小関裕太さん、木村達成さん、生田絵梨花さん、唯月ふうかさん、水田航生さんが出演するミュージカル「四月は君の噓」に懸ける思いを明かしました。
当初は2020年7月に上演される予定だった本作ですが、稽古に入る直前、全公演の中止が決定。そして、2022年--約2年を経て再集結した5人に、作品の見どころや本番への意気込みを聞きました。
“君嘘”メンバーの仲良しトークをお楽しみください。
小関裕太×木村達成×生田絵梨花×唯月ふうか×水田航生 「四月は君の嘘」“二度目の初演”への思い
<小関裕太×木村達成×生田絵梨花×唯月ふうか×水田航生 座談会>
――劇中歌はフランク・ワイルドホーンの作曲によるものですが、曲の印象を聞かせてください。
小関:すごくキャッチー。
木村:リーディングワークショップでご一緒したとき、彼はリンゴを丸かじりしていました。
水田:リューク(※)じゃん(笑)。
(※)「DEATH NOTE」に登場するキャラクターで、リンゴが好物。ミュージカル「DEATH NOTE」の作曲はワイルドホーンが手がけた。
唯月:聴いているぶんにはポップで耳に残りやすいメロディだけど、実際に歌ってみるとビートに引きずられちゃうし、音程の上下が激しくて、気持ちを前に出すのがすごく難しいです。「DEATH NOTE」のときはそんなことを感じました。
生田:メロディの高低差すごいよね。
木村:ハンバーガーみたいな曲。高カロリーで、ハンバーガー、ハンバーガー、ハンバーガーみたいな(笑)。
小関:作品自体、感情的なシーンが多いんですけど、曲のほうも感情的なものが多くて、だからこそハイカロリーみたいな。
水田:音を伸ばすの多くない?そこをどう表現するのか、技術的に難しいですね。
――そんな曲を歌いこなすための「チカラめし、勝負メシ」みたいなものはありますか?
小関:バナナ!
唯月:おにぎりと豚汁です。
生田:私、ステーキ。
全員:えーっ!
生田:朝、焼くの。
木村:毎公演、朝ステーキ?
生田:うん。
小関:お腹重くならない?
生田:ならない。食べないと動けないし、直前は食べられないから、朝に食べる。
水田:僕はもずくスープ。成城石井で売っているもずくスープがおいしいんですよ。今度みんなに買ってくるね。
木村:僕はこれといってないですね。っていうか、ほとんど食べないです。
小関:よくできるね。
生田:お腹空かないの?
木村:空くけど、限界を感じているときのほうが我に戻れる。
公生の見ている景色がどう色づいていくのワクワクしている(木村)
――ミュージカル版ならではの見どころを教えてください。
生田:コンクールのシーンですね。実際に演奏しているところから、歌へと移行していくところが楽曲としても面白いし、どんな演出がつくのかすごい気になる。
小関:アニメ化も映画化もされているけど、舞台って生だからコンサートホールに実際にいるかのような緊張感と臨場感が体感できる。
木村:公生が見ている景色がどうカラフルになっていくのかワクワクしています。お芝居や歌でつないでいくところもあると思うけど、それ以上に視覚から入る何かが僕自身も早く見たいです。
唯月:今回はCDを収録したときのメンバーとちょっと変わってしまっているのですが、指導してくださる先生のお話を前のめりに聞いていて、部活みたいな空気感だったので、その熱量をお客様は肌で感じられるんじゃないかな。
小関:さっきの絵梨花ちゃんの発言と似ちゃうけど、聴き覚えのあるクラシックからJ-POPへの移行がすごく自然なので、そこはミュージカル版ならではの見どころですね。
生田:ピアノの演奏、大変じゃない?
