ジェンダーレスモデル 井手上漠にとって「美容男子」とは？自宅では意外と…私生活を告白！「美容は“クレンジング”から、人の第一印象は“眉”から」

「かわいすぎるジュノンボーイ」として注目を集め、テレビ、雑誌など数多くのメディアで活躍するモデル・タレントの井手上漠さん(22)が、2025年2月26日に自身初の美容本『自信がつく美容、美容でつく自信』を発売。

性別の垣根を越えて「美」を追求する井手上さんが、美しさの秘密を語るこの一冊。
タレント・モデル業に力を入れながらも専門学校に通い、2023年にはパリコレでもメイクが可能なレベルという「ハリウッド国際メイクアップアーティスト検定1級」の資格を取得した井手上さんに「めざましmedia」はインタビュー。昨今、当たり前になりつつある男性の美容やメイク、さらに意外な私生活についても明かしてくれました！

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――今回、なぜ美容本を出そうと思ったのか、そのきっかけを教えてください。

小学4年生から美容が好きで、その頃から美容本を出したいなと思っていました。

芸能界に入った時に美容の道を諦めたんですけど、高校を卒業するタイミングでやっぱり将来的に美容に関するお仕事はしたいと思ったので、独学ではなくきちんと専門学校に通って基礎から学び、資格を取って自信を持って発信できるようになったのでこのタイミングで出そうと思いました。

題名にある通り「自信がつく美容、美容でつく自信」ということで、自信は今の私を作ってくれたし、その自信を作ってくれた原点が美容でした。“自信”のつけ方はいろんな種類があるけれど、その中で私は美容という方法だったというところから、みなさんへ提案したいことを今回の美容本に詰め込みました。

――“初となる美容本”は、どのような内容になっていますか？

メイクアップやスキンケアだったり、それこそ私は性別がないので、ジャンルを幅広く提案したいと思い、メンズメイクだったりとか、内面のマインド的なインナーケアも含め、美容で叶えられることは全般、幅広く掲載させていただきました。

内容は全部こだわっていますが、本の中に載せた写真が結構面白いかなと思います。
全員私の顔なんだけど、男性顔だったり女性顔だったり、全然別人に見えるあたりはすごく楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

――“メイク男子”や“美容男子”という言葉もよく聞くようになり、そういった人たちも結構増えてきていますが、井手上さんはこの現象をどのように見ていますか？

当たり前だと思っています。分かりやすく考えると、筋肉を鍛えるとメンズは女性から魅力的に見られるというふうに思いますよね？美容もその選択の一つなんだと思います。

 

（美容男子が増えてきたのは）時代が変わりつつあるっていうのもそうですし、SNS社会になって、そういう人たちの発信する場が自由に設けられた世の中になったからだと思います。

メンズがメイクとかあり得ない！と言われていた時代の中で、マイノリティーとされていた子たちがSNSとかで表現できて注目されると、「自分もいいんだ」って思った人たちが増えて、自分もやってみたりして、またそういう人たちが増えて…っていう風になってきたからじゃないかなと思います。

――テレビなどで美容男子などが特集されたりすると見ますか？

見ないかも。その人たちが特別だと思っていないから。

私は小4から美容が好きだったので、別に美容男子が新しいとか特別という感覚がないんです。逆に美容にジェンダーは関係ないと思っていたので、あまり美容男子に注目したことがないですね。

――美容を始めたくても何から始めたらいいかわからないという男性もいるかと思いますが、何から始めるのがいいのでしょうか？

最初はクレンジング！
騙されたと思ってクレンジングをやってみてほしくて、クレンジングはめちゃくちゃ肌質変えてくれるんですけど、自分の肌に合ったものじゃないと逆に大荒れするんです。

なので、今回この書籍でも書かせていただいていますけど、自分は皮脂が出やすいかとか、パリっと割れやすく乾燥しやすい肌なのかというのは長く生きていれば生きているほど、きっと分かると思います。

それによってどういうクレンジングがあるのかを自分の中で選択していただいて、クレンジングを朝と夜に続けてみる。これだけでも全然毛穴の開きが変わりますし、今まで溜まっていた角質が取れて肌に光が出てきたりとか、水分感のある肌だなっていうのが見た目で分かったり、結構変わってくると思います。

 

肌以外の部分でいうと眉です。
人の第一印象は眉毛なので、私は会う人や、一緒に出かける人によって眉毛を変えます。色も薄めたり、間引いたりもするし、濃淡をつけることもするし、眉毛ひとつとってもいろんなことができるんですけど、それによって顔の印象が8割決まります。

あと、前髪がある子って眉毛は関係ないと思っているんですけど、意外とチラっと見えた2秒の眉毛とかってめっちゃ印象に残るんですよ。だから前髪があっても、眉毛をどう見せるかというのはこだわった方がいいです。

――それは整えるところから始めるということですか？眉を描くって、ハードルが高いと思う男子も多そうですが…

そうですね。けど、私は個人的に整えてない眉毛も好きです。
自然な眉毛も実は好きで、だからこっちがいいよとは言えないんだけど、ヘルシーで自然体を取るか、清潔感でキレイを取るのかで整えるか整えないかも違うと思うから、自分のなりたい人物像で選択していけばいいのかなと思います。

 

私、大人になってから、真顔だと怒っているように見えるって言われちゃうようになって。
その原因は、眉毛を変えたからなんです。今までは、あまりつっていない眉毛で、ふわっとしていて、毛も抜いていたし、脱色もした優しい眉毛が好きだったんですけど、大人になるにつれてエキゾチックな眉が好きというか。
それこそ、メンズっぽいイメージのメイクをすればするほど怒っていると勘違いされやすいので、口角を上げるメイクをしました。
口角をペンシルで描いて2ミリだけ上に上げるんです。そうすると口が笑っているように見えるので眉毛がつっていて、太くてしっかりしていても結構柔らかい印象になります。