4月23日、映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」の大ヒット御礼吹き替え裏話付き舞台挨拶が行われ、主人公・ニュート役の宮野真守さん、ダンブルドア先生役の森川智之さん、グリンデルバルド役の井上和彦さんが登壇しました。
先日、イベントでエディ・レッドメインとジェシカ・ウィリアムズと共演した宮野さん。
そのときのことを「(ハグしてくれて)マブダチかなと思いました(笑)。エディと会うのは3回目だったんですけど、『(舞台)裏で一緒に打ち合わせをします』と言われて、ドキドキしちゃって」と興奮気味に説明。
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「ジェシカは初めましてだったんですけど、ジェシカと俺の間をエディが取り持つっていう(笑)。『アクターアンドシンガー』と紹介してくれて、『シンガーやってることも知ってくれてるの?』とドキドキを隠せなかったです。めちゃくちゃ良い人」と振り返りました。
すると、MCの荘口彰久さんから「一緒にダンス踊ってましたね、どんな踊りだったかな…」と振りが。宮野さんは「それさ、後々のトークコーナーでやろうとしてるんだから!」と、進行のフライングを注意。「そういうの(お楽しみに)とっとかないとダメじゃん?エンタメって」とツッコミました。
“マンティコアダンス”を3人揃って披露
その後のトークコーナーでは、3人が「吹き替え時の秘策」を紹介することに。
宮野さんは「今回のアフレコのときの秘策が『ゆらゆら』」と発表。それが荘口さんが言ってしまったダンスであることを示し、宮野さんは「ここで用意してたのに、(先に)言っちゃうからさ」とダメ出ししました。
「音響監督さんから『音楽に乗って、セリフとか息遣いとか』と言われたものの、意外と難しくて。むしろエディの動きにシンクロして入れた方が実際に疲労感とかも乗るんじゃないかなとマイクの前で揺れてたんですよ」と動きを披露。
マイクの位置から外れないように下半身だけの動かす宮野さんの“マンティコアダンス”に、会場から拍手が起こりました。
「目は口ほどに物を言う!」と森川さんがフリップを出すと、宮野さんから「しゃべんないんですか、声優なのに?」とチャチャが。森川さんは「(吹き替えを担当した)ジュード・ロウはセクシーな目で芝居するので、僕もマイク前でセクシーな目で芝居をするんです」と告白。
「普段声優は、担当する俳優さんの口元を見たりするんですけど、ジュードの場合には目を見て口は見ない。(タイミングは)音で合わせて、目で」と妙技を明かしました。
井上さんの秘技は「脱力」。「まず演じる前に自分の余計な力を抜く。そして自分の中に、役をシンクロさせる。(吹き替えをした)マッツ・ミケルセンさんの場合は、演技プランが分からなかったので、『細胞から何からマッツさんになろう』と思って」と、分析しながら声を入れたと語りました。
3人とも「シンクロさせる」という点で意見が一致すると、「ファンタビ、ヤバイ!」「完璧な吹き替え!」と声が上がり、宮野さんが「一心同体ということですね」と締め括りました。
作品概要
魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュート(エディ・レッドメイン)が、恩師のアルバス・ダンブルドア(ジュード・ロウ)や魔法使いの仲間たち、そして人間(マグル)と寄せ集めのチームを結成し、史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)に立ち向かう。
その中で、ダンブルドアと彼の一族に隠された秘密が明らかになる。
映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」は、全国公開中。
監督:デイビッド・イェーツ(『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、『ハリー・ポッター』シリーズ後半4作品)
脚本:J.K.ローリング(「ハリー・ポッター」シリーズ著者)、スティーブ・クローブス
プロデューサー:デイビッド・ヘイマン(『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、「ハリー・ポッター」全8作品)
出演︓エディ・レッドメイン、ジュード・ロウ、エズラ・ミラー、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、カラム・ターナー、ジェシカ・ウィリアムズ、キャサリン・ウォーターストン、マッツ・ミケルセン 他
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配給:ワーナー・ブラザース映画