8月21日(土)、映画「子供はわかってあげない」公開記念舞台あいさつに、上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大、沖田修一監督が登壇した。
本作は、数々の漫画賞を受賞した田島列島による長編デビュー作を原作とした、元気でマイペースなヒロイン・朔田美波が、ある運命(!?)の出会いをきっかけに、ちょっぴり風変わりなひと夏の冒険を繰り広げるハートフルストーリー。
主人公の美波を上白石が演じ、不器用だけどやさしい美波の同級生「もじくん」こと門司昭平役を、ドラマ『ドラゴン桜』(TBS)で注目を集めた細田佳央太が演じているほか、千葉雄大、豊川悦司、斉藤由貴ら実力派が脇を固めている。
作品のタイトルちなみ、司会者から「わかってはいるんだけど、やめられないこと」を聞かせてほしいというリクエストが。
千葉は「こういう質問が久々で“大喜利心”がワクワクする」とうれしそうな表情で、「悪いことではないと思うのですが」と前置きし、「僕は今32歳なのですが、年齢を重ねるとぬいぐるみと距離ができてくる。現在の自宅に引っ越してきたときに、大人の部屋を目指そうと思い、ぬいぐるみとサヨナラしたんですけど、寂しくなってしまって、気づいたらベッドの上がぬいぐるみだらけになっていた」と照れくさそうに説明。
そして、「こういうことを言うと『千葉くん、可愛いこぶってる』とか『あざとかわいい』みたいに言われるんですけど、それだけは“わかってあげない”っていうくらいにぬいぐるみがあると落ち着く」と明かした。
ちなみに、ベッドに並んでいるのは、ポケモンのキャラクターやポムポムプリンなのだそう。
細田は「いろいろな商品で『99.9%』と謳っているものがあるじゃないですか。100%っていうと責任が生まれるから100にしたくないのは理解できるんです。ただ、99%の自身はもてるのに、残りの1%の自信がもてないのは何だろうなって思っちゃいます」と独特の疑問を告白。
そこへ、千葉が「もし、『99.9%(を謳っている商品の)のCMがきたら?』と問いかけると、「全力で『99.9%』って言います」と満面の笑みで答えた。
上白石は「わかってはいてもやめられないのがガチャガチャ。地面にカバンをおいてしゃがんで回し続けるのですが、『絶対にこれを出したい』と、気がついたらすごいお金を使っていて、大変なことになっています」と回答。
また、コレクションしているものとして「ミニチュアが好きで、ご当地のレアなアイスクリームがお気に入り」とうれしそうに話した。
そこへ再び千葉が、「集めたものはどうしているの?」と問いかけると「鍵にいっぱいつけています」と説明。
千葉が「昔のギャルみたい」と表現すると、上白石は「ギャルになりたくて」と、キュートに笑った。
また、この日は本作の原作者である田島列島氏からサプライズで、絵日記ふうのイラストと手紙が到着。
上白石は「本当にうれしいです。この作品の生みの親である田島さんにこんなことを言っていただいて、素敵な絵まで描いてくださって、すぐにでもお会いしたい」と感激していた。
最後に千葉は、「やっと僕たちの夏を皆さんにお届けできることがうれしい。この作品の世界観にひたって、夏の思い出にしてください」。
細田は「偉そうなお願いみたいになってしまうのですが、『この人とこの人の関係が好きだった』という感想を、別の人に投げてほしい。そこには、作品以上に素敵なつながりが生まれると思いますし、それは観終わった方々だけの特権なので」。
上白石は「昨日は興奮してしまって、原作と台本をウルウルしながら読み返していました。この日をこんなにも心待ちにしていたんだなっていう気持ちと、この作品が自分の心をこんなにも占めていたのだと改めて感じました。たいせつな人とこの作品を観て、テーマでもある“教え合うこと”で、皆さんにいい循環ができたら」と呼びかけていた。
©2020「子供はわかってあげない」製作委員会
©田島列島/講談社
配給:日活
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