新型コロナウイルス対策で臨時休校となり、自宅で過ごしている子どもたちのために。3月9日(月)より、「ホリプロ公式YouTubeチャンネル」では、ホリプロの豪華タレントたちによる朗読集『日本昔ばなし よみきかせシリーズ』が無料で公開中だ。
この『日本昔ばなし よみきかせシリーズ』は、2005年にホリプロ設立45周年を記念して、TOKYO FMで放送された番組の音源をまとめたもの。
また、同チャンネルでは、その音源をもとに制作されたアニメーション映像も楽しむことができる。
綾瀬はるか「ねずみの嫁入り」

石原さとみ「そら豆とわらと炭」

今回、第1弾として期間限定で無料公開されたのは、 和田アキ子「だんまりくらべ」、綾瀬はるか「ねずみの嫁入り」、石原さとみ「そら豆とわらと炭」、深田恭子「雪女のおくりもの」、榊原郁恵「馬車引きになった男の子」、宮崎美子「聞き耳ずきん」、藤原竜也「宝くらべ」、吉田鋼太郎「一本のわら」、中尾明慶「芋を転がす」、イジリー岡田「ほら吹き甚兵衛」の10作品。
今後、順次公開作品が増えていく予定だ。



新型コロナウィルス感染症の影響で、外出がためらわれる状況が続く中、エンターテインメントを牽引する会社として、子どもたちと親の世代のために少しでも役に立ちたいという思いから決定した今回の無料公開。
昔ばなしを児童文学作家がこの企画のためにアレンジ
フジテレビュー!!では、15年前に番組の制作に携わったホリプロの担当者から話を聞いた。実はこのシリーズ、147作品も制作されているのだという。
企画の監修をしているのは、児童文学作家で児童文学評論家でもある西本鶏介先生だ。日本の昔話は展開やエンディングが地方によって違うことも多く、さまざまなバリエーションが存在するため、この企画のために西本先生にすべての物語を書いてもらったのだという。
「子どもが飽きないように」と1話5〜7分で作られているため、展開が省略されている部分もあるが、そこは味であり、こういった企画の面白さ。よく知られている物語も、あまりメジャーではない物語も、録音されてから15年を経ても新鮮な響きを持って耳に届く。
綾瀬、石原、深田といった看板女優や、ブレイク前の吉田といった、幅広い年齢のタレントが参加しているのもこのシリーズの魅力。




収録時は、お笑い芸人の面々は「基本お任せで」というディレクターのオーダーを受け止めて朗読に挑む一方、俳優・女優陣は“役作り”について入念な打ち合わせをした上で、収録していたそうだ。
子どもたちに向けた“読み聞かせ”という趣旨ということもあり、映像での表現とは一味違った“声の色”が際立つこのシリーズ。雨降りの午後や就寝前など、リラックスした時間を過ごしたいときに耳を傾けてみては?

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