「キスマイってブサイクじゃない?」というネット上での陰口を発端に、Kis-My-Ft2メンバーが「誰もが認める真のカッコイイ男になってやろうじゃないか!」と一念発起して“脱ブサイク”を目指すフジテレビの『キスマイ超BUSAIKU!?』。

1月14日(木)の放送は、コント「令和のブサイクな恋」で、Yokoo Gnuが久々の登場!「超BUSAIKU!?ランキング」では、キスマイメンバーの知識と大人の対応力が試された。

歌唱力も口達者ぶりもパワーアップした横口

バンド「Yokoo Gnu」が練習しているスタジオにやって来た、彼女のマイコ(トリンドル玲奈)。人気バンド「King Gnu」のボーカル・井口理そっくりの横口くん(横尾渉)に、友人のバンドと対バンしてほしいとお願い。ギターの北山宏光とベースの千賀健永はノリ気だが、横口は「そいつら、とのでいど(どの程度)の腕なの?」と微妙な滑舌で大反対。しかも「演奏する楽曲が髭男(Official髭男dism)の『Pretender』って、プロの俺たちからするとない」と言い出す始末。

怪訝そうなマイコをよそに「だって、鬼滅の刃の作者にワンピースの画を描いてって言ってるようなもんじゃん。クリスティアーノ・ロナウドにメッシみたいにドライブしてって言ってるようなもんじゃん」と、やはり微妙な滑舌でまくし立てる横口。さらに「ふなっしーに、ねば〜る君みたいに『伸びて!もっと伸びて〜!』って言ってるようなもんじゃん」と、真顔でねば〜る君のモノマネまで披露。アーティストに対して無神経だと依頼を断り、マイコは帰ろうとする。

しかし一転「1回だけ、マイコのために受け止めてやるよ」と、対バンを受けると宣言。「練習しよう」とメンバーに声をかけ、演奏に合わせて本気で歌う横口だが…「♪グッバイ 君~」と、音もリズムも驚くほどのズレ具合。予想以上の歌声に、北山も千賀もマイコも必死に笑いを堪える。

SNSでは「もはやわざと外してるでしょw」「誰も笑い耐えれない笑笑」「横尾さんのPretenderは天然記念物指定」と、期待を裏切らない“横口くん”の歌声を楽しむコメントが多く寄せられた。

オタク発揮の宮田先生、急にチャラくなる北山先生

キスマイメンバーが恋愛の難問に挑戦する「超BUSAIKU!?ランキング」。進行役の佐野瑞樹アナウンサーから、「メンバーのポテンシャルをチェックするために、抜き打ちテストを多めにやっていく」と、今年の抱負が語られた。普段は、テーマをもとにメンバー自身でプランを立てて撮影されるが、“抜き打ちテスト方式” では、テーマを伏せたまま進められる。

ということで、新年初回は“対応力”を問う、抜き打ちテスト「突然、生徒から難問を聞かれた時の対応」。スーツ姿で先生に扮したメンバーに、女子生徒が「5Gが普及したら、どんなことが可能になるんですか?」と質問をぶつける。

専門家によると、5Gとは“第5世代通信システム”のこと。Gはジェネレーションの省略で、世代を意味している。これまでの通信速度に比べ20倍も速くなる規格で、自動運転技術の発達や遠隔手術の可能性が期待されている。

知識と、先生として余裕のある対応力が問われるこの場面、キスマイメンバーはどう答える?

二階堂高嗣は「映画のダウンロードあるじゃない。あれが6秒くらいでできると思う」と、自信がなさそうに苦笑い。続けて“G”とは何かと聞かれると、目をそらして考え込み「グローバル」と当てずっぽうな返答。しかも深掘りされたくないのか、生徒をじっと見る目線がやや怖い。次にサステナブルとエコの違いを問われると、うろたえながら「エコは分かるよね?」と特に説明はせず押し切り「サステナブルってめちゃくちゃエコじゃない」と真反対の意味を教えてしまう。

ちなみにサステナブルとエコの違いだが、どちらも地球に配慮している点は共通しており、サステナブルは暮らしを維持すること、エコは環境に配慮することを意味する。

ゲストのフワちゃんは、5Gは当然知っており関連番組にも出演していると、さすが人気YouTuberの顔を覗かせる。二階堂の対応については、知識の有無より「『分かんねぇのに聞かれちゃったぁ』って心の吹き替えが全部出てた」と0点評価。同じくゲストのホラン千秋も、分からなくても「いい質問だね」と返して、生徒に自信をつけてあげる方法もあったと残念がる。手厳しいジャッジを受けた二階堂は、メンバーを振り返り「みんなビクビクしてるね」と気持ちを代弁した。

ネット上では「落ち着いてて好きだったよ、二階堂先生♡」「たどたどしいけど頑張ってる姿、そんな二階堂高嗣さんがFor ever Love…」という声に加え「ごめん抜き打ちよりスーツ」「スーツ姿がカッコイイ!100点!」と盛り上がりを見せた。

