與真司郎(あたえ・しんじろう)さんが、前向きに生きるコツを教えてくれました。
パフォーマンスグループAAAのメンバーで、現在は日本とロサンゼルスを拠点に、ブランドプロデュースなど幅広く活動している與さん。8月23日(火)に、自身のポジティブ思考をまとめた単行本「すべての生き方は正解で不正解」(講談社)を出版します。
かつては「どうせ自分にはできない」と思うほどネガティブだったという與さん。しかし2016年のロサンゼルス留学をきっかけに、現地で出会った人々の考え方や価値観を吸収し、今では自他ともに認める“ポジティブ野郎”に。
本書には、ポジティブに生まれ変わった理由や、すぐに実践できるポジティブ思考法、AAA秘蔵エピソード、ロサンゼルスでの撮り下ろしショットなどが掲載されています。
そんな與さんに、フジテレビュー!!がインタビュー。メンタルヘルスに興味を持ったきっかけや、心身ともに美しく健康でいる秘訣、30代の今思うことなどを聞きました。
留学して2年間は葛藤「どこにも居場所がない」
――本作は、「with online」での連載「You Only Live Once!―與真司郎(AAA)の人生相談―」がベースになっていますが、連載を始めたきっかけを教えてください。
僕はロサンゼルスへ行くまでは、メンタルヘルスという言葉さえ知らず、「ストレスはあって当たり前」だと思っていました。でも現地で出会った友人たちはそんなことなくて、みんな心のケアを大事にして、メンタルヘルスについて気軽に語っていたんです。そこで初めて「メンタルってすごく大事なんだ」と気づきました。
メンタルヘルスについて自分でも勉強したり、いろいろな人の話を聞いたりして、所属事務所にも「興味がある」と話していたところ、ちょうど連載のお話をいただきました。僕の言葉を通してメンタルヘルスの大切さや、思考をちょっと変えるだけで前向きになれることを、1人でも多くの方に伝えられればいいなと思って始めました。
――AAAとしてデビュー以来、「自分はグループに必要とされていないのでは」などネガティブな感情を抱えていたそうですが、ロサンゼルスへ留学した当初はどんな心境でしたか?
あの頃は、ほかのメンバーが次々とソロ活動を始めていて、僕も何かやろうと思い「ずっと海外に行きたい」という思いを持っていたので、留学をしました。
でも初めの2年くらいは、葛藤の毎日でした。英語のアクセントは違うし、友達はなかなかできないし…。日本に帰ってきたら、今度は人と自分を比べて、自分の劣っている部分にフォーカスして落ち込んでしまう。ずっと「日本もロサンゼルスも居心地が悪いな」と感じていたんです。
でもそのうち「このまま、どこにも居場所がないのはダメだ。自分次第だ」と気づいて、思考を変えていきました。
――連載の中の「人生のいいループは肌から生まれる」という言葉が印象的です。
思考を変えていく中で、「美容と健康と精神はすべてつながっている」と感じたんです。肌がきれいだとポジティブになれるから運動するし、自信を持てるから新しいことに挑戦したくなる。逆に、どれかを怠るとすべてが崩れていくと思っています。
肌には、自分に合ったいい化粧品を使うなど外からのケアも大切ですが、やっぱりインナーケアのほうが大事だと思っています。青汁やサプリを活用して栄養を摂ったり、運動して代謝を上げたり。ジムへ行くのが大変なら、家でYouTubeを見ながらヨガをやってみるとか、朝ちょっと早起きして散歩する、1駅歩くとかもいいと思います。やっぱり日々の努力が大切です。
――食事でこだわっていることはありますか?
