10月9日(金)、上野の森美術館にて「KING & QUEEN展~名画で読み解く 英国王室物語~」(10日(土)~2021年1月11日まで開催)トークイベントが行われ、サポーターに就任したデヴィ夫人が登壇した。
11世紀から今もなお世界中の注目を集め続け、話題に事欠かない英国王室。今回は、肖像専門美術館ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーより、テューダー朝から現在のウィンザー朝まで、5つの王朝の貴重な肖像画・肖像写真など、およそ90点が来日したのだ。
司会の佐々木恭子フジテレビアナウンサーから、展覧の印象を聞かれたデヴィ夫人は「特にエリザベス女王が描かれた作品は、繊細さと美しさ、威厳を感じました。女性としては、衣装や宝石などにも注目しました。あの特徴的な襟は“エリザベス”と呼ばれていて、ワンちゃんの首につけるあの襟の名前の元になったんですよね」とコメントした。
「画家になりたかった」が…あきらめた理由
幼いころから絵を描くことが好きだったというデヴィ夫人。
「周りから“天才だ”“天才だ”と言われていて画家になるつもりだったが、女性の先生が男性の名前で絵を出していたんです。女流画家の絵は値がつかなかったから」と振り返り「画家になっても母と弟を養えない」と画家の道はあきらめたと語った。
ダイアナ妃、エリザベス女王の印象そして…“ボーイフレンド”の存在も
英国王室の中で「実際にお会いになった人は?」と聞かれると「もちろん」と笑顔で語り始めたデヴィ夫人。
「私が一番印象に残っているのはダイアナ妃。ニューヨークでお会いしたのですが、彼女の背の高さにびっくり。ブルーアイズ、とてもチャーミングなお方で。エリザベス女王とはアスコットという競馬の祭典でお目にかかったことがあります」と振り返った。
さすがデヴィ夫人、と思われるエピソードを披露したところで突然「私、エリザベス女王のいとこのパトリック・リッチフィールド伯爵とちょっと交際していたことがありまして」と切り出し、佐々木アナを驚かせた。
カメラマンでもあった彼と日本でデートしたことも明かし「彼を日本にお呼びしてご案内したことがある。“フォトジェニック!”と喜ばれて、平安神宮などを撮られたりしたんですよ」といきなり王室内にボーイフレンドがいたことを告白したのだった。
デヴィ夫人は最後に「歴史を知るということと、その背景を知り、そこに登場する人物がどういう生き方、死に方をしたのか、など作品と共に説明を読んでみてください。深いところまで肖像画は訴えているので、そこを読み解いていただければと思います」とサポーターとして楽しみ方を伝えた。
【イベント概要】「KING & QUEEN展~名画で読み解く 英国王室物語~」
10月10日(土)~2021年1月11日(月・祝)
上野の森美術館にて開催(東京・台東区)