「第57回上方漫才大賞」の発表会が行われ、ミルクボーイ(駒場孝さん、内海崇さん)が大賞を受賞しました。
この模様は、『第57回上方漫才大賞』として、カンテレとラジオ大阪で生放送。当日披露した漫才の審査で決まる奨励賞にミキ、新人賞にニッポンの社長が選ばれました。
ミルクボーイの大賞受賞を祝い、海原やすよ ともこの2人が駆けつけ、花束を渡す場面では、両コンビとも感極まって涙を流す場面も。
駒場さんは「(海原やすよ ともこの)2人がいなかったら、ここにいない。命の恩人です」と感謝の思いを語りました。
<ミルクボーイ コメント>
――大賞受賞の感想は?
内海:本当に、「上方漫才大賞」は、漫才をしているからには絶対欲しい賞だったので、「M-1」のあとから、また欲しい気持ちが強くなって、とにかく一個一個の舞台を頑張るしかなかったんですけど、選んでいただいて本当にうれしいです。
57回という上方漫才大賞の歴史が、漫才の歴史だと思うので、昔のすごい師匠方が名を連ねているところに、自分たちも名前を刻めたっていうのが本当にうれしいです。
駒場:僕もめちゃくちゃうれしいです。ちっちゃいころから芸人になりたくて、「M-1」も優勝できて、こんな素晴らしい賞もいただけたので、本当にもう自分の中の目標は達成できたなと思ってるんですけど。
でも、今日がスタートで、これからは漫才の大海原に出たなっていう感じです。今度は、上方漫才界での戦いじゃないですけど、そういう舞台にあがっていたいと思うので、もちろん二回目、三回目と上方漫才大賞が獲れるように。ここからまた違うステージに上がらせてもらったという感じで、気が引き締まる思いです。
――賞金(200万円)の使い道は?
内海:「M-1」のときは、散髪屋の椅子が52万円しまして、思ったより散髪に関わるものは高いんだなと(笑)。今度は、はさみとかバリカンとか、プレゼントしたいけど、散髪屋のおっちゃんが演歌デビューをしまして、もうすぐ二作目が発売されますんで、PVじゃないけどちょっと撮ってあげたいなというのはあるんですよ。衣装とかそれにまつわるものをプレゼントしたいなと思っています。
今も髪を切っていただいてるんで、10日に一回くらい。これ(大賞の受賞)もおっちゃんにも言いました。そういえば、内緒やけど。「今日マックスになるように角刈り仕上げてくれ」って頼んで、「何があるんや?」って言われたから、これって、たぶん言わなニュアンス伝わらへんから。親以外では、散髪のおっちゃんにだけは言いました。
駒場:僕も、子どもが生まれた年に受賞できたので、何か記念になるものを買いたいと思います。
――今後の目標は?
内海:今後も、大阪から全国に発信していきたいなと思いますので、「ミルクボーイを見るために大阪に来たよ」とか、「NGK来たよ」って、より言ってもらえるように。そして笑って帰って頂けるように、ちゃんと準備して、頑張りたいなと思います。
駒場:大阪のお笑いが一番面白いと思うので、そんな中で、57代目の賞をいただいたので、「57代のとき、あんまりやったな」って思われへんように、でも、ここからというつもりで頑張っていきたいです。
<ミキ コメント>
――奨励賞受賞の感想は?
昴生:ホッとしたというか、去年も悔しい思いをして、何年か悔しい思いをしてるので、ようやく獲れたといううれしさがじわじわと来ました。
亜生:やっぱり新人賞の次の年に奨励賞を獲りたかったんですけど、去年も悔しい思いして、ホンマにようやく獲れたなと思って本当にうれしいです。
このために普段来てくれるチーフマネジャーが「僕じゃ運悪いので」って、別の現場マネジャーが来てくれたんです。そのチーフマネジャーが見に来ると落ちちゃうので、ほんまに。僕らから「来るな」と。
それで現場マネジャーの女の子が来てくれて、勝利の女神だなぁと。 もうあの子は、一生放したくないと思います。
――今後の目標は?
昴生:もちろん上方漫才大賞も獲れたらいいですけど、日々漫才をやっていて、伝統芸能って結構言われてますけど、漫才の伝統は浅いかもしれないですけど、僕らは伝統芸能を継承していくんだっていう気持ち、そしてその伝統芸能をそのまま引き継いでいくんじゃなくて、進化させていくということも忘れずに、日々精進していきたいなと思います。
亜生:真面目でおもんない(笑)!超真面目でおもんなかったですね。書いといてください。おもんなかったですって。
<ニッポンの社長 コメント>
辻:去年までは本当に、だいぶ自分とは縁のない賞というか。ほかの人が獲っても、なんか悔しがりもできへんっていう感じやったんで。
今年はまず、参加させていただいたのも光栄でしたし、そこで一番いい結果になったので、上方漫才に参加させてもらったのが、まずうれしかったです。
この賞に恥じない行動を、せっかく新人賞もいただけたので、奨励賞、大賞も目指して頑張りたいと思います。
ケツ:僕らは普段、漫才もコントもさせてもらうんですけど、漫才で賞をいただいたのが今回初めてだったんで、僕らがやってきたことが評価されたのが、まず一番うれしいなと思いました。 これで弾みがついたらいいなと思います。
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