7月31日(土)、映画「都会のトム&ソーヤ」の公開記念舞台挨拶がおこなわれ、城桧吏、酒井大地、豊嶋花、渡邉心結、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、森崎ウィン、市原隼人、原作者のはやみねかおる、河合勇人監督が登壇した。
連載18年の大人気小説「都会(まち)のトム&ソーヤ」シリーズを、この度実写映画化。自称平凡、だが、類い稀なサバイバル能力を持つ内藤内人(城桧吏)と、果てしない夢を抱く大企業の御曹司・竜王創也(酒井大地)による凸凹中学生コンビが“最強のゲームクリエイター”を目指して、都会を舞台に冒険に繰り出す。友情を育み、発見を重ねながら未知なる世界を駆け抜ける。
トークセッションで、「印象に残っている市原との共演シーン」について問われると、城は「創也の顔をグッと掴むシーン」を紹介。「動きだけでなく存在感もすごくて、勉強になりました。僕も市原さんのような演技ができるように頑張りたいです」とコメントすると、市原は「恐縮です」と答えた。
続けて「何でも好きにやっていいんだ、現場は。ものが言えない現場なんてダメなんだ。お客さんを楽しませるためには、僕らが楽しまなきゃいけないんです。顎(あご)を持つのは、台本にないんですけど、そういうのやった方が楽しいじゃないですか。そういうハプニングが作品だと思うので、たくさんやってください」と先輩としてアドバイスを送った。
顎を掴まれた酒井は「カメラテストがあって、昼食を挟んで本番だったんですけど。緊張がすごすぎて、お弁当が一口も食べられなくて…。現場近くにあったコンビニに歯磨きを買いに行って」と明かすと、玉井は「焼肉弁当だったのにね(笑)。歯をみがいたあとにちゃんとタブレットも食べてました」と証言。すると、城も「うがいもしててね」と乗っかった。
実際の撮影については「市原さんから『ちゃんと目を見て』というアドバイスをいただいたおかげで、緊迫したシーンになりました」と語った。そんな酒井と城について、市原は「本当に僕は子どもが好きなんです。可能性しかない皆さんと共演できて、本当にうれしかったです。『あの日に戻りたいな』と思えるような日をたくさん作ってください」と笑顔。
続けて「まだまだ言える立場じゃないんですけど、達成感って、はかないんですよね。何が正解かわからないし、いろいろな作品でいろいろなものを得て、『映画とかドラマとか舞台って何のためにあるんだろう』といった意義を自分たちで見出さなきゃいけないんです。映画なんてなくても生活できちゃうんだから。だから、いろいろな人たちに観ていただける作品にしなきゃいけない。その情熱を持たなきゃいけないので、そのために皆さん、個性を大事にしながら育んでください。一生応援してますから、頑張ってください」と熱く激励した。
映画「都会のトム&ソーヤ」は、全国にて公開中。
©マチトム製作委員会
配給:イオンエンターテイメント
最新情報は、映画「都会のトム&ソーヤ」の公式サイトまで。