BSフジで、新ジャンルの朗読コンテンツ『VOICEアクト』がスタートします。
鈴木おさむさんの小説「僕の種がない」(幻冬舎刊)を、『VOICEアクト「僕の種がない」』(5月21日スタート!/BSフジ)として放送。
登場人物のセリフ以外の「地の文」を担当するストーリーテラーは、人気声優の神谷浩史さん。難しいテーマの土台となるストーリー進行を、しっかりと支えます。録音では、深い部分まで物語を理解し、表現を試行錯誤する場面も。
声と表情だけで展開されていく『VOICEアクト』で登場人物を演じるのは、劇作家・演出家の横内謙介さんが主催する劇団扉座に所属する若手俳優と、青二プロダクション所属の若手声優たち。
次世代を担う注目の8人が、固定の役だけでなく、さまざまな登場人物を演じ分けます。
出演:
天希かのん(青二プロダクション所属)
大川亜耶(劇団扉座所属)
川島零士(青二プロダクション所属)
佐藤悠雅(青二プロダクション所属)
白金翔太(劇団扉座所属)
砂田桃子(劇団扉座所属)
高橋雛子(青二プロダクション所属)
三浦修平(劇団扉座所属)
(敬称略/五十音順)
『VOICEアクト』では、単に朗読をする俳優たちの演技を見せるだけでなく、それぞれのシーンをイメージさせる画像や動画をはさむことで、視聴者の作品への理解を深めていき、新しい感動体験を生み出していきます。
『僕の種がない』(鈴木おさむ著/幻冬舎刊)
ドキュメンタリーディレクターの勝吾は、がんで余命半年の宣告をうけた芸人・一太に、死までの姿を追って欲しいと依頼される。「おもしろさ」にこだわり続ける一太に対して、勝吾は、子どものいない一太夫婦に子どもを作ることを提案する。しかし、一太は実は無精子症だった…。
『VOICEアクト「僕の種がない」』は、5月21日(土)スタート!毎週土曜24時30分より、BSフジで放送されます(番組放送後、BSフジオンデマンドで1ヵ月見逃し配信)。
<鈴木おさむ コメント>
この「僕の種がない」は、人の「生き方」と「死に方」を、ひとつのテーマにしている物語で、書いたのはコロナ禍になる前でした。
今、この物語が新たなエンタメのスタイルで、読むことにより、たくさんの人に届くことを願っております。
<神谷浩史 コメント>
――「僕の種がない」の印象は?
おさむさんには、何曲か作詞をお願いしたことがあるのですが、共通して「みんな特別でみんな普通」みたいなものを感じました。
今作もそうで、取材する側とされる側、立場が違うだけで相手が特別のように見える…でも、本人にしてみればそれが当たり前で、その当たり前を守るために必死に生きている。
人を喜ばせるエンタメの最前線にいる鈴木おさむという人は、こんなことを考えているんだな、と思いながら読ませていただきました。
――収録はいかがでしたか?
特に内容を確認せずに「おさむさんのご指名ならば」と受けてしまったのですが、「神谷」と指定の入った文字だらけの原稿用紙が100ページほど、しかもそれで半分の量だと知り、安請け合いするんじゃなったと後悔しました…。
とはいえ、受けた以上は全20話を最後まで丁寧に収録できればと思っています。小説の地の文の朗読なので、あまり感情的にならず、聞いているみなさんが情景を想像しやすい、リズムとテンポを心がけています。
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