安藤桃子と、安藤和津が、安藤サクラの夫である柄本佑を「この人しかいない」と絶賛した。
12月12日(日)放送の『ボクらの時代』(フジテレビ)は、映画監督の安藤桃子、エッセイストでコメンテーターの安藤和津、女優の安藤サクラが登場し、母として、娘として、そして次世代へ受け継がれていくことなど、家族をテーマにトークが展開された。
映画監督の父、エッセイストの母の下に生まれて
母と娘2人でのテレビ出演は今回が初めて。家族での共演は、以前『ボクらの時代』に、俳優で映画監督の父・奥田瑛二と娘たちが出演(2010年5月9日放送)して以来だという。
2021年は、桃子がエッセー「ぜんぶ愛。」を上梓、サクラは初めての翻訳絵本「ライオンのこころ」を手がけた。芸能一家に生まれた2人は、両親の影響について語った。
サクラ:(桃子に)エッセーを書いてて、お母さんの影響とか、お母さんの血を感じるときある?
桃子:…あるんじゃない?
加津:どうなんだろう?
サクラ:あ、そんな感じ?私は、絵本の翻訳をやってるときに、お母さんの影響をめっちゃ感じてたの。
桃子:ほぉー。
サクラ:文章書くときはそういうの感じる。(桃子が)監督するときは、たぶんお父さんの影響、めっちゃ感じるでしょ?
桃子:「影響」とかじゃない。外じゃない。中から出てくる、お母さんが。中から出てくる、お父さんが。
サクラ:でも、内側じゃなくて外側でも、監督してるとき、お父さんとお姉ちゃん…めちゃめちゃお父さん、感じるよ。
桃子:うん、わかる。
サクラ:「カット!」とか言って(そっくり)。
和津:あはははは。
桃子:ああ、わかる。
サクラ:めっちゃ感じるよ。
桃子:そう、わかる。そういう「お父さんみたいだったな」(というのを)昔はね、「うわー!(イヤだ)」って思ってた。
サクラ:ああ、わかるわかる。
桃子:うわっ!今の、超、奥田瑛二!って。
桃子とサクラが「しょうがないんだよね。どうしたって、そういうのあるからね」と言い合うなか、和津は、そんなふたりを微笑ましそうに見つめた。
バトンタッチがいろんな形でできてきていて、それがすごくうれしい
その流れで、サクラは和津に、自分たち(姉妹)が書いた文章に「『あ、自分と感覚が似てるわ』みたいに思うことはある?」と質問した。
すると、和津は「それはある。すごくある。あ、ダメ、泣きそう、やばい、どうしよう」と言って…。
和津:いや、だって私、今、ものすごい感動しててね。孫を見てると、デジャヴで、「あ、こんなこと見たことある」っていう既視感があるんだけど、それはあなたたちなのよね。で、そっくりそのまま、今(母親となった)2人がそれをやってるわけじゃない。で、あのちびっ子だったサクラがよ、末っ子のね。「何やってんのー?」とかいって、おむつをずらしながら腰振ってたこの子がよ?鼻の下伸ばして、いつもランドセルをバスに忘れてたこの長女がよ?…。
桃子:それ、あんまり今も変わってないんだけどね(笑)。
和津:しょっちゅう忘れ物してるけどね(笑)。だから、「こんなふうになっていくんだな」っていうのが、ものすごく私は…うん、「ああ、人生っていいな」って思って。なおかつ、お父さんの監督の職業を(桃子が)継いで、俳優の職業(をサクラが)継いで。お姉ちゃんは、小説書いたりはしてたけども、サクラはそっち(文章)の世界来ないかなと思ってたから、もう私、本当に…。
サクラ:私は、翻訳だけど。(和津は)翻訳もやってたもんね?
