『潜入!リアルスコープ3時間SP』で、井上清華(フジテレビアナウンサー)が、憧れのキャビンアテンダント研修に挑戦する。
『潜入!リアルスコープ』は、“大人の社会科見学”をコンセプトにしたバラエティ番組で、特殊潜入メカ「リアルスコープ」が、秘密の工場や謎の施設などあらゆる世界に潜入。気になる人々やモノ、場所を次々にズームアップ。目には見えない真実の姿(データ)までも瞬時に映し出し、あらゆる世界を丸裸にしていく。
今回は『潜入!リアルスコープ3時間SP』(1月16日放送/フジテレビ)として、スタジオに、山里亮太(南海キャンディーズ)、岡部大(ハナコ)、王林(りんご娘)、曽田陵介、伊藤沙莉、浜辺美波を迎え、進行は山﨑夕貴(フジテレビアナウンサー)が務める。
井上アナ、初めて着用するCAの制服に大興奮
井上アナがCA(キャビンアテンダント)訓練を受けるのは、羽田空港の隣にある「ANA Blue Base」。ここは“CAの虎の穴”とも言われ、最新鋭の設備をそろえている。
離発着や天候にあわせて機体が可動する日本唯一の訓練施設モーションモックアップや、本物の火を使って消火訓練を行える「リアルファイヤーファイティングトレーナー」など、CAの仕事をよりリアルに体験できるものとなっている。
そんな訓練施設で特別に研修を受けられることになった井上アナは「テンションが上がってます!ドラマの『やまとなでしこ』が大好きで、もう“桜子”って感じです!」と、初めて着用するCAの制服に大興奮。
機内サービス訓練は想定外の連続!?
井上アナが訓練を受けるのは、①おもてなし対応、②機内消火訓練、③アナウンス訓練の3つ。親友がCAだという井上アナは、この日の訓練に備えて話を聞いてきたという。そのおかげもあって訓練に際して「根拠はありませんが(笑)、自信があります!」と元気に語る。
訓練を担当するのは、CA歴30年の“伝説のCA”前田さん。憧れの制服に身を包み、期待に胸を膨らませる井上アナを見て、ますは身だしなみにチェックが入る。一瞬で身が引き締まる井上アナ。
そして、いよいよモーションモックアップでの乗客への対応の訓練が始まる。最初に対応するのは、子どもが泣きやまずに困る夫婦への声かけ。普段、子どもと接する機会があまりない井上アナは、最初から困ってしまう。
次は、お酒を飲み過ぎている乗客から、お酒のおかわりを頼まれてしまうときの対応。周囲の乗客への迷惑も想定されるなか、井上アナはどんな言葉を乗客にかけるのか。
対応が難しい乗客へのサービス訓練では、前田氏が見事なお手本を見せる。
本物の火を使って消防訓練
万が一、機内で火事が発生した際、消火活動を行うのはCAの仕事。井上アナは、そんな最も緊迫する消火訓練にも挑戦する。ANAでは、「リアルファイヤーファイティングトレーナー」という日本ではここにしかないという機内を模した最新施設で、あらゆる場面での火事を想定して消防訓練を行っている。
今回は、座席の上の共用収納棚から出火したという設定で訓練が行われる。消火活動に役立つ知識も紹介される。
機内アナウンス訓練に合格できるのか!?
最後の難関は、機内でのアナウンス訓練。現役アナウンサーとして、なんとかここだけはそつなくこなしていきたい場面だ。
しかし、思った以上に原稿は長文で、専門用語も多い。また機内という特殊な空間でのアナウンスとなるため井上アナは焦ってしまう。たじろぐ後輩の姿に、スタジオの山﨑夕貴(フジテレビアナウンサー)から「もっとしっかりしなさい!」と、思わずげきが飛ぶ。井上アナは、教官からどんな評価を得ることができるのか。
ほかにも、2022年の航空業界が大注目のニュースである世界最大の旅客機、ホヌ3号機が成田空港にやってくる様子、さらには真新しい機内へ「リアルスコープ」が独占発潜入したレポートを届ける。また、空港で働く人々が、日々どのようにして空の安全を守り続けているのか?その裏側にも迫る。
コロナの影響で落ち込んだ1年前の状況から、ようやく活気づいてきた航空業界に3ヵ月にわたって密着した、さまざまなシーンが登場する。
番組では、「回転寿司スシローの巨大ネタ工場」「禁断のお金の製造工場」「北海道チース蒸しケーキ工場」などメディア初公開の現場にも潜入する。
『潜入!リアルスコープ3時間SP』は、1月16日(日)19時より、フジテレビで放送される。
<井上清華 コメント>
——収録はいかがでしたか?
本当に訓練の時間があっという間に過ぎました。今日はごくごく一部ですけど、どれも予想できなかった研修ばかりでした。確かに機内アナウンスは、いつも普通に聞いていますが、CAのみなさんたちは、難しい用語を暗記したり、流ちょうに話せるように何度も練習されたりしてのたまものなのですね。
また、あの機内の密閉された空間の中で起こりうることをいろいろと想定して、自分でシミュレーションしながら訓練してお客さまに接しているということがすごく伝わってきました。
今日研修で体験したことは、日頃から訓練をしていないとできないことなんだというのを改めて感じました。
——一番難しかったのはどの訓練でしたか?
どれも難しかったんですけど、本当にどうしたらいいのかわからなくて、一番パニックになったのは、お客さまへの対応ですね。お酒を飲みすぎのお客さまを止めるのが難しくて、(お酒を)欲しいと言われるとお客さまに対してイエスマンになってしまうというか(笑)。
止めなきゃってわかっているのですが、「お客さまを不快にさせないように止めるって、一体どうするんだろう?」と考えはじめたら結局何もできなくて、良い案も浮かばないままでした。
私が飛行機に搭乗したときに機内で不快な気持ちになったことは一度もないので その裏にはCAのみなさんの心配りがあったのだと思いました。困っていそうなお客さまだけじゃなく、周りのお客さまのことも見て、視野も広く持って対処するというのが目からうろこで、そういったことはアナウンサーをの仕事をする上でも必要なことだなと思いました。
——アナウンサーの仕事でも使える!と思うような学びはありましたか?
全部です!例えば、クレームにどう対応するかシミュレーションしておく。やっぱりアナウンサーも生放送でいつ何があるかわからないのですが、アナウンサー同士なら何か起こってもあうんの呼吸で乗りきることができるのかもしれませんが、街中で中継をしていて一般の視聴者の方とトラブルが起きたときに、共演している方にも、テレビを見ている方にも不快にならないように、ことを荒立てずに、自分の仕事をどうまっとうするのか?というところをぜひ見習いたいと思いました。
本当に難易度高くて、こういったことはお客さまにもよりますし…。でも、これを日々やってらっしゃるって、ハートも強くないといけないし、さらにやさしくてホスピタリティもしっかりしているっていうのは、「ハイレベルなお仕事だなぁ」と思いました。
——視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
普段、飛行機でCAさんがしてくださっていることは当たり前じゃないことだとすごく思いました。機内でお酒を楽しんでいるときでも、どのくらい飲んでいるのか体調も気にしてくださって、私もCAの方が通路を歩くときにお客さまの顔を見ながら歩いてくださっているようで、やさしい気持ちになっていたのを思いだしました。
でも、これって本当に当たり前じゃないんだって。次に乗るときは、感謝して乗った方がいいのでは、と思いました。
今回訓練を体験させていただいて、まさかCAのみなさんが危険な消火訓練までおこなっているなんて思わなかったので、そういったところも見どころというか、新たな一面を知るいい機会だと思います。