宮田俊哉は「ダウンロードとかすごく速くなる。他にもいろいろ医療機器だったり、リモートワークとかもスムーズになったり。すごく役に立つこと」と穏やかに丁寧に答える。ただ、医療について具体的に聞かれると「胃カメラとかあるじゃない」と言うものの、その先はごまかす。続いて「SDGs」は何かと質問が飛ぶと、ひと呼吸おいて「ガンダム?」と宮田らしい返答。生徒にツッコまれると「会議じゃない?偉い人たちの。G7とか」と適当発言を放ち、じっくり考えた結果「(S)スーパー(D)デジタル(Gs)ジャイアンツ」とさらに重ねた。

SDGsの本来の意味は、持続可能な開発目標の略称。2015年に国連のサミットで決められた17個の国際目標を指す。

この対応に、ホランは「ボケてるのか、本気なのかがちょっと伝わりづらい」とダメ出し。ゲストでハーフモデルのギャビーは「ホワッとした空気感で接しやすい」と評価するが「ガンダムとか分からない」と困惑。すると宮田は「ガンダムじゃなくて、今だったら(新幹線変形ロボ)シンカリオンとか…」と応じるが、ギャビーに「あ、分からないです」と制されると、即座に「すみませんでした」と引き下がって笑いを誘った。

北山は、予想外の質問に目を丸くすると、椅子にふんぞり返って「どうなると思う?」と逆質問。しかし生徒に詰められると「通信が速くなるのもそうだけど。海外とかでも遠隔で手術ができるくらいタイムレスになる電波」と、分かりすく説明して好印象。SDGsについて聞かれると「最近CMやってるよね」と繰り返し、必死に思い出した答えは「食料とか医療とか…手取り合ってみんなで何かやろうみたいな感じ」と、ふわっとしたもの。そして「頑張ろうぜって組織だと思う」と急にチャラいまとめで、満足げな顔を見せた。

ホランは「方向性は合ってる」と前置きするが、ふんぞり返ったり逆質問をしたりという「態度が気に入らない」と厳しいブーイングで、スタジオを笑わせた。

しかし、視聴者からは「きたみつ凄い!!勉強してる〜〜!」「北山くんチャラくて恋」「北山先生これは絶対生徒をガチ恋に叩き落とす先生だわ…」「頑張ろうぜって組織意外と好きwww」と、好意的なコメントが集まった。

2021年も絶好調な藤ヶ谷先生にスタジオ一同ホレボレ

横尾渉は「データのダウンロードとかが速くなる」と、これまでのメンバーと同じ対応。しかし「まだまだ日本、普及しないからね。2024年か2026年でしょ?」「まだ一部地域。だからビックリするのよ、先生も」と、楽しげだが自然に話をすり替える。先生は5Gかと聞かれると「先生は5Gじゃない。先生、人間」と急にボケる横尾。さらに“G”の意味を問われると「それは各々考えよう」と切り返すが「首脳会談とか何とかGとか言うでしょ。何でもG使えばいいと思ってるから日本は。クラスターとかパンデミックって、いや日本語で言えって」と、さらにすり替え作戦。

サステナブルとエコの違いについては、腕を組んで宙を見上げながら「サスティナ、サスティナ…サステナ…」と頑張って考える横尾。そして「サックス、テナー、ブルブル」と、ドヤ顔を見せた。

ホランは、何も教えてくれていないが「ダサいギャグを言う先生の感じ、一周回って好きになってきちゃって」と、自身の高校時代を懐かしんで高評価。一方、フワちゃんは「『サックス、テナー、ブルブル』あんなので笑うの、くりぃむしちゅーの上田さんだけですよ」と独特のコメントで0点。

藤ヶ谷太輔は「自動運転とかを目的にしてる。あれくらい大きいものを動かせる力がある」とスマートに答える。“G”は「ジェネレーションじゃなかった?世代だった気がする」と博識ぶりを披露。

SDGsについては少し考え込むも「環境とか良くしようの活動じゃない?渋谷で若者がゴミを拾うとかって活動もSDGsだし。十何項目か入ってるのを、世界では結構始まってやってるけど、日本も最近やっていこうってオリンピックと絡めたりとか」と、スラスラ説明して頼もしい。「詳しいのは分からないな。もうちょっと詳しく勉強しないとね」と、分からない部分は素直に認める潔さも見せた。

VTRを見ていたメンバーからも「すげぇ!」の声が漏れる完璧対応で、ダントツで超カッコいい1位に輝いた藤ヶ谷。満点評価のフワちゃんは「こんなカッコいい教え方されたら、『キスって何ですか?』って言って、キスする」とコメント。北山が「フワちゃんの先生じゃなくてよかったわ」と反応すると、「北山には聞かねーよ!」とツッコんで、スタジオを笑わせた。

SNSでは「担任になってください♡♡」「知識もキングじゃん」「スマートすぎてさらに好きになった」「ガヤ先生、一瞬焦るところが素が出て可愛い」と、改めて惚れるファンが続出。

次回1月21日(木)は、コント「令和のブサイクな恋」でカップルYouTuber「鬼滅のおバカ」に、宮田扮する新キャラ登場!?&抜き打ちテスト「彼女から『私の肖像画を描いて』と言われた時」が放送される。