女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
2月14日(金)の放送では、「つながらない権利」「妻とは離婚するつもり…に翻弄される女たち」「職場での義理チョコ、本当に必要?」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈アナ、千秋、カンニング竹山、ハイヒールのリンゴ、庄司智春、三木哲男(婦人公論担当局長)が議論した。
「離婚する」と言うだけで行動に移さない男の言葉は全部ウソ!?
「妻とは離婚するつもり」という男との不倫関係を巡る議論では、夫が会社の後輩に「妻とうまくいっていない」とLINEを送っていたという30代女性からの投稿が紹介された。女性は、夫が何を求めてそんなLINEを送ったのか戸惑ったという。
番組では、不倫経験のある男性が「妻とは離婚する」と言ってしまう心理を調査。すると、「一線を越えるためのおまじない」「離婚したい気持ちは2割」「当初は本気だったが、今は真剣ではない」という、不誠実な男の本音が明らかに。
番組公式SNSにも「妻と別れるって言ってるときが一番楽しいんだよね」という投稿が。竹山は「すぐに離婚しない場合は、男の言葉はすべてウソ。合コンで彼女がいるのに『いない』と言っている男は、結婚後もウソをつくと思っていい」と、男の本性を暴露した。
一方、「妻とは離婚する」という男性の言葉を、女性側はどう捉えているのか。三木によると、最近、不倫関係が長期化するケースが多くなってきているという。
視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、「妻と離婚するという言葉を信じて何年も待つ気持ちを理解できるか?」を問うと「理解できる=20%」「理解できない=80%」という結果になったが…。
竹山が「今は理解できないと言っている人も、自分のことになると冷静さを失いがち」と女性心理を推測すると、三上アナは「相手を好きな時は、周りの静止の声が聞こえなくなる人も多い」と同調。
投票の結果に反して不倫してしまう女性が多い背景を、リンゴは「他の人との出会いがないから、この人を逃せないという心理が生まれるのでは?」と分析した。
番組では、17年不倫関係を続けた挙げ句、相手の男性が離婚した時点で別れた、という女性のエピソードも登場。不倫経験のある女性へのアンケートでも、最終的に相手の男性とは別れたという人が圧倒的に多い結果が出た。
「不倫相手と結婚したが、今振り返ると普通の恋愛をしたかった」という50代女性の声も届いたが、リンゴは「自分が略奪した以上、略奪される恐怖と戦うことになるのは当然」とズバリ。
SNSでは「妻を裏切っている人が自分を裏切らないとなぜ思えるのか?」「不倫している時点で信用できる相手ではない」などの意見が多数を占めた。
担当業務の情報共有は仕事をラクにする?自分の首を締める?
勤務時間外に仕事の電話やメールを受けない「つながらない権利」についてのテーマでは、実際に「つながらない権利」を守るための制度を整えつつある会社を取材。
具体的には、担当業務やスケジュールを常に他の社員と共有できる仕組みを整え、社員が休みやすい環境を作っているという。
「つながらない権利」が主張される一方で、50代の男性からは「何年もかけて自分が開拓したクライアントや仕事のノウハウを部下と共有してしまうと、自分が必要とされなくなるのではないかと不安」という投稿も。
エピソードを受けた庄司は、「自分の休み明けに、部下に託した仕事が全然できていなかったらガッカリするし、自分のスキルを他人に教えるのは抵抗がある」と主張。
実際、三木によると「つながらない権利」の検討は各社で進みつつあるが、クライアントから指定された担当者以外に引き継ぎをしてクレームにつながるなど、課題も多いという。
千秋は「自分が引き継ぎを受ける側なら、なにか起きたらどうしようと不安になるけれど、経営者側としては、全員が業務に対応できるようになったほうがいい」と「権利」を行使する際の問題点と利点を指摘した。
SNSでは「休みの日に会社から連絡が来て休んだ気がしなかった」と「つながらない権利」に前向きな声が多くあがり、「自分の代わりは誰でもいるから(いつでも仕事は引き継げる)」というドライな意見も見受けられた。
ほか、「職場での“義理チョコ”」の議論では、“虚礼”はなるべく廃止する主義の千秋が、「さすがにバレンタイン当日だから」とスタジオの男性陣に“義理チョコ”を配っていたことが判明した。
とはいえ、千秋は義理チョコ反対という立場を貫き、「職場でバレンタインが廃止になった」という30代男性のエピソードを受けた三上アナも、「その制度はありがたい!」と本音をポロリ。
一方、庄司は「チョコをもらうとうれしいし、お返しにいいものをもらうと“あの人、カッコいい!”ってなるでしょ?」と義理チョコを欲しがる男性側の意見を代弁した。