しい”だったんですよ。大人の人が怖くて。怒られるんじゃないかと、常に思っていて。マネージャーさんのことも正直怖かったんですよ。

下野:わかる!

鬼頭:それじゃいかんと思って、マネージャーさんと話せるようになろう、スタッフさんともしゃべれるようになろうって、周りの人との人間関係から改めていったら、何かどんどん自分を出せるようになったというか、芝居も自由にできるようになったというか。

自分を表現する、表現できるようになったエピソードが語られる中、下野がある驚きの行動に…。最後は、花江が「人は変われる!」と、カメラ目線でポーズを決める衝撃の展開となる。

声優に顔出しは必要か?声優の在り方とは…

また、「声優に顔出しは必要か?」という話題では、松岡が「“声の表現”というところに重きを置きたい。だから、正直な話、僕は…」と告白するなど、バラエティ番組、アーティスト活動、イベント出演などマルチな才能が必要とされる“声優”という職業についての在り方や苦悩を語り合う。

ほか、声優だけでは生活が成り立たなかった時代のアルバイト秘話や、今年父親となった花江のデレデレ子育てエピソードなどが飛び出す。