英語習得のコツは「俳優になりきる」！？フジ鈴木唯アナの “日本で培った英語力”

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8月某日、フジテレビアナウンサー・鈴木唯が発音トレーナーを務める英語学習サイト「サステナ英語レッスン」（毎週木曜更新）の新規収録が行われた。

このサイトでは、貧困・格差・男女平等・気候変動など、地球規模の課題を取り上げる番組『フューチャーランナーズ～17の未来～』（毎週水曜 22時54分～放送）に付いている英語字幕の中からSDGsに関連する重要な英語キーワードとフレーズを解説。鈴木アナが英語ボイスサンプルの声を担当している。

英文を読み上げる鈴木アナは日本生まれ日本育ち。幼少期から国内で英語を学び続け、大学は“全ての授業が英語で行われる”学部（※早稲田大学国際教養学部）に進学してアメリカ留学を経験。TOEICは2回目の受験で満点を達成し、『めざましテレビ』にてレオナルド・ディカプリオやブラッド・ピットら海外セレブにインタビューを行うなど、着実に“英語力”を磨いてきた。

「サステナ英語レッスン」の発音収録は今回が2回目。難なく収録が進むなか、鈴木アナが苦戦していたのは、“Full-scale preservation efforts began.（＝「本格的な保全活動が始まった」）”というフレーズだ。

文中のアクセントやイントネーションを何度も確認したのち、最終的に「いいと思います！」とサステナティーチャー（※「サステナ英語レッスン」ディレクター&ライター）からOKが出されると、不安げだった鈴木アナは「え、本当ですか？よかったー…」と一気に安堵したようだった。

とはいえ、その他のほとんどのフレーズの収録では「完璧です！」「前回よりも良い」「耳が良い」と褒められていた鈴木アナ。

「前回と比べるとかなり早い」と制作陣が驚くほどのテンポ感でOKテイクを連発し、当日の収録予定時間をなんと30分も繰り上げるかたちで録音は終了となった。

フジテレビュー!!では、収録を終えた鈴木アナにインタビュー。「いや〜」と切り出し終始謙虚な姿勢ながらも、どのようにして日本国内で“英語力”を培ってきたのかを教えてくれた。

――ナレーション収録の感想を教えてください。

“いや〜、相変わらず、なんて英語は難しいんだ！”っていうのが感想ですね（笑）。特に、“Preservation Efforts（保全活動）”（※11月5日（木）公開予定）の回が個人的にすごく苦手でした。最初、文中のEffortsにどうやって正しくアクセントを置くべきなのかをずっと考えていたんですけど、そしたら、その前のPreservationの発音がうまくいかなくて、それを直そうとすると、“Effortsの正しい発音はなんだっけ？”という負の連鎖に陥ってしまい…、難しかったですね。

――英語の発音はどのように練習しているのですか？

フジテレビ国際部から、サンプル音源を事前にいただいていて、それを聞いて、自分で言ったものを携帯に録音して聴き比べています。何日かに分けて練習して、合計すると、けっこう…2時間ぐらいやったかもしれないですね。（自身にツッコミながら）“…2時間やってこれかよ！”って感じなんですけど（笑）。

――「サステナ英語レッスン」で印象的だったワードはありますか？

“Feathers Go Green（環境にやさしい羽毛）”（※9月17日（木）公開予定）ですね。はじめに英語を聞いたらその意味は想像しやすいですけど、逆に「環境にやさしい羽毛」を英語にしなさいって言われたときに、この言い方って絶対私はできないなと思っていて。直訳しちゃう気がします。なので、こういうかっこいいフレーズを学べるのっていいなと思いました。ネイティブっぽくなれますし（笑）。

――英語を好きになったきっかけを教えてください。

親が「これからは英語の時代でしょ！」ということで、小学生の時から英会話スクールに通わされるようになったのですが、それが珍しいことに全く苦ではなくて、むしろ楽しくて。他の習い事は辛さのほうが勝ってたんですけど（笑）、英会話だけは毎週楽しみに行ってました。多分、英語が性に合ったんだと思っています。

中・高時代も「国際学級」というクラスに入っていて、授業の半分くらいが英語で。音楽とか家庭科とか美術の授業も英語で行うクラスで、生徒の半数くらいが帰国子女だったんです。私自身は帰国子女ではないですが、“帰国子女に囲まれて生きる”ことには中高ですでに慣れていたので、その後の大学での環境にもすんなりなじめましたね。

――日本で英語を学び続けてきたとのことですが、過去にTOEICで満点を取ったこともあるそうで…。

2回目の受験で満点でした。でも、あれ4択なんですよ！きっと、“4択の神様”が舞い降りたのかな！？と思っています（笑）。

――もし、アナウンサーでなかったら、英語を使ってやってみたい仕事はありますか？

仕事でよく映画のイベントに行くことが多いんですけど、配給や宣伝の方々の仕事を見ていると“楽しそうだな〜！”と思います。映画のイベントのオーガナイズとかをやりたいなと。海外スターが来るときにも“楽しそうだなぁ！”と思いながらも“いや私には無理だなぁ！”っていう（笑）。願望ですね。

――今後、英語力向上への目標はありますか？

インタビューに行くときに、まず質問案を用意して、それを英語に翻訳して、どう聞くかを考えて…と準備しているんですけど、そういうのをしなくてもいいぐらい、いつか“ペラペラ”になりたいです。

謙遜しつつも、幼少期から日本で身につけた確かな英語力を堂々と披露した鈴木アナ。最後に＜英語を楽しく勉強するコツを“英語で”教えてください！＞とお願いすると、「サステナ英語レッスン」スタッフと話し合った結果、“Be an actor.”（＝俳優になって）とネイティブになりきって英語を習得することが大事だとアドバイス。

さらに“And check out our website!”（＝「サステナ英語レッスン」ウェブサイトも確認してください！）としっかりアピールし、今回の収録を楽しんでいた。

◆鈴木 唯 プロフィール（※「サステナ英語レッスン」より引用）

フジテレビアナウンサー
早稲田大学国際教養学部卒業。中高はオール英語のコースを選択し、米国ワシントン大学への留学経験あり。
モットーは「やらない後悔よりやる後悔」。
英語好きを仕事に生かし、ハリウッドセレブや海外アスリートの取材を担当している。大好きなレオナルド・ディカプリオもインタビュー済み。実はゲーム好き。