タワシでピカピカ!時短大掃除のコツを家事のプロが伝授
今年の汚れは今年のうちに!年末で忙しい中での大掃除は時短でシンプルにすませたい方に向けて、“タワシ”を使用した大掃除のコツを紹介する。
明治時代に誕生し(※所説あり)、現在まですたれることなく存在するタワシは、シュロやパーム(ヤシ)の天然素材を原料に、その繊維が細かいスキマに入り込み、力加減を生かした掃除が可能な万能選手。
また、スポンジやブラシと比べて泡切れ・水切れが良いので、マンションなどの集合住宅においても少ない水分で掃除ができるという利点も。
フジテレビュー!!では、“家事のプロ”である、家事代行サービス会社「CaSy」のカリスマお掃除キャストに、タワシでキッチン・網戸・窓・風呂場・玄関をピカピカにするコツを教えてもらった。
※掃除をする場所によってタワシは使い分けています。
※タワシの種類や掃除をする場所の材質によっては傷つきを防ぐため、掃除前の試し磨きをおすすめします。
①まずはキッチンの油汚れ「五徳と受け皿」
掃除は汚れがひどい場所から始めると効率的。まずは油汚れや焦げ付き等の落ちにくい汚れが付着している、五徳と受け皿から。軽い汚れなら水だけでこする程度で落ちるが、落ちない場合はタワシに液体クレンザーを1滴つけてこする。
それでも落ちないガンコな汚れの場合は、ビニール袋を二重にした中に汚れのひどい五徳と受け皿を入れ、沸騰直前のお湯(約80°)を注ぎ、重曹を入れる。お湯1リットルに対して大さじ3杯くらいが目安。お湯は重曹を加えると40°で強アルカリ化して汚れを浮かせるが、80°程度の温度にすることで、熱の作用も加わり短時間で汚れが落とせるとのこと。
※クレンザーの使用は素材によっては傷になる可能性があるので、使用する用法用量に従って使用してください。(CaSyの家事代行では、万が一の破損防止のためクレンザーは使用していません)
そして、ビニール袋の根元をねじり、中の空気を抜いて1時間ほど放置しておく。五徳、受け皿以外にもビニール袋に入る大きさなら、レンジフードや換気扇のパーツもこの方法で簡単に汚れが落とせる。
※強アルカリを扱う場合は手荒れ防止のため、ビニール手袋をつけての作業を推奨
②「網戸・窓・ベランダの手すり」
網戸、窓、ベランダの掃除は、「晴れて乾燥した空気の日がおすすめ」と松浦さん。網戸は水を使用するのではなく、乾いたタワシで上から下になでるだけ!タワシの繊維が網目に入り込み、ザルを洗うように一面からだけで汚れが簡単に掻き出されてくる。
続いて、窓の汚れはバケツ等の容器に水を入れ、数滴の台所用洗剤(中性洗剤)を垂らした溶液にタワシをつけて、上からやさしくこすっていく。タワシは天然繊維なので窓を傷つけないうえに、少ない水分できれいになるので、室内側のガラスも床が水浸しになる心配をせずにピカピカに。(※床が傷つきやすい素材で気になる場合は、あらかじめティッシュ等を敷いておく)
仕上げは繊維が残らないファイバークロス(100円均一でも販売)でサッと拭き上げればピカピカに!窓枠もタワシの繊維が細かいスキマにも入ることを生かしてこすっていき、拭き上げる。ベランダの床や手すりも少ない水分で磨き上げが可能だ。
③風呂場「鏡・浴槽・シャワーヘッド」
風呂場の難敵は鏡のカルキ汚れ。まずは風呂場用洗剤(泡タイプがおすすめ)を吹き付けながら汚れが浮きやすいようにティッシュを貼って“パック”していく。(※ティッシュはラップでも代用可能)
鏡のパックをしている間に、風呂場用洗剤で浴槽中をタワシでこすっていく。浴槽や傷つきやすい素材の場所は特にやさしく。シャワーヘッドや床の目地等の細かいスキマもタワシなら繊維が入り込んで力んでゴシゴシしなくてもきれいにしてくれる。
鏡のパックを外したら、タワシで軽くこすっていく。そして風呂場全体を水で流して完了。「鏡に付着したカルキ汚れは、時間が経ったものはプロの手によっても落としにくいので、マメに“鏡パック”をするのがおすすめ」と松浦さんからのアドバイス。
④再びキッチンへ「五徳・受け皿・水回り」の磨き上げ
重曹とお湯に漬けておいた五徳と受け皿を取り出して、浮き出た汚れをタワシで軽くこすると驚くほどピカピカに!袋に残った重曹水はそのまま流しに捨てても良いが、松浦さんは「色移りしてしまった鍋等に移してしばらく置いておくと、ピカピカになる」と、“ついで”の再利用もよく行っているという。
続いて、タワシに台所用洗剤を数滴垂らしてキッチンの水回りを一気にこすっていく。あらゆるスキマの汚れを軽くこするだけで掻き出して、一気にきれいにしていく。泡をスポンジ等で流して、水分を軽く拭き上げて完了!
⑤最後は玄関「たたき・ドア」
玄関のたたきもタワシなら少ない水分で掃除が可能。窓とベランダで使用したバケツに入れた溶液を使用してたたきを軽くこすっていく。ドアの枠も窓枠と同様にタワシの繊維をスキマに入れ込むようにして上から下へこすっていき、拭き上げる。
1人暮らし用のワンルームで、以上の作業を2時間弱で完了。場所ごとに掃除用具を揃えずとも、タワシを常備しておけば省スペースにもなる。タワシで家中ピカピカにして、気持ちよく新年を迎えてはいかがだろうか。
取材協力:(株)CaSy
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