小関:ずっと弾いているわけじゃないけど、これから大変になっていくんだろうね。
水田:踊りもあるでしょ。
生田:ふうかちゃんはソフトボールもやらなきゃいけないしね。
木村:僕、野球経験者だから教えられるよ。
生田:ユニフォーム姿、めっちゃ可愛かった。
唯月:(小柄ゆえに)自分がレゴブロック(の人形)みたいだった(笑)。もっと(体を)大きくしますね。
生田:「Perfect」という曲のAメロは、ステージに立つ前の鼓動や歓声、緊張感がリアルにイメージできますし、音楽家ならではの葛藤にはすごく共感できます。私は今回、ヴァイオリンを演奏するんですけど、弾く姿に説得力をもたせられるように頑張らなきゃって気合いが入りました。
乃木坂46との出会いで“血の通っていないロボット”から変化(生田)
――公生やかをりのように印象的な出会いをしたという経験があれば聞かせてください。
生田:私はやっぱり乃木坂46との出会いが大きかったです。それまでは「血の通っていないロボットみたい」って言われていたから。
全員:えーっ!
生田:感情があまり表に出ないタイプだったんです。でも、グループに入っていろんなメンバーと接して、人間が好きになったし、感情豊かな子たちからいろんなものを分けてもらって…。
小関:中2ぐらいのとき、友だちからYouTubeの存在を教えてもらって知ったのですが、父が好きなアーティストの動画を見ていて、そこから派生して出会ったのがスティービー・ワンダー。首を振りながらピアノを弾いている姿と歌声に衝撃をうけて、夢中になって見ました。
唯月:私はちょうど今が自分の中で変化のときなのかな。これまであまり人と関わろうとしなかったというか、無意識のうちに壁を作っていたんですけど、年齢的にも25歳の今年が節目と考えていて、もう少し人と関わっていきたいと思うようになりました。だから、皆さんにもグイグイいっちゃうかもしれない(笑)。
水田:3人とも、めっちゃいい話だったね。先に発言していたらよかった(苦笑)。
木村:考えれば考えるほど出てこない(苦笑)。
水田:現在は“関西人丸出し”でしゃべっている僕ですが(笑)、もともとは引っ込み思案だったんです。授業中の音読だけで顔を真っ赤にするような子だったのが、この業界に入った時点で間違いなんですけど(笑)。この仕事に巡り合えたことが一つ目の素晴らしい出会い。
二つ目は、初めてニューヨークへ行ったときに、街を歩いている人たち全員が「俺はここにいるぞ」と吠えている気がして、自分が透明人間であるかのような気持ちになったんです。それで勇気を出して、泊まっているマンションの1階で掃除をしていたオッちゃんに「Hey!」ってハイタッチしたんですよ。その瞬間に何か変わりましたね。
全員:えーっ!
生田:いい話。
水田:これでいいんだって。毎朝ベーグルを買いにいくのも、「ベーグルじゃなくてベーゴーだな」って思える自分にうれしくなった(笑)。
木村:いい話でありつつ、ユーモアもあるね。多感な時期か…僕、いまだに多感なんですけど(笑)、これまで出演してきた作品の役柄によって、もともと自分がもっていた思考がすべて壊され、作品が終わるごとに人格が変化していってる気がして。こうやって取材をうけている最中に自分の考えを素直に言葉にすることを覚え、誰かに気持ちを届けなければいけない職業ならではの難しさを感じ、表現者としての自覚を絶賛吸収している最中です。
本来の自分はどこへ行っちゃったんだろうと思い始めてからは、プライベートをどれだけ木村達成として存在できるか、その価値を見出す作業をしています。そうしているうちに、「今年は友だちを100人作ることが目標だ」と、そこに行きついてしまったんですよ。「こんな僕だけど友だちになってくれますか?」と確認しつつ、よりカラフルな世界を見つけていきたいです。
全員:(拍手)
水田:よかったよ。
木村:僕も自分でよくできたと思った(笑)。
生田・唯月:みんな友だちになろう!
公生たちの苦悩を通して、一歩踏み出すきっかけになれば(小関)
――それぞれに聞いてみたいことはありますか?