和津:うん。
サクラ:だから、全部満遍なく、網羅できたかもしれないね。
桃子:ね。
和津:だから、バトンタッチがある意味いろんな形でできてきていて、それがすごくうれしいなって思う。
和津は、「それが、胸の中で、今なんかフツフツとやばいぐらい、涙になって湧き出そう」と感無量の様子だった。
「ワクワク」と「ドキドキ」が子ども時代にあれば、すごく良い人生になる
和津は、2人の娘たちに、子育てへの持論も語った。
和津:私、思うに、子育てで一番、大事なことって、子どもたちが毎日、朝を迎えて「あ、朝。今日1日何があるかな」って。ちょっとなんか楽しみに1日を過ごせる…なんて言うんだろう、ワクワクとかさ、そういう、ドキドキとかさ。「あ、なんか楽しいことが今日もあるな」って思える1日を、子どもの時代に積み重ねて行ったらば、たぶん大人になってから、何かイヤなことがあっても、「ああ、明日になればなんとかなるさ」っていう、「楽しいことがまたあるさ」っていう…すごく良い人生になるんじゃないかなと思うんだよね。
桃子:私、一番子育てしてる中で大切にしているのは「時間じゃない」と。お母さんから「凝縮した、10分でもいいからこの子に集中する時間、愛の時間を持つことだよ」って言ってもらって、すごく気持ちが救われた。「一緒にいられない」「できてない」「私はなんか欠けている」とか、すごいいろんな気持ちが出てきていっぱいいっぱいになったりとかして。
和津:いや、でもちゃんと子どもはわかってるから、いろんなこと。
桃子:わかり過ぎだよ!もう本当になんかもう「本当にすいませんね、そこまでしてくださるのか」って思うぐらい、わかってくれているよね。
和津:みんなそうよ。
桃子:「子どもは、お母さんを助けるために生まれてきたんだよ」って友達に言われて。もう本当にそれしかないわと思う。「もう無理、重くて抱っこできない!」って思った瞬間に歩き始めたりとか、「もう無理、もう、ああーっ」て思うと、ちゃんとできるようになるっていう。親を成長させてくれるギリギリまで行くと、ふっと次の段階に行って。なんか常に…なんて言うの?「教科書」が新しくなる。
サクラ:それね、生まれたときにお姉ちゃんに言われたのを、めっちゃその都度、感じてて、すごい励みになる。
桃子は「精神的に『もう限界だ』ってなるときに、やっぱりすごい響く言葉とかを娘が言ってくれる」と、愛娘から「ご褒美」をもらっていると明かし、和津も「私もあなたたちにそうやって(愛情を)出してもらったから今があるのですよ」と微笑んだ。
なんて「この人しかいない」って思える人だったんだろう!
和津いわく、妹の誕生を「異常に喜んだ」という桃子は、「自分の娘だと思っていたかもしれない。だって、娘を生んだ瞬間に『これ知ってる』っていうのが最初の感覚だった」と語った。
そんな桃子が、サクラが俳優・柄本佑と結婚することになった際の心境を明かした。
桃子:ちょっとおこがましいんだけど…ああ、本当おこがましいんだけど、ちょっと言うね。「私は、やっとこのバトンを渡せる人が出てきて、そしてその人がなんて、なんて“この人しかいない!”って思える人だったんだろう!」って思ったの。ああ、ちょっと涙出てきた…。
桃子は、実家の和室に柄本を呼び出し「命を懸けて」大切にしてきた妹を「譲れるというか、お願いできる方に出会えて本当にうれしい、よろしくお願いします」と伝えたという。2人は、涙を浮かべながら、この話に耳を傾けた。
桃子:あの人、覚えてるかわからないけど。
サクラ:へえ、初耳。
桃子:「よろしく、本当によろしく」っていうときがあった。
和津:でも、佑は確かにそういう人だった、私にとっても、本当。
桃子:「この人しかいない」って思った。
和津は、「なんか今日、嫁に送り出しているような気持ちになっちゃった」と涙をぬぐった。
また、サクラは、改めて結婚の決め手について語った。
サクラ:もう「この人」っていうのは決まっているんだけど「この人なら、離婚していいや」と思って結婚したの。
桃子:ああ、それ言ってたね。
サクラ:うん。(桃子は)離婚してるからあまり軽くそんなことは言えないんだけど…。
桃子:あっはははは!
和津:(笑)。
サクラ:(離婚が)大変なことだっていうのは、重々承知した上で。だけど、「どんなことが起こっても、この出会いで、その時間は、絶対に自分にとっては、それ以上のものになる」って思ったっていう。
「今は離婚してもいいとは、まったく思ってない」と付け加えたサクラに、和津は「しないと思う」とうなずいた。
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