育休を取得して夫婦の会話が増えた！黒瀬アナが実感した育休の利点

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女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ！』の金曜恒例コーナー「ノンストップ！サミット」。

9月16日（金）の放送のテーマは、「男性育休の現状」。今年の夏に3週間の育休を取得した黒瀬翔生フジテレビアナウンサーが登場し、MCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、虻川美穂子さん、「婦人公論」元編集長の三木哲男さんと、男性育休の感想や課題について話し合いました。

紹介されたのは、「夫に育休を取ってもらいたいと思い、タイミングについて先輩ママに相談しているのだが、『生まれてすぐ』『職場復帰直後』など様々な意見があり迷っている」という、妊娠中の女性のお悩みです。

千秋さんは「育休を取るタイミングは家庭によって異なるけれど、そもそもママがパパにお伺いを立てて、“休んでいただく”と思わなければいけないのがおかしい。ママからお願いされなくても、パパが『よし、取ろう！』と思える環境を整えなければ」と指摘。

竹山さんも「まずは会社の意識が変わらないといけないし、同時に男性の意識も変えなければ」と同意しました。

黒瀬アナは、妻と相談の上、里帰り出産から自宅に帰ってくるタイミングで育休を取得。妻の妊娠を報告した際に、上司から「育休はどうする？」と聞いてもらえたのがありがたかったそうで、育休について先輩アナにもアドバイスしてもらったりしたのだとか。

番組公式SNSにも「会社の先輩が取ってくれないと、後輩は取りづらい」「職場でもっと意識を浸透させてほしい」「男性の育休は、短期間を数回取ってくれるのが助かる」など、様々な意見が届きました。

今年の10月と来年4月に変更される男性育休の制度についても紹介されましたが、三木さんは「取得日数は義務化されていない。何週間以上というところまで踏み込まなければ、実体は変わらないのでは？」と指摘。

「年末出産予定だが、夫の会社の男性育休の実績は長くて1週間。無理して長く取って会社にいづらくなると困る」と悩む女性がいるように、男性の育休取得期間は半数以上が2週間未満というデータもあるそうです。

黒瀬アナは「期間が短いと、ただの“育児体験”になってしまうと感じた。次に育休を取ることがあれば、もっと自分が主体的に関わりたいと思っているが、仕事との兼ね合いなどもあるので…」と、実感を語りました。

江崎グリコでは、男性が育休を1ヵ月取得しなければならない制度を取り入れ、2017年には約4％だった育休取得率を100％にすることに成功。社内の意識改革のほかに、業務の引き継ぎ手順をマニュアル化するなど、育休を取りやすい環境を整えていったそうです。

実際に育休を取得した人は、「引き継ぎのために仕事を一覧化することで、自分の仕事への理解も深まった」と育児以外の利点を告白。

竹山さんは「10年前よりは確実に進んでいるが、男性が休んでいる間の企業側への保障についても国が考えなければいけないのでは？」と問題提起しました。

若い男性社員に、子育て中の女性社員の自宅での「育児体験」を課している「マナラ化粧品」の取り組みも取材。男性社員は、保育園のお迎えから夕食の支度、入浴などを実際に体験しているそうです。

虻川さんは「子どもが泣いていると『ママやって』と頼むパパが多いが、ママだって不安なことばかり。出産前から子どもは泣くものだと理解していてくれれば、都合の悪いときはママに頼むということはなくなるはず」と、「育児体験」の取り組みを絶賛。

黒瀬アナは「育児休暇を通して、育児の大変さや楽しさがわかっただけでなく、夫婦の会話も増えた。衝突することも多いけれど、いい方向に進んでいると感じている」と、夫婦で育児に取り組む大切さを語りました。

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