旬のアーティストのライブやトーク、ゲストによる音楽談議などで、音楽の魅力に深く迫るフジテレビの『Love music』。

4月5日(日)の放送では、トーク&ライブゲストにレゲエ・パンクバンドのSiM が登場。MCの森高千里、渡部建(アンジャッシュ)とバンド結成の経緯や、自身の音楽ルーツなどについて話した。

SIN(Ba)、MAH(Vo)、GODRi(Dr)、SHOW-HATE(Gt)から成るSiMは、MAHが高校時代に結成し、そこに現メンバーが徐々に入ってきて今の形になった。MAHとSHOW-HATEはもともと別のバンドを一緒にやっていて、SINはMAHの中学時代の先輩、GODRiは人づてに紹介を受けて集まった。

当時、GODRiは音楽を諦めて、実家の姫路に戻り家業のコンビニエンスストアを手伝っていたが、客としてライブを見に行ったこともあるSiMから声がかかったことで、親に「もう一度チャンスをくれ」と頼み、再度上京し、今に至るという。

そんなSiMの音楽ルーツとして、MAHはアメリカのパンクバンドRANCIDの名を挙げる。RANCIDの基本はパンクだが、MAHは「アルバムを聴いていると2、3曲よくわからないジャンルの音楽が入っていて」と、ジャンルレスな作風からスカやレゲエという音楽を知り、「これがなかったらSiMはきっと違う音楽をやっていた」と明かす。

さらにMAHは松任谷由実が好きで、ボーカリストとして影響を受けていると告白。松任谷の歌い方を研究し、歌い方を「丸パクリしているのがある」と言い、曲によっては「ユーミンになった気持ちで(歌っている)」と発言。音楽ジャンルとしては双方にかなりの違いがあるため、渡部は「一番驚いてるのユーミンだと思う」とツッコミを入れた。

普段の4人の関係について、MAHは「まず4人があんまり仲良くない」と笑いながらぶっちゃける。4人だけでお酒を飲みに行ったことは、結成当初以来ないと言うと、渡部もアンジャッシュが結成して27年が経つが「(相方の)児嶋(一哉)と二人きりで呑みに行ったの26年前です」と同じような関係性であると話す。ただそれは仲が悪いのではなく「心地いい距離感」と言い、SiMのメンバーも深く頷いて同意を示していた。

SiMは4年振り5枚目のフルアルバム「THANK GOD, THERE ARE HUNDREDS OF WAYS TO KiLL ENEMiES」をリリースする。

次回の『Love music』は5月10日(日)24時30分より放送予定。氣志團、ジョン・ヨンファ(from CNBLUE)、四星球、MOROHAを始め、アーティストから届いた貴重映像を公開する。