田中真弓「僕は海賊にはならないよ」発言に山口勝平「思わず“バルス”って言いそうに」

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映画「ONE PIECE FILM RED」の公開記念舞台挨拶が8月13日に行われ、田中真弓さん、中井和哉さん、岡村明美さん、山口勝平さん、平田広明さん、大谷育江さん、山口由里子さん、矢尾一樹さん、チョーさん、宝亀克寿さん、名塚佳織さん、津田健次郎さんが登壇しました。

1997年より少年ジャンプにて連載開始した人気コミック「ONE PIECE」。累計発行部数は5億1000万部を突破し、ギネス世界記録も更新しました。

「ONE PIECE FILM RED」公開 ルフィ役・田中真弓「いつだってシャンクスはカッコいい！」

公開から1週間を迎えた今作。主人公・ルフィー役の田中さんは、「反響もすごいんですけど、舞台挨拶でこんなにたくさんの人が並ぶことも、なかったんじゃないですか。司会の方が舞台の下に落ちちゃいましたもんね（笑）。すみません」と、ステージの下に降りている司会者を気遣いました。

続けて、「本作は、後半すごいことになっています。『号泣しちゃって、もう一度見ないとよくわからなかった』と言う友達もいました。ありがとうございます」と感謝しました。

今作のヒロイン・ウタ役の名塚さんは、「本当にたくさんの方が見てくださって、何度も劇場に足を運んでくださった方がいるみたいです。本当に嬉しいです。世界中に広がって、ここから留まることなく、もっとたくさんの方に見ていただけたら嬉しいです」とニッコリ。

ウタを演じた感想を、「皆さんにウタのことを見てもらえて、嬉しいですし、（ウタの歌唱パートを担当した）Adoさんの楽曲の方も。あとは、麦わらの一味の皆さんと一緒にステージに立たせていただけることも、すごく嬉しいです。収録の時は、ご一緒に録ることはできなかったのですが、舞台挨拶でお会いできて、『麦わらの一味の仲間にしてもらえたのかな』という思いがあります」と語ると、田中さんは「仲間ですよ！」と応えました。

今作の重要人物となる謎の男・ゴードン役の津田さんは、「皆さんが、長い年月をかけて作り上げてきた『ワンピース』に、キーとなる役を演じさせていただいて、本当に緊張しました」としみじみ。

そして、「以前、ヨンジ役で現場に入らせていただいて、すごい熱量のシーンを先輩方が演じていらっしゃるのを、体験しました。それを体感しておいて、本当に良かったと思いました。（先輩たちの演技は）とにかく嘘のないフルスイング。『こういう現場なんだ。このすごさなんだ』というのを体感していたので、『もうフルスイングするしかない…』と思い参加しました」と明かしました。

イベントには、観客からの感想コメントが書かれたパネルが置かれ、それをもとにトークセッションが行われました。

名塚さんは、「今を生きる為の励ましをくれた、素晴らしい傑作」というコメントに注目。「ウタの気持ちからしても、嬉しいコメントです。ウタは、歌でみんなに元気や幸せを与えたいと思って突き進んでいる子なので、ウタが聞いても、すごく喜ぶんじゃないかなと思います」と語りました。

津田さんは、「『圧倒させられる映像。圧巻の歌声』というコメントですね。本当にスタッフの皆さんが作った圧巻の映像。そして、歌声や音楽。いろいろなものが劇場だとパワーアップされて。本当に劇場で見る映画だなと思います」と答えました。

田中さんは、「『赤髪海賊団、いい男達すぎ』ですね。シャンクスを含めて、大人の男たちが本当にいいんですよ。この無類の男好きとしてはね。もう一人挙げるとしたら、コビー。『いい男になったな…』と思って。いい男たちがたくさん出てきます。皆さんお楽しみください！」と呼びかけました。

田中さんは、自身のキャラクターの見どころについて、「見どころはいっぱいあるんですけど…。ネタバレになってしまうので、私のシーンでいうと、最初から言っている『当たり前だ！』というセリフ。ゴードンに言う『当たり前だ』が少し違うんです。そこはすごく印象に残っています」と明かしました。

最後に名塚さんは、「本当に皆さんが今まで紡いできたおかげで、『この作品がたくさんの方に届いている』と実感しました。私は運がよく、こういうタイミングで、この作品で出させていただけて、幸せです。尾田さんはじめ、１からこの作品を作ってきてくださった皆さまや、ずっと応援してくださっている皆さまに、心から感謝しております」

「ステキな作品になっていると思っています。収録の時から、全力で作っています。皆さんの心にいつまでも残ってくれたら嬉しいです。私が今からできることはなく、出来上がったものを一人でも多くの方に見ていただくだけなのです。私自身もこの作品を大切にして、ウタも自分の中に生き続けていきます。これからも『ワンピース』という作品を応援していただければ」と呼びかけました。

田中さんは、「物語も原作で最終章に入ったということで、『海賊王に俺はなる』と言い続けて23年。まだ、なれておりません。果たして、なれるのでしょうか。私も楽しみにしています」と、コメント。

そして、「僕は海賊にはならないよ。海賊王になる男だ！」と、映画「天空の城ラピュタ」のパズーの言葉を引用し、イベントを締めくくりました。

イベント終了後に行われたフォトセッションの時に、先日の『金曜ロードショー』（日本テレビ）で放送された「天空の城ラピュタ」に触れて、中井さんは「日テレを前振りに使うのはどうかと思いますよ？何しているんですか」とチクリ。

山口勝平さんも「思わず『バルス』って言いそうになりましたよ」と同調すると、田中さんは「お…お客さま的には、OKという感じですよね…？」と慌てた様子で、会場に笑いを誘いました。

世界で最も愛されている歌手、ウタ。素性を隠したまま発信するその歌声は“別次元”と評されていた。そんな彼女が初めて公の場に姿を現すライブが開催される。

色めき立つ海賊たち、目を光らせる海軍、そして何も知らずにただ彼女の歌声を楽しみにきたルフィ率いる麦わらの一味。ありとあらゆるウタファンが会場を埋め尽くす中、今まさに全世界待望の歌声が響き渡ろうとしていた。

物語は、彼女が“シャンクスの娘”という衝撃の事実から動き出す。

映画「ONE PIECE FILM RED」は、全国公開中。
©️尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
配給：東映