水田:稽古中にイクちゃんのフィンランド民謡は絶対聴ききたいな。
小関:見たことある!
生田:やめて(笑)。
水田:あれが大好きなの。
木村:(♪歌い始める)
生田:知ってるじゃん。
水田:ヨーデルも聞きたいな。
小関:♪ヨーデル、ヨーデル(「ようかい体操第一」を歌い始める)。
生田:曲が違う。
木村:(再び歌いだす)
生田:歌詞覚えてるじゃん。知らない子(唯月)がここにいるんだから、そのままにしておいて(苦笑)。
――では、言っておきたいことは?
水田:今、これだけしゃべっているけど、実は稽古場では静かです。
木村:僕はみんなにしてほしいことがあります。公生として闇を抱えながら生きていかなきゃいけないから、稽古場で黙り込むと思うんだよ。だから、できるだけ話しかけてほしい。
小関:さっき撮影をしながら感じたんだけど、作品のテーマが青春だから、ピースしていいんだ、カッコつけなくていいんだって。みんなと一緒にもっと楽しんでいきたいな。
唯月:幼なじみ、そして、同級生として過ごしてきた期間をこの1ヵ月半の中で作り出していかなきゃいけないので、私も椿ちゃんとリンクさせて、距離感がおかしくなるぐらい積極的にいきます。
生田:みんなが嫌いにならないでくれるなら、普通だったら図々しいなって感じるぐらいのコミュニケーションでもよろしいでしょうか。
全員:もちろん!
――本番への意気込みをお願いします。
水田:2年間待ってくださったお客様もいらっしゃいますし、皆さんにカラフルな青春をお届けできるよう健康に気を配って、千穐楽まで駆け抜けたいと思います。
生田:それみんなの気持ち(笑)。
木村:劇中のセリフにもありますけど、4月がくるたび、お客様に思い出していただけるような作品にしていきたいです。
生田:お客様も一緒に、おもいっきり青春していただきたいですね。今は我慢や制限などを強いられていると思いますが、劇場の中だけはカラフルに楽しんで、また頑張って明日を生きようと思えるエネルギーを共有したいです。
唯月:2年分の蓄積してきたエネルギーを放出して、一生懸命泣いたり怒ったり、素直に表現することで何かを感じとっていただけたらうれしいです。
小関:この作品自体、青春や音楽などいろいろなテーマをもっています。公生くんもかをりちゃんも、1プレイヤーとして苦悩していたり、前に進もうと思ってもなかなか進めなかったり。観に来てくださるお客様が抱えている小さな孤独をなぞるように作品づくりをしていきたいと思っているので、お客様が一歩前に踏み出すきっかけになれたらうれしいです。
全員:(拍手)
最新情報は、ミュージカル「四月は君の噓」公式サイトまで。
撮影 河井彩美
大阪の“キタ”と“ミナミ”の新スポット なにわ男子・大西流星も通天閣でダイブ! JR大阪駅直結グルメや道頓堀の水上さんぽを調査
2024年11月23日 |
18:00
『よ~いドン!フェス2024』開幕!円広志「3日間とも晴れそうなので、来場者も出店者もみんなが楽しめるイベントに」
2024年11月22日 |
23:00
鮮度が命の伊東グルメ!濃厚でうまみがすごい「うずわ飯」に松岡修造が「ねっとりだわ~うまいわ~」と大満足
2024年11月17日 |
17:30
【注目】川崎に韓国発のエンタメが集結!爆発的人気の“エレベータープリ”や“オリジナルグッズ製作所が11/17(日)オープン!注目スポットを一足早く取材
2024年11月16日 |
13:30
ディズニーシーで大人なクリスマス! ダッフィーがサンタと一緒にダンス 巨大ツリーのイルミネーションを林佑香キャスターが体験!
2024年11月14日 |
20:52
ディズニーランドのクリスマス 今年最後となるパレード 自由にデコレーションできるケーキを林佑香キャスターが体験!
2024年11月14日 |
15:35