菅田将暉が甘いものを食べるとき、年末年始の過ごし方、2022年の抱負を語った。
ミスタードーナツが2017年から展開している「misdo meets」。その新商品のCM『ヴィタメールコレクション「もはやケーキ?」篇』が1月7日(金)から全国で放映される。
華やかな新商品に菅田も大興奮で…
菅田はベージュのシャツにダークブラウンのスーツ、ネクタイ、革靴というスタイルに、黒のハットを合わせたコーディネートでスタジオに登場。クラシック感のあるオシャレな着こなしがとても様になっていて、撮影セットに入った瞬間、その場の空気がパッと華やぐ。
CMの撮影前、楽屋に用意されていた「ヴィタメールコレクション」のドーナツを試食してからスタジオ入りした菅田。華やかなビジュアルと食感に早くも魅了された様子で、開口一番「ついさっき楽屋で食べたんですけど、メッチャおいしかったです!本当にショコラケーキみたいでした!」と監督やスタッフの皆さんに興奮した面持ちで、感想を伝える一幕もあった。
決めゼリフに加えたアクションは菅田のアドリブ!
撮影にあたり、監督から“不思議な空間でドーナツを前に自問自答している男”というイメージを伝えられた菅田。本番ではワンシーンごとに真剣な表情でプレイバックを確認し、監督と「疑っている口調ですか?」「もっと動きが大げさなほうがいいですか?」などと演技プランを共有しながら、お芝居の精度を高めていた。
中でも現場が盛り上がったのが、立ち上がった菅田がお皿に載せたドーナツを見つめながら、「もはやケーキ!」と発声するシーン。「ケーキ」と言う瞬間、さりげなく首を左から右へ振るアクションを入れて、見た目のインパクトを強めたアドリブに、監督も「今の良かったです!」と即座にOKを出していた。
<菅田将暉 インタビュー>
──撮影の感想をお聞かせください。
それほどセリフ量も多くなく、ちょっとしたニュアンスと表情と間の勝負だったので、監督とそのすり合わせをするのが面白かったです。いろいろ細かいことをやってみると、それが採用されることもあって。でも、一番はやっぱり商品なので、あんまり変にキャラクターを作りすぎたり、余計なことをせずとも、じっくり商品を見せることが大事かなと。そこは前回と同じ意識で取り組みました。
──普段、甘いものを食べるのはどんな時が多いですか?
集中する時は大概、甘いものを欲しますね。撮影の現場、セリフを覚える時とか…。リラックスしたい時も糖分がほしいなと思いますし、毎朝起きて、何かちょっと甘いものを食べるとスイッチが入るというか。あと、深夜の撮影で、ミスドさんの差し入れは本当に助かるんですよね。現場のみんなが一気にやる気が出るので。照明部のおっちゃんとかも、機嫌よくなったりするんですよ(笑)。僕たち演者よりもスタッフさんのほうが大変ですし、甘いものを摂ると集中できて、働いている時は、特に大事だなと思います。
──菅田さんの定番の年越しの過ごし方をお聞かせください。
コロナ禍の前は、実家に帰って、地元の友だちと過ごすのが定番でしたね。友達の家がちょうど神社の目の前にあるので、みんなでその子の家に集まって、大晦日のテレビを見て、終わってから神社に行って、初詣の列に並んで。上京してからも、ずっとそうでしたね。
──実家のお正月や年越しの際、必ずしていたことはありますか?
弟が2人いるんですけど、末っ子がゲームマスターで、いろんなゲームを毎回紹介してくれてるんですよ。そのゲームを、おじいちゃんとか家族全員を巻き込んで一緒に遊ぶ、みたいなことを毎年していました。ボードゲームとかトランプとか、人狼ゲームとか。でも、そのうち親父が暇になって、ギターを弾き出すと終了という。そりゃそうですよね。僕たちに勝てないし(笑)。
──男三兄弟とのことですが、弟さんと仲は良いですか?
うちは特殊というか、僕が高校生の時に上京しちゃったので、小さい時の弟たちとあまり遊んでないんですよ。一番下の弟にこの前、「子どもの頃、お兄ちゃんと遊んだことないんだけど」と言われて。僕としてはいっぱい遊んだ思い出があるんですけど、上京した時、一番下はまだ8歳でしたからね。だから、最近会うと(遊ぼうと思って)あれこれゲームを持ってくるんだな、と思ったら、なんだかちょっとかわいく思えてきました。一緒にいる時間が少なかった分、逆に今でも仲が良いのかもしれないですね。
──2022年の抱負をお聞かせください。
29歳になるので、本当に20代が終わるのかと思うと、なんかちょっと残したい気分です。もちろん、お芝居等々の仕事では、良い作品を残せたらと思いますが、お芝居以外、俳優業以外で、現場に関わってみたいですね。たとえば監督業ではなく、いろんな各部署の役割を経験してみたいです。だんだん作品に入っていく角度が変わってきて、本打ちとか、やっぱり楽しいんですよ。脚本とか、キャスティングもやってみたいです。みんなどうやってキャストを決めてるんだろうなとか、そういう会議に憧れがありますね。今、撮影しているドラマも当て書きだったりするんですけど、納得だなぁということが結構あって、それはちょっと興味があります。
──間もなく、菅田さんの誕生日(2月21日)ですが、思い出深いサプライズなどはありますか?
上京して、最初の誕生日が「仮面ライダー」をやっている時。撮影が始まって半年以上経った頃が僕の誕生日で、共演の先輩方がバッグをプレゼントしてくれたんです。それが、本当に申し訳ないんですけど、だいぶ使いづらいなというバッグだったんですよ(苦笑)。でも、そんな失礼なことは言えないし、せっかくもらったんだから現場でずっと使おうと思って。
そうしたら、1ヵ月後ぐらいに「将暉、いつまでそのバッグ使ってんの?」と。実はそれが、“ダサいバッグをプレゼントしても、あいつはちゃんと使うのか”という先輩方のドッキリで、やられた~!!と思って。それから即、そのバッグは使うのをやめまして、その後でちゃんとした素敵なプレゼントをいただくというサプライズを食らいましたね。
サプライズのスパン、長すぎるでしょ(笑)。1ヵ月もネタバラシしないって、なかなかですからね。僕はちょっとそのバッグを好きになりかけていましたから(笑)。懐かしい思い出ですね。
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