有村架純の主演映画「前科者」に追加キャストとして磯村勇斗の出演が決定した。

<有村架純「これから先も、ここで得られたことは忘れません」最新作で“保護司”を演じる>

原作は、「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて2018年1月から連載が始まった原作・香川まさひと、作画・月島冬二による同名漫画。ドラマ『監察医 朝顔』の原作や、「クヒオ大佐」「羊の木」といった映画の脚本も手掛ける香川が、罪を犯した前科者たちの更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた作品。

2019年には、「第3回さいとう・たかを賞」の最終候補に選ばれた社会派ヒューマンドラマだ。

監督は、「あゝ、荒野」で報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などで作品賞を受賞した岸善幸。主人公の保護司・阿川佳代を有村、佳代のもとで更生し社会復帰を目前にしながら忽然と姿を消す男・工藤誠を森田剛が演じる。

<森田剛 2022年1月公開映画で“前科者”に「気持ちがつながった演技ができた」と有村架純との共演を語る>

岸監督も自信をのぞかせる、磯村勇斗の豹変ぶり

このたび、追加キャストとして発表された磯村は、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』以来となる有村との共演で、若手刑事の滝本真司を演じる。

更生間近に忽然と姿を消した男・工藤を追う中で中学時代の同級生だった佳代と再会。2人は、被害者や遺族の思いを胸に犯罪者を追う者と、加害者の更生を願い寄り添い続ける者として対峙するが、それにはとある過去が…。

磯村について岸監督は、「磯村さんの役は、物語の中では、保護司の阿川佳代と前科者の工藤誠の対極にいるような人物です。過去の経験が色濃く反映された役で、とても複雑で、セリフだけでなく表情や身体の表現がとても重要でした。普段は淡々としている磯村さんですが、撮影では期待をはるかに超えた滝本真司に豹変してくれました。必見です」と、自信をのぞかせた。

<磯村勇斗 コメント>

本作の脚本を読んで、保護司というあまり知られていない職業にスポットを当てていて、その内容に胸を打たれました。有村架純さんとは、いつかまた一緒に作品作りをしたいと思っていたので、今回映画で再び共演でき、うれしかったです。

滝本真司は、怒りとか苦しみとか憎しみとかさまざまな感情や過去の出来事を心の中に押し殺しながら、刑事として犯罪に対峙する人物です。岸監督とお話をして、そういった真司のバックボーンを強いまなざしで表現しました。

岸監督とは初めてご一緒させていただきましたが、ずっとドキュメンタリーを撮られてきた方ならではの、長回しや一発本番などの演出が緊張感もありながら、たまらなく楽しかったです。「緊張の中で生まれるものを見てみたい」とおっしゃられていて、集中力のいる刺激的な現場でした。

映画「前科者」は、2022年1月全国ロードショー。
© 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
配給:日活・WOWOW

最新情報は、映画「前科者」公式サイトまで。