アニメーション映画「フラ・フラダンス」(2021年初夏公開予定)の追加キャストが解禁され、ディーン・フジオカと山田裕貴が声の出演として参加することが明らかになった。

同作は、福島県いわき市に実在するスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム「フラガール」の新入社員・夏凪日羽(なつなぎ・ひわ)と同期の仲間たち、彼女たちを取り巻く人々との絆を描く作品。主演は福原遥が務めることが発表されていた。

ディーンは先輩社員役に挑戦!

ディーン・フジオカが演じるのは、主人公たちが勤めるスパリゾートハワイアンズの憧れの先輩社員、鈴懸涼太(すずかけ・りょうた)。

声優初挑戦のディーンは、自身が福島の生まれということもあり、本作の出演にさいして「以前から声優のお仕事をやってみたいと思っていたので、本作品に参加させて頂き本当に嬉しく思います」と語り、自らを「永遠のルーキーのような気持ちでアフレコに臨みました」と振り返った。

本作をプロデュースする大島プロデューサーは、ディーンのキャスティング理由について「優しい歌声でふるさと(福島)の歌を歌われていた姿が、演じていただいた鈴懸涼太というキャラクターのまなざしの温かさや佇まいにリンクすると思った」とコメント。現場でのディーンの様子は、「ストイックに取り組まれており、物語後半の主人公・日羽との掛け合いの場面は、完成前なのにジーンときました」と、ディーンの新たな一面を期待を寄せた。

山田は水島精二監督から熱いラブコール

山田裕貴が演じるのは、おとぼけキャラだが情に厚く、日羽たちと一喜一憂を共にするマネージャー、平和人(たいら・かずと)。元々アニメ好きという山田は、総監督を務める水島精二(『鋼の錬金術師』「劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」)の大ファンだと公言。数年前に見に行った舞台で偶然水島を見かけて話しかけ、それ以来交流があるといい、「すごく嬉しくて、お話をお聞きして、すぐにマネージャーさんに『絶対、やりたい』と連絡しました」と、本作のオファーを聞いたさいの興奮を語った。水島総監督のラブコールにより平マネージャー役に決定した。

「リスペクトしあうお2人の現場での化学反応を楽しみにしていた」と言う大島プロデューサーは、現場での山田の様子を「様々な演技プランをもって収録に臨んでいただきました。平マネージャーが登場するたび、お客様が笑ってホッとできるような平マネージャーにぜひ癒されていただきたいです」と回顧。セリフをすべて覚えてアフレコに臨んだ山田の熱量に注目だ。

<ディーン・フジオカ コメント>

「以前から声優のお仕事をやってみたいと思っていたので、本作品に参加させて頂き本当に嬉しく思います。

また、この物語は自分の故郷でもある福島を舞台にしたストーリーということで、生まれ故郷とのつながりの中で改めて自分に何ができるのかを考えるきっかけをいただきました。

自分の置かれた場所で、何があっても諦めず、全力で努力し続けることの大切さを教えてくれる、そんな力を持った作品になっていると思います。この物語が一人でも多くの方に伝わることを心より願っております」

<山田裕貴 コメント>

「自分がデビューした当時からずっと大好きだった作品の監督である水島総監督の作品にお声がけいただいて、本当に嬉しくて前のめりで参加させていただきました。

振り返るのも大事だけれど、変えられる1秒先のために前に進もうよというメッセージが込められている作品だと思っているので、観ていただく方にとってもそんな風に感じてもらえると嬉しいです。

参考に見せていただいた映像が素晴らしく、完成したら自分の想像をはるかに超えてくるのは間違いないので僕自身、完成を楽しみにしています」

映画の詳細は、公式サイトまで。

「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」

フジテレビがパートナー各社(アニプレックス、イオンエンターテイメントほか)と共に取り組んでいるアニメプロジェクトの名称。東日本大震災から10年の節目となる2021年に、岩手県、宮城県、福島県をそれぞれ舞台とするアニメ作品を制作・公開することにより、“創生の息吹、自然の美しさ、文化の深さ、食の豊かさなどの地域の魅力が伝わるきっかけとなれば”との願いが込められ創立された。