【動画あり】高杉真宙 柄本明&藤原竜也との共演は“手に余る”思いでいっぱい
12月19日(土)~2021年1月9日(土)東京藝術劇場プレイハウス他、全国ツアー公演 Sky presents 舞台「てにあまる」
Sky presents 舞台「てにあまる」に出演する高杉真宙。柄本明が演出を手がけ、自らも出演。さらに、演劇界を牽引する存在として君臨し続ける藤原竜也が共演と、このうえないぜいたくな環境に身をおくことになった高杉に、出演にあたっての意気込みを尋ねた。
――本作への出演が決まった時の心境から聞かせてください。
まず4人芝居だということをお聞きして、さらに、共演の皆さんのお名前を伺った途端、背筋が伸びたというか…。演じる前から緊張でいっぱいになりました。柄本さんと藤原さんとご一緒できることだけで感動ですね。
演劇人のひとりとして、24歳という早い段階でお二人とお芝居ができることに身の引き締まる思いですが、自分にできることを探していく作業が今から楽しみです。
――柄本明さんが出演だけでなく、演出を担当されることも大きな話題です。
柄本さんとは今年の初めにドラマでご一緒したんですけど共演シーンは一瞬で、もっとガッツリ絡みたかったという思いを残していたので、今回のお話が決まった時は本当に驚きました。そして、共演だけでなく、演出もつけていただけますし、2020年の最後にこういった作品をやらせていただけることがとても幸せです。
――舞台出演は2019年の「カリギュラ」以来になりますね。
「1年に1本、舞台をやりたい」という願いが叶っている状態で、また舞台に立てることがうれしいです。約1年ぶりの舞台ですが、自分では久しぶりということをあまり感じていなくて、「カリギュラ」から気持ちが途切れることなく、お芝居できている状況がありがたいです。
――稽古中や公演中のモットーにしていることはありますか?
稽古において、1日に一つは自分の役の核を見つけようということでしょうか。稽古場ではお芝居以外のことをあまり考えないようにしているんですけど、役のことを自分一人で考えてもそれは自分だけの考えであって、それ以上がないんですよ。でも、他の人とお芝居をして気づくことってたくさんあるので、それだけはいつも見つけて帰ろうと思っています。
大人の役を演じられる年齢になったことが感慨深いです
――今回は柄本さん、藤原さんという大先輩に加え、佐久間由衣さんを含めた4人だけのお芝居です。
先ほど、柄本さんとご一緒したばかりとお話しましたが、そのドラマで、柄本さんがただ廊下を歩いているだけのシーンがあって、そのお芝居に驚いたんですよ。目には見えない大きな何かに包み込まれるような感覚、っていうのかな。とても感動したことを覚えています。
藤原さんは昔からテレビや映画で拝見してきた憧れの方なので、共演するという実感は正直まだありません。
佐久間さんとは初共演なんですけど、4人しかいないキャストの中で一番年齢が近いということもあって、少しリラックスして話ができたらいいなと思います。
――高杉さんが演じるのは、藤原さん扮する“男”の部下という役どころです。今回の設定を聞いて、どんなことを感じましたか?
舞台ってある意味、偽れない場だと思うんです。映像だとその画角に映り込んでいる部分がすべてですが、舞台の場合はどんな端にいても誰かしら見ているかもしれないので、指先まで神経を研ぎ澄まさなければいけない。
そのような場に、大人の役として演技ができる年齢になったんだということがとても感慨深く、さらに、藤原さんの部下で、藤原さんに畏(おそ)れを抱きながら尊敬もしていて…という役どころなので、また新たな自分を発見できるんじゃないかという期待もあります。
――柄本さん&藤原さんという大先輩のお二人に「これだけは勝てる!」と自信をもっていることはありますか?「若さ」以外でお願いします。
その逃げはなしっていうことですね(笑)。うーん…喰らいつく力、ですかね。どんな現場でも自信をもたずに入ろうと考えている人間なので、今回も自信はないんですが、その作品に対して、何があろうが喰らいついていこうという気持ちだけは常に持っています。
――4人芝居で濃厚な時間を過ごすことになると思いますが、皆さんでやってみたいことがあれば教えてください。
そうですねぇ、もし、新型コロナウイルスの感染がおさまっていたら、キャストが少ない分、食事ぐらいは行ける可能性がありますもんね。いや、やっぱり…緊張するなぁ(苦笑)。
――もしかしたら、藤原さんから「セッティングしておくように」と依頼されるかもしれませんよ。
もし、行くとなったら僕が率先して、お店などを調べたいと思います。
――公演は年末年始をまたぎますので、忘年会などの幹事を仰せつかる可能性もあるのではないでしょうか。
幹事ですか!?となると、僕にとって記念すべき初幹事となるので、皆さんの好物やご意見をうかがって、全力でやらせていただきます。
その場で繰り広げられる、生のお芝居の面白さを体感してほしい
――それでは、作品のタイトル『てにあまる』にちなんで、現在、手に余っていることはありますか?
