1月26日(火)、映画「花束みたいな恋をした」公開直前イベントが都内で行われ、主演の菅田将暉と有村架純、土井裕泰監督が登壇した。

東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦(やまね・むぎ/菅田将暉)と八谷絹(はちや・きぬ/有村架純)があっという間に恋に落ち、ともに過ごした5年間のラブストーリーを描く本作。

観客を前に、菅田は「ありがとうございます、いい日にしたいですね。この日を楽しんでいきたい」と笑顔を見せ、有村は「ほんの少しの時間ですが楽しんでいただけたら」と柔らかな表情で挨拶をした。

MCの笠井信輔から役へのアプローチを聞かれた菅田は、「日常を描いたラブストーリーは初めてに近かった」と明かし、シーンの順番に撮影されたことにより、「素直に日常を送ることができた」とコメント。

土井監督も菅田の感想を受けて、「彼らと同じ気持ちを共有できた」と語り、「いい意味でそこら辺にいるような子として撮影できた」と満足そうな表情を見せた。

恋人同士の5年間を描いた本作にちなみ、「5年間で変化したこと」について聞かれると菅田は、「風呂上がりにちゃんと髪を乾かすようになりました。家にドライヤーもなかったし、これまで乾かすという行為が必要なかったので」と常に“洗いざらし”だったと答えた。

対して有村は、「コップとかお皿とか、作家さんが作ったものだったりが増えてきました」と生活の中で好みの変化を楽しんでいると明かした。

菅田と有村が、映画「何者」で5年前に共演したことについて、お互いの印象が“変わったこと”があるかと聞かれると、「当時はほとんどしゃべったことがなかったので、よくしゃべる人なんだなと今回の発見でした」と菅田は有村についての印象の変化を語り、「好奇心が旺盛で、飛び込んでいける人」と称した。

うなずきながら聞いていた有村は菅田について、「壁がないというか、壁あるのかな?」と答えると「その時期の評判悪いもん俺、眠そうでピリピリしてたんだと思う」と菅田が当時を振り返り、「忙しかったもんね」と有村がフォローする場面も。

そしてここで映画のタイトルにちなみ「“花束”みたいな〇〇をしたい」をフリップに書いて発表。

このお題が「過去一難しかった」と菅田がこぼしながらも「打ち上げ」と発表すると土井監督も同様に「打ち上げ」と発表。菅田は、「仕事以外で人に会う機会がないので、打ち上げがないと終わった感じがしないし、すごく寂しい」と吐露すると、土井監督も共感した。

対して有村は「出会い」と発表。「ときめきみたいなものに出会い続けていたい。作品やもの、人、輝く瞬間的な何かに」と言葉を選びながら回答。「恋人と歩くと同じ道も違って見える、花束みたいな恋ってそういうことだと思う」と映画のテーマにも触れ、「恋愛は気持ちを豊かにしてくれるもの、恋愛の醍醐味を感じてもらえたら」と観客に向かって思いを伝えた。

最後に菅田は「この映画は恋愛自体の面白さ美しさを描いた作品です。過程の楽しさ面白さが恋愛だけでなく人生にもユーモアが生まれたらいいなと思います。人との出会いを一緒に楽しんでいただけたら」とイベントを締めくくった。

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映画「花束みたいな恋をした」は、1月29日(金)より全国公開。最新情報は公式サイトまで。

©2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
配給:東京テアトル、リトルモア