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柄本佑 役作りは「解釈せずに、棒読みでセリフだけ覚えて現場へ」

毎週月曜22時~『ドクターホワイト』

めざましmedia編集部

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アクの強いダメ男から包容力あふれる好青年まで、どんな役柄でも自然体で演じ、キャラクターに説得力を持たせる柄本佑さん。

<『ドクターホワイト』関連記事はこちら>

そんな柄本さんが、浜辺美波さん主演の『ドクターホワイト』で、正義感が強いキレ者ながら、頼まれると断れない優しさも併せ持つ医療雑誌の記者・狩岡将貴を演じています。

柄本佑 役作りは「解釈せずに、棒読みでセリフだけ覚えて現場へ」_bodies

本作は、驚異的な医療知識を持つ正体不明の白夜(浜辺)が、医師の「誤診」を正して患者を救う診断医療ドラマ。

白夜の後見人として「総合診断協議チーム」(通称:CDT)に取材を兼ねて入り込み、彼女の正体を探る将貴を演じる柄本さんに、役どころや作品の魅力、作品への向き合い方などを聞きました。

<柄本佑 インタビュー>

柄本佑 役作りは「解釈せずに、棒読みでセリフだけ覚えて現場へ」_bodies

白夜が人間としてアップデートされていくのはうれしいポイント

――演じる狩岡将貴を、どんな人物と捉えていますか?

キャラクターとしては、わりとおおらかで包容力のある人物として捉えています。意外と周りで起きる出来事にドギマギしたり、ちょっと天然なところもあるんですけど、地頭はわりといいタイプなんじゃないかな、と(笑)。

白夜に対しては、やわらかく、やさしく包み込んであげられるような人物として演じられたらいいなと思っています。

――将貴は、公園で倒れていた白夜の発見者で、自宅で面倒を見るなどサポートします。将貴にとって白夜はどういう存在だと思いますか?

将貴と妹の晴汝(岡崎紗絵)は、両親を交通事故で亡くしているというバックボーンがあるので、最初は晴汝と同じように兄のような感覚でいたと思います。

白夜は、医療知識はあるけれど、ほかの言葉や感情は理解できないところから始まるので、赤ちゃんに言葉を教えていくような感覚もあって。将貴や晴汝がいろいろと教えて、だんだん人間らしくなっていく過程をやさしく見守りながら支えていくという目線ですね。

悲しみや怒りという当たり前の感情すらわからなかった無機質の白夜が、自分たち兄妹といることによってアップデートされていくのは、「白夜、この感情を手に入れたんだ」と思えて、僕としてもうれしいポイントですし、ドラマとしても大きな見どころだと思います。

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白夜に対して新たな感情が芽生え始めるかも(笑)

――将貴は、白夜にどんな気持ちを持っていると思いますか?

1話完結で患者さんを救うドラマが展開されますが、物語の縦軸として、白夜はどこから来たのか、なぜ驚異的な医療知識を持っているのか、人の感情が理解できないのはなぜかなどの謎があります。

将貴はジャーナリスト魂で、その謎を追いかけているので、白夜という少女はいったい何者なんだろうという興味が大きいでしょうね。

ただ、この先、将貴に対する白夜の気持ちが変化して、白夜に新たな感情が芽生え始めるかもしれません(笑)。

中盤から話が大きく進んでいくと思うので、ぜひ楽しみにしてください。

――本作は、診断医療ドラマとミステリーが融合されていますが、どこに魅力を感じますか?

通常、医療ドラマというと、だいたい手術シーンが出てきて、その緊張感が目玉になると思います。でも、白夜は手術ができないので、医療ドラマだけど会話とか人間関係が描かれるシーンが多くて、ヒューマンドラマに近いのかなという気がします。

ミステリーもあるし、ラブもあるし、CDTチームの存続をかけた対決もあって、そういうところがおもしろいと思います。

柄本佑 役作りは「解釈せずに、棒読みでセリフだけ覚えて現場へ」_bodies

――CDTチームは、クセが強い医師が集まっています。現場の雰囲気はいかがですか?

会話が非常におもしろいですよね。瀧本美織さんをはじめ、勝地涼さん、片桐仁さん、高橋努さん、小手伸也さんと、これだけ個性豊かな役者さんたちが演じているので、一人ひとりのキャラクターのおもしろさが際立って、会話自体がものすごく濃厚です(笑)。

笑えるところもあり、ガッツリ深刻なところもある物語を、会話や設定で盛り上げていて、そこがすごく楽しいです。

僕としては、浜辺さんは何回かご一緒しているのですが、初めましての方がほとんどなんです。初めは緊張しましたが、今ではいいチームワークができあがっています。

柄本佑 役作りは「解釈せずに、棒読みでセリフだけ覚えて現場へ」_bodies

作品作りには“文字と具体の差”が大事

――柄本さんのお芝居は、とても自然体ですが、どのように役作りをしているのですか?

役作り…どうやっているのか自分でもわからないですね(笑)。ただ、常々思っているのは、“始まってみないとわからない”ということ。始まってみると、できることとできないことがわかってきます。

台本の文字が、立体的な人間になる。この“文字と具体の差”が作品作りには大事だと思っているので、初めてその役を演じる直前まで、“わからないという状態を保つ”ということをいつもやっています。

だから、解釈しない。解釈せずに、とりあえず棒読みでセリフだけ覚えて、現場に行ってやってみる。そうすると、「このシーンで巻き起こっていたのはこういうことか」と理解できて、「じゃあ、この間合いのところは、こういうふうになってくるのかな」という感じでなんとなく見えてくるんです。

解釈してしまうと、文字では無限大の可能性があるのに、それを狭めてしまうので、なるべく何もしないまま取っておいて、現場に行った時に、どの道を選ぼうかと探しながらやっている感じです。

柄本佑 役作りは「解釈せずに、棒読みでセリフだけ覚えて現場へ」_bodies

――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。

将貴は、白夜の真相を追いながらも、中身は平々凡々な男です。でも、白夜にとってはヒーローとして立っていられるようにがんばります。

さまざまな要素が混ざったドラマでもあるので、最後まで楽しんでください。

<撮影メイキング&メッセージ>

公式サイト:https://www.ktv.jp/dr_white/

公式Twitter: https://twitter.com/dr_white2022 

公式Instagram:https://www.instagram.com/dr_white2022/

撮影:島田香

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