堂本光一が作・構成・演出・主演を手がけるミュージカル「Endless SHOCK-Eternal-」が2月4日(木)より東京・帝国劇場で開幕。前日である2月3日(水)、報道陣向けの公開稽古と取材会が同劇場で行われた。

同作は、「Endless SHOCK」本編のストーリーから3年後が舞台。カンパニーを率いていたコウイチ(堂本)亡き後、タツヤ(KAT-TUN・上田竜也)やコシオカ(ふぉ~ゆ~・越岡裕貴)、マツザキ(ふぉ~ゆ~・松崎祐介)、リカ(梅田彩佳)、オーナー(前田美波里)らの現在、そして、コウイチ最期のステージをカンパニー全員で振り返る形で描かれる。

本編と「Eternal」の違いについて堂本は、「本編をご覧になった方はわかると思うんですが、あ、まだご覧になっていない方はぜひ映画館へ行っていただいて(笑)」と、2週間限定で劇場公開されている「Endless SHOCK」をちゃっかり宣伝。

「映画館でご覧になった後に帝国劇場へ足を運んでくださる方も多いと思うんですけど、そういった意味ではこの『Eternal』という作品がより深く皆さんに届くんじゃないかな」とコメントを。

続けて、「3年後の世界でカンパニーのみんなが何を思い、どう過ごしているのかを描いた作品となっております。もう言ってもいいと思いますが、コウイチはこの世からいなくなっちゃった存在なので、ド頭から亡くなっています。どうやって進行するんだと思うでしょうが、あの時と今を行ったり来たりしながらの『Eternal』です」と説明した。

本作では主演のほか、演出も担当している堂本は、昨年12月から今年1月にかけて上演された「DREAM BOYS」の演出も手掛けており、4ヵ月連続で帝劇公演に関わることに。

これに堂本は「恐ろしいことですね」と驚き、「ジャニーさんが数々の演出を手がけたことが記録になっているじゃないですか。でも、コロナ禍の対策をふまえたうえでの演出は、僕はジャニーさんを超えてると思っています。だって、ジャニーさんはゼロだもん(笑)」と、恩師・ジャニー喜多川さんを超えたと自信をのぞかせた。

また、今月1日に行われた本編の舞台あいさつで、コウイチのライバル役を務めている上田が堂本を「ジャニーさんの申し子」と発言したことから、「ジャニーさんを思わせる行動が他にもあれば聞かせてほしい」というリクエストが。

すると、松崎が「ジャニーさんには小さい頃からお年玉をいただていたんですけど、ある日稽古場で光一くんをふと見たら、何かゴソゴソしていたんですよ。稽古を終え、各自のテーブルへ戻ったらピン札の1万円が置いてあって、しかも裸!普通、(袋に)入れますよね。ジャニーさんもそうだった」と、ジャニーさんと堂本が同じ行動をとっていたことを告白。

堂本は「ちゃんと袋に入れたほうがいいんでしょうけど、ちゃんとするのが照れくさいんです。いつもテーブルの上に置いたり、マツ(松崎)のところだけ置かなかったり(笑)」と笑顔で話した。

公演は3月いっぱいまで行われるが、報道陣から「本編が劇場で観られるのはいつ頃になりそう?」という質問が。

堂本は「こればっかりはわからないですね。それができるよう、世界中が今、乗り越えなきゃいけない時だと思うんです。前回の緊急事態宣言の時もそうでしたけど、日本は拘束力のない中できちんと成果が出ている。そこは誇りに思うべきで、ソーシャルディスタンスと言っていますけど、気持ちは今までになく一つになるべきなんじゃないか」

そして、「自分の覚悟としては、もしかしたらもう本編はできないかもしれないという思いの中、明日幕を開けます。こういう言い方をすると誤解を招くかもしれませんが、私の年齢も年齢なので、ちょっとしんどい」と素直な心情をもらした。

最後に公演を楽しみにしているファンへ向け、真摯にメッセージを寄せた堂本だったが、突然「実は私、先ほどとあるシーンで衣装の股が裂けました。どこの場面というと、皆さんそこを放送してしまうので、言いません」と爆弾発言。

続けて、「体重の話をすると、(僕の中で)最大に重くて、今60㎏ぐらいあるんです。だから裂けたんでしょうね(笑)。『俺のEternal』が!」と満面の笑みで、「ジャニーさんに言われていたんです。何か会見があった時には『ちゃんと皆さんにお土産を残さないといけない』と。(ジャニーさんの口調で)『YOU、そのお土産じゃないんだよ!』。スミマセン、これぐらいにしておきましょう」とリップサービスでしっかりと“お土産”を残してくれた。

最新情報は、「Endless SHOCK-Eternal-」公式サイトまで