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藤原竜也“るろ剣”監修直伝アクションも!「“やりすぎなんじゃないか”と思うほどド派手でおもしろい。でも…」

1月12日(火)スタート! 毎週火曜21時~『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』(第1話は15分拡大)

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1月12日(火)からスタートする藤原竜也主演の『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』。

学校内に警察が試験的に導入されるという設定のもと、公立赤嶺中学校にスクールポリスとして配属された嶋田隆平(藤原)が、校内外で起こるさまざまな問題に立ち向かう学園エンターテインメント。

一見、どこにでもある中学校を舞台に巻き起こる、SNSをめぐるトラブル、生徒の薬物使用、盗撮、セクハラなど、現在社会の縮図のような問題があぶりだされていく。

藤原が演じる嶋田は、警視庁捜査一課の敏腕刑事。スクールポリスに志願し、教師でも生徒でも法に触れれば容赦なく逮捕する冷酷な面と、命の危険から子供たちを守る頼もしい一面を持つ、一筋縄ではいかない男だ。

そこには、嶋田の“秘められた過去”があり…。

ドラマは、すでに収録済み。「キャラクターにギャップがある嶋田は、演じていておもしろかった」という藤原に、作品の魅力、役柄への思いなどについて聞いた。

<藤原竜也 インタビュー>

藤原竜也“るろ剣”監修直伝アクションも!「“やりすぎなんじゃないか”と思うほどド派手でおもしろい。でも…」_bodies

“スクールポリス”があってもいいんじゃないかという時代になってきている

──コロナ禍での撮影を終えて、どのようなお気持ちですか?

本来は、もっと早い時期に撮影をする予定だったのですが、7月初旬から撮影に入りました。みんなが危機意識を持って、目に見えないものと闘いながらの撮影は、大変だなと思いました。

国内だけなく全世界で感染者が増えていく中、生徒役の子たちもいて大所帯の中、まずは、1人の感染者も出すことなく撮影を終えることができ、無事に撮り終えることができて本当によかったなと思います。

──作品についてはどう思われましたか?

本作のオファーをいただくまで、“スクールポリス”というシステムはもちろん、名前すら聞いたことがありませんでした。この作品に携わることになって、いろいろと学び、非常に興味深い内容だと知りました。

アメリカや韓国など採用している国もあると聞きましたが、日本ではまだなじみがないシステムですよね。

嶋田のセリフに、「本来、学校というものは警察がいてはいけない場所なのかもしれない」というものがあるのですが、そんな制度があってもいいんじゃないかと思うような時代になってきている気がします。

藤原竜也“るろ剣”監修直伝アクションも!「“やりすぎなんじゃないか”と思うほどド派手でおもしろい。でも…」_bodies

──ドラマで扱う問題は、シビアで解決するのが難しいものですね。

あぶり出される問題は、今の時代を反映しているものばかり。僕もかつては、イジメを扱った作品をやらせてもらったこともありますけど、今の時代はこの作品で扱っているような心が痛む案件がとても増えていますよね。

僕も子供が生まれて、考えさせられる部分が多くなってきました。ニュースを見ても、「なんでこんなことが起きているのだろう」と疑問に思うだけにとどまっていたけれど、改めて深く考えるきっかけになりました。

嶋田は、演じていて爽快感がある役柄

──嶋田隆平という人物像をどうとらえていますか?

正義感が強く、警察官という立場でありながらも、時に暴力的に自己主張をしていく嶋田は、芯を曲げずに突き進む男。演じていて、爽快感がありました。一方で、子供たちの思いを汲んだり、親に対して、当たり前だけど気づいていなかったことをストレートに言ってのけたりするキャラクターは、ギャップがあって非常におもしろいと思いました。

藤原竜也“るろ剣”監修直伝アクションも!「“やりすぎなんじゃないか”と思うほどド派手でおもしろい。でも…」_bodies

──アクションも相当ハードだったようですね。

映画「るろうに剣心」のアクション監修された方のいるチームが集結して、監督こだわりのアクションに挑戦しました。“ちょっとやりすぎなんじゃないかな”と思うほど、おもしろいアクションを考えてくださいました。

アクションチームは、暴れに暴れてすごく楽しそうでしたが、こちらにとっては大変で…(笑)。学園エンターテインメントですが、かなり派手なアクションをしているので、見応えがあると思います。

18年ぶりの共演、真木よう子と会話がもたなかった話のネタとは?

──国語教師の浅村涼子を演じる真木よう子さんとは、映画「バトル・ロワイアルⅡ」(2003年公開)以来、18年ぶりの共演です。

ちょうどコロナで自粛中に、たまたま映画「バトル・ロワイアル」を見たんです。現場中にその話を振ったんですけど、彼女も「私も見ました」と言って、それっきり会話がもたなかった(笑)。当時は、お互いに20歳そこそこだったので、ちょっと恥ずかしさもあったのでしょうね。

彼女は、すごく真剣に台本を読み込んできてくれて、演出部に「ここはこうやりたい」と意見を言ったり、監督に言われたことを自分なりにかみ砕いて取り組んでいる姿を見ると、「ああ、大人な女性だな」と思いました。

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──役柄としては、嶋田と浅村はどういう関係になるのですか?

2人は、わりと衝突するんです。僕がかき混ぜるだけかき混ぜて、よう子ちゃんにうまく収めてもらうっていうシーンもたくさんありました。現場でも2人でいるシーンが多くて、いろいろな話をさせてもらいましたが、彼女の落ち着いた存在感が僕の演じる嶋田を支えてくれた部分は大きかったと思います。

──生徒役の若い俳優さんたちとの共演はいかがでしたか?

子供って、自由だし、うるさいけど(笑)、すごい熱量があるので、子供たちに救われた部分もありました。それに、とっても楽しそうにやっていましたよ。

僕たちも若い時に学園ドラマをやらせてもらいましたけど、そういう時の楽しさって、先生役の俳優さんに、遊びや食事に連れて行ってもらったり、おいしい差し入れをもらったり、そういうことを経験として覚えているけど、今回コロナの影響で、子供たちとのコミュニケーションも含めて、そういうことが困難な状態でした。だから、今の子供たちはかわいそうだなと思いましたね。

俳優としては、尾崎香澄役の鈴木莉央ちゃんなど、小さい頃からこの仕事をやっている子たちがいるから、僕は何も言うことはなかったです。ストレートにぶつかってきてくれて、ちゃんと芝居を成立させる力は、年齢関係なくあるんだと思わせてくれました。

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──最後にメッセージをお願いします。

今この時代に見ていただいて、明日もがんばろうと思っていただけたらうれしいです。学園エンターテインメントではありますが、「がんばらなくていいんだ」とか、悩んでいる子供たちの背中を押してあげたり、救いになる作品になればいいなと思っています。

この後は、おまけの動画インタビュー。「もしも、10代の自分にアドバイスできるとしたら?」。答えは、動画で!

撮影:今井裕治

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