今は日本に住んでいたときより時間があるので、料理をしています。朝食に野菜入りのスクランブルエッグやオムレツを作ったり、夕食にチキンを焼いたり、十五穀米を炊いたり、お味噌汁を作ったり…。
外食はコリアンとかイタリアン、タイ料理が多いですけど、自分で作るときは基本的に和食ですね。でもシンプルなメニューがほとんどです。ブロッコリーを茹でて塩昆布をかけたり。たんぱく質と野菜を摂るように意識しています。
人の意見を聞くようになったら、人生がすごく楽になった
――世の中には、「ポジティブに考えること自体しんどい」と感じる人もいるかと思います。もしそういう人がネガティブから抜け出すには、どうしたらいいでしょう。
厳しいことを言うようかもしれませんが、やっぱり自分を変えないといけないと思います。自分が変わらない限り、環境も変えられないので。
SNSを覗いては他人がよく見えて落ち込んだり、いつも周りに文句を言ったりしている人は、自分が変わる努力をしているでしょうか。もしかしたら「自分が変わらないと、他人も変わらない」ということに気づいていないかもしれません。
僕も毎日、ヨガや散歩、食事に気をつける、ポジティブに考える…といった努力を続けているからこそ、今の状態をキープできています。もし何もしないでずっと家にいたら、たぶんすごくネガティブになっていたと思います。
過去と他人は変えられないけれど、自分と未来なら変えられます!
――最近、與さんが落ち込んだ出来事はありますか?
やっぱりSNSで批判コメントを見ると落ち込みますね…。昔の自分だったら「言い返したいけど言えない」というストレスが溜まっていましたが、今は「こういう考え方の人もいるんだな」と思えるようになりました。
今は、芸能人でなくてもネット上でいろいろ言われる時代ですよね。みんながみんな自分と考え方が合うなんて、不可能だと思います。だからもしそういうコメントを受け取ったら、考え方を変えたり、周りの人に意見を聞いてみたり、散歩やサウナへ行ったりと、フラストレーション解消のツールをいくつか持っておくと、強くいられると思います。
――周りの人に意見を聞くときは、どんな人に相談しますか?
僕のことを客観視してくれる人に聞きます。自分を客観視するってすごく大事ですけど、めちゃくちゃ難しい。だからこそ僕は仕事でもプライベートでも、そういう人に意見を聞くようにしています。
10〜20代の僕は、自分が正解だと思っていて、人の意見を聞けなかったんです。そのくせ考え方が間違っているので、ずっと葛藤して精神的にやられていました。でも心にちょっと余裕を持って、人の意見を聞くようになったら、人生がすごく楽になって視野も広がりました。
意見を聞くときは流されるのではなく、自分らしさを忘れないようにしています。自分の“芯”となる部分はブレるべきではないと思っているので。
――與さんにとっての“芯”は何ですか?
うーん、言葉にしようとすると難しいですね(笑)。自分の「好き・楽しい・幸せ」という気持ちを大事にするところだと思います。
「みんなが持ってるから買う」とか「みんながやってるからやる」と流されはしません。もちろん、どんなところがいいか聞いたり、1回チャレンジしてみたりはします。そこで自分も楽しいと感じたら続けますが、そう思えないなら無理に合わせたりしません。
人生が変化しやすい30代「自分にとって何が幸せか追求する」
――與さんは現在33歳ですが、30代半ばは人生が変化しやすい時期でもあると思います。そんな年代となった今、どんなことを思いますか?
僕の周りは、結婚して子どもがいても「幸せじゃない」と感じている方もいれば、フリーですごく幸せに生きている方もいます。
だから結婚や子どもを持つことがすべてではなく、人と比べず、自分にとって何が幸せかを追求することが、すごく大事だと思います。そのためには自分を知って、自分のいいところを見つけていくことから始めるのがいいと思います。
そして、寂しいけれど、とても考えさせられた言葉があります。「生まれるときも一人、死ぬときも一人」。やっぱり人に期待しすぎてしまうと、その人がいなくなったときに心のダメージが大きいと思うんです。だから自分で自分を愛する、自己肯定感を上げていくことが大切ではないでしょうか。
――最後に、本を楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします!
人間って100人いたら100人、考え方も趣味嗜好もみんな違いますよね。だからこの本も「この考えは分かるけど、ここは自分と合わないな」と感じるところもあると思います。
でも「合わない」と感じることは正しいですし、人と合わせることが正解ではないと思います。「世の中にはこんな考え方もあるんだ」と知っていただいて、それをきっかけに、自分と向き合う時間を持ったり、少しでも前向きになってくれたりしたら、うれしいです。
撮影:河井彩美
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