7月26日(日)に映画「弱虫ペダル」の公開記念イベントが行われ、主演の永瀬廉と、共演する坂東龍汰が劇中の衣装で登場した。

原作は、2008年に週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載開始されてから今年で12年目を迎え、現在までに67巻が既刊されている大人気コミック。これまでにアニメ、アニメ映画、舞台、小説、ドラマなどさまざまなコンテンツでメディアミックスされている本作。

主人公・小野田坂道役を演じるのはKing & Princeの永瀬廉。坂道の良き仲間で期待の新人エース・今泉俊輔役を伊藤健太郎が、自転車競技部のマネージャー・寒咲幹役を橋本環奈が務める。

初バーチャルライドに苦戦!?それでも「楽しい!」

自転車競技に全力を注ぐ姿を主人公の小野田坂道(永瀬)を中心に描く青春映画ということで、今回のイベントが実現。自転車と言えばアウトドアスポーツだが、現在、最新システムを導入した“Zwift”(バーチャルサイクリングサービス)を使うことで、どんな場所でも、誰とでもつながることができるように。

今回は『映画「弱虫ペダル」公開記念 Zwiftライド Supported by Y’sRoad』と題し、全国のロードレーサーたちと一緒にバーチャルサイクリングを楽しんだ。

初めてバーチャルライドを目にした永瀬と坂東は、「坂道の傾斜がきついほど、ペダルが重くなったりするんですか?」とさっそく興味津々。さらに、世界24ヶ国から約2000人近くの参加者が集まり、リアルタイムで繋がっていることに驚いていた。

この日は、映画で自転車観衆を担当した元自転車プロロードレース選手・城田大和、「弱虫ペダル」の生みの親でありロードレースチームの監督も務める渡辺航、ツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアを日本人で初めて完走したプロロードレーサーの新城幸也選手もオンラインで参加。

新城選手について城田が「自転車界のレジェンド級の人」と話すと、永瀬は「ジャニーズ事務所でいうと東山(紀之)さん的な人ですね」と納得。ジャニーズならではの発言で周囲を笑わせていた。

いざバーチャルライドの体験が始まると、撮影時の練習を思い出すように久々のロードレースを楽しんでいた永瀬と坂東。久しぶりであり、バーチャルということで思っていたよりもスピードが出ず、必死にペダルを漕ぐ永瀬に対し、坂東が「King & Princeの永瀬に戻ったな」とツッコミが。

しかし、坂東も永瀬同様あまりスピードが出ず、劇中でチームを引っ張るスプリンター・鳴子のように前傾姿勢を見せるも、城田から「(走り方)忘れちゃってんじゃん!」とツッコまれる事態に。坂東は苦笑いを浮かべながらも、「乗っている感覚がリアルで楽しい!」と大興奮。永瀬も「全然苦にならないし、リアルタイムで世界中の人たちと一緒に走れるのは楽しい!」と笑顔を見せた。

映画のエピソードも!楽しかったのは…「お風呂のシーン!」

バーチャルライドの体験後に行われたトークショーでは、映画撮影の裏話も。大変だったシーンを聞かれた永瀬は、伊藤健太郎演じる今泉との裏門坂のレースシーンを挙げ、「ママチャリだったから、全然進まなくて。しかも追いつかないといけないシーンだったのに、サドルも低いし…頑張りました」と回顧。かなり苦労した様子だった。

逆に楽しかったシーンを聞かれると「全部楽しかった!」と言いつつ、「あえて一番と言われると、レースの最初にあるパレードランのところですね。本物の大会に出るかのような緊張感で、エキストラの観客も入っていて、さらにチーム総北の6人で走れるというのもあって個人的にテンションが上がりました」とニッコリ。

坂東が「お風呂のシーンが楽しかった」と、合宿中のお風呂のシーンに触れると、永瀬も「今言おうと思ってた!みんなでサウナの中で話したりして。裸で男子が集まるとおのずと楽しい話もできました」と振り返った。

最後に永瀬は、「原作を見ている人は結末を知ってると思いますが、CGなしのリアルなレースが描かれているので、実写としての見どころの一つになっています!原作のような手に汗握る展開は映画でもちゃん描かれているので、レースならではのハラハラドキドキ感をぜひ、体感してください」と映画をPRした。

映画「弱虫ペダル」は、8月14日(金)全国公開。
©2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 ©渡辺航(秋田書店)2008

最新情報は、映画「弱虫ペダル」公式サイトまで。