これですよ!この舞台。これしかありません。この使い方で合ってますか?でも、仕事ってそういうものじゃないですかね。一つ一つ成長していく過程ってこういうタイミングだと思うんです。自分の容量の中で、手からはみ出たものを必死になりながら持つことができた瞬間、経験値となって成長できてると思うんですよ。
だから、こういう緊張の中でこれからもお仕事していきたいですね。そういう意味で今回、自分の中ではもっと大きな手にならなきゃと気合が入っています。
――今はこの作品のことしか考えられないかもしれませんね。では、高杉さんのプライベートな時間を充実させている、おススメの漫画があれば教えてください。
最近、激推ししているのが「ヤングジャンプ」で連載されている「シャドーハウス」という漫画です。漫画って、登場人物の表情がとても需要だと思うんですが、「シャドーハウス」に出てくるのは顔が黒く塗りつぶされた一族「シャドー」と、その一族に仕える「生き人形」と呼ばれる人形たち。表情がないのにシャドーの感情が読み取れますし、黒く塗りつぶされているからこそ、そこに隠された伏線がとても面白くて、最近の中でヒットでした。
僕は本当に面白い漫画と出合った時、読んでる途中でテンションが上がっちゃって「ウォーッ!」って立ち上がるんですけど、それが何度かあった作品です。
――では、最後に、公演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
自粛期間に入るまであまり時間がなく、ドラマや映画をほとんど見ていなかったんですけど、時間ができたことで一気見したんです。そのことで僕自身、エンタメに触れる楽しさを思い出しました。
観劇してくださる皆さんには、その場で繰り広げられるお芝居の面白さを感じてほしいという思いです。たった4人だけの作品にかなり緊張しているんですが、どんなふうに物語が展開し、どんなふうに感情や視線が揺れ動いていくのか、そんなところに注目していただきたいです。
僕にとっても成長や変化につながる大きな作品になると確信していますので、ぜひ劇場にお越しください。お待ちしています。
【インタビューの様子を動画でも紹介】
Sky presents 舞台『てにあまる』
【東京公演】2020年12月19日(土)~2021年1月9日(土)
東京芸術劇場プレイハウス
【鳥栖公演】2021年1月16日・17日
鳥栖市民文化会館大ホール
【大阪公演】2021年1月19日~24日
新歌舞伎座
【愛知公演】2021年1月26日・27日
刈谷市総合文化センター大ホール
【三島公演】2021年1月30日・31日
三島市民文化会館・大ホール
脚本:松井周 演出:柄本明
出演:藤原竜也、高杉真宙、佐久間由衣、柄本 明
公式サイト https://horipro-stage.jp/stage/teniamaru2020/
公式Twitter @teniamaru #てにあまる
撮影:河井彩美
潮風が薬味に!桜島フェリーで食べる「やぶ金うどん」を松岡修造が堪能するも「もう到着しちゃった!」短い船旅に大笑い
2024年12月22日 |
17:30
なにわ男子・道枝駿佑が京都の紅葉2大スポットを3つの視点から徹底調査!京グルメ×足湯さらに夜はライトアップを満喫
2024年12月22日 |
16:00
ダッフィーたちのかわいいグッズ新登場!ディズニーシー新イベントでぬいぐるみコスチュームやスペシャルメニューが盛りだくさん
2024年12月19日 |
19:38
【大盛況】広がりを見せる「シニア向け食堂」 91歳女性も通う“おなかもこころも満たされる”理由とは?
2024年12月18日 |
17:09
【奇祭】「ばかやろう!」天狗に“悪口”で御利益願う「悪態まつり」に密着 のどかな茨城の町に飛び交う罵詈雑言の嵐
2024年12月16日 |
16:09
これだけで1日の野菜摂取量の半分!簡単にできる「野菜たっぷりお好み焼き」に松岡修造が「鮮やか!」と太鼓判
2024年12月15日 |
17:30