<試写室>最終回で最上級の “ハンサムで何言ってんの”が完成!!
2月26日(土)23時40分~『おいハンサム!!』最終話
最終回だってのに、冒頭から通常営業!
普通、最終回って、物語を畳みにかかるから、序盤からしっとり展開、もしくは、総括来る来るフラグ立ててくるじゃないですか。とはいえ最終回だから、こっちもその気で、その最終回の雰囲気を思う存分楽しむじゃないですか?で、前回だって、“最終回の一回まえ”らしい、いつもよりじんわりと、余韻たっぷりに終わったわけじゃないですか。だけどね、さすがの『おいハンサム!!』最終回だっつったって、通常営業です!!
冒頭から爆笑展開の連続で、ああ、今回で最終回か…みたいな感傷、ぶっ飛ばしてきます!!うん、そうだ、思えば、今作同様、山口(雅俊)Pの作品で、僕が大好きな、年1で振り返るレベルで大好きな作品『ビギナー』(2003年/フジテレビ。FODにあるよ)の最終回も、それまで散々、いろんな事件を扱ってきて、2話またぎの涙必須の大人間ドラマも描いたりやんやしてたのに、最終回は、まさか1話完結で、「マグロの不当表示について」だったからね。
もたいまさこさん演じる教官が「これが最後の課題よ!」みたいに若干ドヤってタイトルバック入ったもんね。え!?最終回なのに、「マグロの不当表示!?」て、あんとき、衝撃だったよね。そして、そうは言っても、その「マグロの不当表示」から、主人公たちの“存在証明”へと美しくつながって、見事なハッピーエンド迎えたもんだから、『ビギナー』、名作なんだよね…。
って、ちょっと、横道それて、一人で勝手に別作品に酔いしれてしまいましたが、うん、そう!!そうです!!(急に)今作『おいハンサム!!』も同様、最終回だからって特別扱いはしません!いつも通りおかしくって、いや、いつも以上におかしくって、いつも以上に考えさせられて、何かが急に決着するわけでもなく、大団円を迎えるわけでもなく、何もかもが自然に、時折いい意味で不自然に、とはいえ、ちゃんと最終回だもんだから、見事なビューティフルエンドを迎えますのでお見逃しなく!!
全裸タンタンメンでティッシュ一枚添えのユウジをもう一度見たい!
うん、でね、やっぱりね、通常営業…と、言ってはみたものの、三女・美香(武田玲奈)の元カレ、学(高杉真宙)のフィニッシュがね、とてつもなくいいんですよ…。これまで僕らが散々見てきた、学の“恐怖”を、またしても、振り出しに戻ったかの如く見せつけられる…んだけど、そこに、ほんのちょっと、ほんのちょーっとだけ、学の成長が見られるんですよ。で、そこに、今回で最終回だもんね…学だって、ちょっとは、ほんのちょーっとは成長するよね…って、感動できるのです。その、“ほんのちょーっと”の塩梅(あんばい)がね、とてつもなく絶妙なの。さて、学は一体、何が、ちょーっとだけ、成長したのか…?
そんでもって、学と言ったら、その対となる人物、ユウジ(須藤蓮)、俺たちのユウジ!!!が再び!!!なんだけど、さすがに最終回だものね…。全裸タンタンメンでティッシュ一枚添えの、あのユウジが見られないことに若干の寂しさを覚える…んだけれど、ここに関しては、ユウジに対する美香の初動エピソードが爆笑必須!!だからOK!!!…OK??…か?!…OK…なのか!?俺!!…うん、やっぱり、寂しい…全裸タンタンメンでティッシュ一枚添えのユウジをもう一度見たい!!!…いや、だけど、いいんだ…ユウジはさ、最終回でさ、学以上に、すごく成長するからね…。いや、だけど、その成長は、外見の、環境の変化であって、実は、ユウジは、ユウジの本質は、あの頃のまま…、全裸タンタンメンでティッシュ一枚添え(合計何回目)の、あの頃のユウジのままだよね!?!あの頃のユウジのままだよね!?!!??(誰に)
うん、で、これまで、散々、さまざまな男たちが登場して、それに対して僕も、ストーリーを追いかけるのそっちのけで、ツッコミ&叫び散らかしてきたわけですけど、そうは言ってもね、やっぱりね、このドラマはね、三人の娘たちの、“恋模様”も、テーマなんですよ(当然)。
で、それを示すかのように、今回は、これまでのように男性陣のキャラクターに引っかかって興奮するって、それだけじゃなく(それは僕だけ?)ちゃーんと、三人の娘たちの、恋愛の物語が主役になってて、ちゃんと最終回が待ち受けてて、その、決着のつけ方がね、どれも、素敵…なのです…。次女・里香(佐久間由衣)は、あの、酔った勢いでホテルへ行ってしまい(とはいえ未遂)、偶然、手に入れてしまった、“アフリカの夜”(上巻)をきっかけに、そこからとってもドラマチックな展開を見せます。でもって、長女・由香(木南晴夏)も、これまで誰とも長続きするお付き合いをするでもなく、一体誰と最終的に結ばれるのか…ってとこなんですが、ここ、やっぱり、既定路線の大森(浜野謙太)の線に行くのか…行かないのか…。っていうね、ここがね、またね、ここの見せ方がね、絶妙な塩梅なのですよ…。
ああ、これも、思い返せば、山口Pの作品『不機嫌なジーン』(2005年/フジテレビ。こちらもFODにあります)(再び酔いしれ始まります)と同じく、一つのドラマの中で、一人の女性が、さまざまな男たちと出会うんだけれど、どの男たちも“当て馬感”がなくって、どの男たちとのエピソードも素敵で、どれも真剣にお付き合いをするんだけど、その決着は…ってのがね、そこの塩梅がすっごく良くってね…。一人の女性が、一つのドラマで何人かの男性と真剣に付き合う…、それこそがリアリティ!みたいなね、そこにね、なんかね、勝手にね、共通点見出しちゃった…今回の由香の恋愛も、『不機嫌なジーン』みたいでね…。うん、僕の勝手な妄想が過ぎまくって何のこっちゃかもしれないですけど、由香の恋愛物語は一体どんな結末を迎えるのか…乞うご期待!!
なんちゅう最終回らしい最終回!
いやー、うん、だけどね、そうは言ってもね、やっぱりね、結局ね、結局のところね、最終回、なんやかんやすべてを持っていくのは、主人公である、ハンサムパパ(吉田鋼太郎)だし、その金言なんだよね。で、今回はそれに至るまでのパパの行動がね、とんでもなく男前、つまりハンサムすぎて、だからこそ、最終回で最上級の “ハンサムで何言ってんの”が完成するのです!!なんちゅう最終回らしい最終回!!!!お見逃しなく!!
て、え…?冒頭、通常営業!とか言っときながら、結局、“最終回らしい最終回”とか言っちゃったよ…。うん、でもね、そういうことなの!!見ればわかるの!!通常営業でありながら、あれもこれも、細かなあの話(第1話、パパが買ってきた“あれ”とか、ママの定番の“あの挨拶”とか)いろんなものが最終回に繋がってて、意味があって、それが、世の中=ドラマの有象無象には意味がある!!みたいな感じで、アットホームなのに、すっごく壮大な感じ??…うん、とにかく、とにかくね、いいドラマでした!!(結局)
で、次はね、2時間のスペシャルドラマとかでもいいですよね??(誰に)
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