山田涼介“ひらぱー兄さん”岡田准一にラブコール!「一緒に回りたい」
「鋼の錬金術師」連載20周年を記念して「鋼の錬金術師展 RETURNS」が大阪・ひらかたパークで開催。3月15日、実写版のエドを演じた山田涼介さんと、アニメ版のエドの声を担当した朴璐美さんが登壇しました。
作品生誕20周年の新プロジェクトとして、新たな実写映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』が、それぞれ5月20日(金)、6月24日(金)より二部作連続公開。
イベントには、アルフォンス(主人公・エドの弟)もかけつけ、山田さんは「可愛い」と歓声を上げ、朴さんも「いいぞ!そのフンドシ!」と声をかけていました。
5年ぶりの映画化で、続役のオファーを受けたときの心境について、山田さんは「実をいうと、実写映画の一作目を撮影している最中から“最後までやりたいよね”と一同がそのつもりで動いてきました。そして今回、色々なことが動き出してからは、もうそのことしか考えてなくて、今はやっと観てもらえるときが来たんだなと感じています」と話しました。
続けて「原作も大好きで、朴さんとは一作目の時からよくご一緒させていただいたんですが、“璐美ちゃんって呼んで!”と気軽に声をかけて頂くまでは「エドだ!」ってかなり緊張してました」と初対面で緊張してしまったというエピソードも明かしました。
エドを再び演じたことについて、山田さんは「5年の月日が経っているので、不安はありましたが、いざ衣装を着て、同じチームのいる現場に来た瞬間、自然とエドのスイッチが入りました」と振り返りました。
朴さんは映画の撮影現場にも訪問していたそうで、山田さんの生の演技を見て「一番重要なシーンを観させていただいて泣きました。画面の中で見ている山田さんが、エドそのもので、すごいなと思いました」と絶賛しました。
本作の感想について山田さんは「撮影中は、原作へのリスペクトを忘れないように心掛けながら、現場でずっと漫画やアニメをみながら話し合いもして、指の角度一つをとっても細部にまでこだわったので、それが映像に映し出されていると思います」
「僕自身も原作が大好きですし、ファンの方もたくさんいる作品なので、時間がかかってでも皆が納得する形までやりきるべきだなと思いました」と原作へのリスペクトを熱く語り、本編に期待を込めました。
イベントでは新たな予告編が解禁 。山田さんは「大変だった…」と撮影を思い返しながら、「撮影はほとんどずっとグリーンバックだったんですが、実際に画になったものを見るとやってよかったなと思います」とコメントしました。
「とても幸せだった」5年の時を経てエドを演じ切る
5年前の前作から、“パワーアップしたこと”について聞かれた山田さんは「めちゃめちゃ筋トレをしました。もちろん見た目を近づけるのもそうなんですが、心も強くありたいという意思表示でもあったので、体形はすごく変えました」と告白。
続けて「豪華なキャストの皆さんが揃っているのもそうですし、前回よりもより良くするにはどうすればいいか、細かな演出のアイデアを監督にもいろいろご提案させていただきまましたが、監督は嫌な顔一つせず受け止めてくれました。画力は一作目とは比べ物にならないくらいパワーアップしています」と語りました。
エドを演じ切ったことについて「エドが色々なものを背負って生きているというのもあるので、疲れました(笑)。ただ、とても幸せだったんです。「鋼の錬金術師」はちゃんと人間ドラマがあって、嫌なことも嬉しいことも全部みんなと共有して強くなっていく人間ドラマがあるので、エドを演じながら人としてすごく成長できましたし、エドにたくさんのことを教わりました」と振り返りました。
完結編で新たに登場する錬金術師の命を狙う傷の男・スカーを演じた新田真剣佑さんとの共演について問われると、山田さんは「すごく真面目な子でしたね。おちゃめな部分もあるんですが、真摯に取り組む姿勢だとか現場で質問してくる姿勢が、現場では可愛くて弟っぽさがあって楽しかったです」と笑顔を見せました。
山田涼介「ひらパー兄さんにも見てほしい」
現在行われている、原画展と本作の衣装展示もされている「鋼の錬金術師展 RETURNS」についての話題になると、山田さんは「原画にしかない生っぽい感じが伝わってきて、何時間いても飽きることなく楽しめると思います」と絶賛 。
また、大阪会場のひらかたパークと言えば山田さんの先輩である、元V6の岡田准一さんが「ひらパー兄さん」として長年園長を務める場所でもあり、山田さんは「ひらパー兄さんにも見てほしいですね!なんなら一緒に回りたいです!」と笑顔を見せました。
最後に山田は「20周年ということで、1つの作品がこれだけ長いこと愛されるのはなかなかないことだと思いますし、映画のキャストとして参加できたことを改めてとても幸せに感じております。ファンの皆様に納得していただけるような仕上がりになっていると思いますので、ぜひ映画を見ていただきたいなと思います」と締めくくりました。
<作品概要>
国家錬金術師ばかりを狙った連続殺人事件が起きる中央(セントラル)を訪れたエドとアル。犯人は正体不明ながら、額に十字傷を持つことから”傷の男(スカー)”と呼ばれていた。兄弟も命を狙われ応戦するものの、圧倒的な強さの前に機械鎧(オートメイル)を破壊され、絶体絶命となる。果たして二人はこの危機を乗り越え、元の身体を取り戻すことができるのだろうか。隠されたこの国の秘密と”約束の日”、そしてエドとアルの父親の過去。幾重にも重なる謎と真実が解き明かされ、物語は圧巻のフィナーレへ。最後に兄弟が出した答えとは…?
原作の最終話まで描き切った”完結編”―伝説は二部作で完結する。
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