3月17日(火)、不倫騒動から沈黙を続けていた東出昌大がイベントに登場し“囲み取材”が行われた。当日の芸能ニュースは東出の妻・杏への謝罪の言葉、そして集まったリポーターとのやり取りが大きな話題になった。

中でも一番注目を集めていたのが「杏さんと唐田さんのどちらが好きですか?」の質問だった。東出はしばらく沈黙した後「申し訳ございませんが、お相手のこともあるので。私の心の内を今ここでしゃべることは妻を傷つけることになると思いますので、申し訳ありません」と、明言を避けた。

この回答には、ネットや情報番組でも取り上げられ「答えられないってどういうこと?」「まだ不倫相手の方が好きなの?」と様々な憶測を呼ぶことに。フジテレビュー!!では、この質問をした『とくダネ!』平野早苗リポーターに話を聞いた。

――そもそも東出さんの囲み取材が行われると聞いてどう思いましたか?

元々予定されておらず、急きょ決まったんですよ。「東出さん、よく出てくるな。何か決断したのかな?」と思いました。

「妻です」と答えると想定していたが…

――「杏さんと唐田さんどちらが好き?」の質問をしようと思った経緯を教えて下さい。

ディレクターと打ち合わせしている時に、この質問は絶対に聞きたいね、と。質問できるタイミングが来ないと難しいなとは思っていましたが。東出さんが、杏さんとの関係を元に戻したいのであれば「妻です」と答えるだろう、と想定していました。それを受けて「では、なぜ不倫してしまったのですか」という感じで質問を進めるつもりだったのです。

――実際は、想定とは違った答えでしたね。

あんな風に答えるとは、びっくりしました。もし、次の質問ができたとしたら「今答えられないのはなぜですか?それが東出さんの気持ちですか?」と聞いていたかもしれません。

ネット上の反応に「実はすごく傷つきます」

――インターネット上では「質問が厳しすぎる」「ゲスい」などという声もあがりました。この反応をどう思いましたか?

気にしないようにしていますが、目にはしますので、実はすごく傷つきます!だから本当はその反応を見たくないのです。自分も質問しながらも「酷なことを聞いているな」ということは十分わかっていますから。

――それでも、なぜ「酷だな」と思う質問をできるのでしょうか?

私個人だったら、あんな質問はできません!番組として取材に行っているので、番組がどういう方向で、どういう構成で、制作チームが考えているのかを常に考えているんです。番組を背負っていればこその質問なんですよ。嫌なリポーターって思われるかもしれないけど、心を鬼にして聞くしかないんです。

あと、これが“囲み取材”だからというのも大きいと思います。今回は10分でお願いします、と事前に言われていました。実際は20分ほど話してくれましたけれど。限られた時間で複数のリポーターがいる、そんな状況ですから、色々な角度から質問していかないと時間切れになってしまうのです。1対1のインタビューだったら、もっと柔らかく聞けたと思います。

リポーターの仕事の魅力は「人」

リポーター歴は37年、という大ベテランの平野リポーター。芸能だけでなく、事件や政治、経済、様々な特集コーナーも任されてきた。この仕事は「楽しいですか?」と聞くと、ちょっと考えて「楽しいかも」と笑顔で答えた。

芸能だけだったら、辞めていたかもしれませんが、色々な現場に行かせてもらっています。その時々で出会う取材対象者と向き合うのが好きなのかもしれません。この仕事の何が魅力って、やはり「人」なのでしょうね。

興味を持てば、貪欲にやってみるというアクティブな性格。「相棒」と呼ぶ、武藤まき子リポーターとは“おまき・さなえ”コンビとして知られていた。彼女の生前は、ふたりでよく飲みに行ったり旅行に行ったりしていたという。

今は家族の介護をしながら、10年続くお囃子のお稽古も楽しむ。「楽譜やリズムを覚えるのが本当に大変。でも、ぼけ防止だと思って」と続けている。

――これからリポーターを目指す人にメッセージはありますか?

ハードですよ(笑)。マイクを持って語っている瞬間なんてほんのわずかでその裏には膨大な取材活動が待っています。嫌な質問もしなければいけないし、とにかく色々な現場でたくさん怒られましたよ。決して華やかな職業ではないと思います。

東出への質問を『とくダネ!』の小倉智昭は「芸能史に残る質問だった」とコメントした。平野が次に登場する“囲み取材”でどんな質問が飛びだすのか?リポーター目線で情報番組を見てみるのも、面白いかもしれない。