【お手頃&日常使い】台風の備えにも!気象予報士オススメ「自然エネルギーグッズ」とは?
皆さんは「台風の強さ」、すべて言えますか?
台風の強さは4段階。弱い方から順に「台風」「強い台風」「非常に強い台風」「猛烈な台風」となります。
ここ数十年で「強い」以上の台風は10-20%ほど増加。この秋も、勢力の強い台風による被害のニュースが相次いでいます。
気象予報士の井手迫義和さんによると、大きな原因のひとつが地球温暖化です。
「海も温暖化しているので、暖かい海からいっぱいエネルギーをもらって台風が強くなる。それから、日本周辺の海の温度上昇が大きくて、日本に近づいてきた時に弱まらないんですよね」
勢力が強いまま日本にやってくるため、被害が大きくなっているケースもあるようです。
また、厄介なことに、仮に地球温暖化対策を今かなり強力にやったとしても、2050年までは温暖化は進み続ける予測だと言います。
「今のままだと、必ず悪くなると思います。そうなると、来年の台風は今年以上の強さ。再来年はさらにそれ以上という感じで…」
そのため必要なのが、日常からの備えです。防災士でもある井手迫さんに、ご自身が日頃から行っている準備などを教えてもらいました。(聞き手:清水俊宏)
家庭用の電力が足りない!それに備えて…
台風の被害としてまず想定されるのは、強風・浸水・高潮などによる人や住宅への被害。避難所での生活を余儀なくされることもありえます。
そのほかで気をつけなければいけないのが、ライフラインへの影響です。
「大雨や台風の影響でインフラが被害を受けて、電気が使えないことも増えてくるかなと思います」
また、停電は台風などの自然災害だけ起こるものではありません。それは猛暑などによる電力不足。エアコンなどの需要が増えることによって発生します。
今年は特に、東京では35度を超える猛暑日が観測史上最多の16日間になったことで、電力がひっ迫。停電の懸念が現実味を持って叫ばれました。
「猛暑日となる日数」は年々増えているため、来年以降はさらに暑くなって、同じ懸念が示される可能性もあります。
さらに、ウクライナ情勢によるエネルギー危機などもあり、「家庭用の電力が足りない」という事態は世界中いつどこで起きてもおかしくありません。
政府は11月1日、全国の家庭や企業を対象とした冬の節電要請を正式決定しました。冬の節電要請は7年ぶりで、期間は12月1日から来年3月31日までとなります。
自然エネルギーで手軽に発電&持ち運び
そんな時に備えとなるのが、自然エネルギーによる発電装置や、持ち運びができる「ポータブル電源」です。
井手迫さんが普段使っているものとして最初に取り出したのは、サッカーボール。触った感じは普通のボールですが、「発電するサッカーボール」です。
振動エネルギーで発電する仕組みが中に入っていて、子どもが30分ほど遊ぶとライトを3時間ほどつけていられるそう。遊ぶ力で発電する「遊力発電」と呼ばれています。
一方、本格的に電力を得るものとしては、アタッシュケース型のポータブル電源も持っているとのこと。ソーラーパネルで充電できて、災害が起きた時にちゃんと活用できるよう普段から使っているそうです。
7-8年ほど前に買ったものですが、いまでもフル充電の状態でテレビをつなげば2時間ほど見られる電力が得られています。
太陽光や風力など自然エネルギーを使う生活は望ましいものの、各家庭がすべての電力をそれらに頼るのは費用や状況などの面で難しいのが現実。
そこで、「小型なもので、ちょっとした電力はそれで賄う」という暮らしを勧めています。
「私の友人で『冷蔵庫だけ、ソーラーを使っています』みたいな人もいるし、ミュージシャンでソーラーパネルを広げて、その電力でライブ活動している人もいます。そうやって普段からソーラーを使ったりすると、災害にも役立つ」
エアコンも使える大容量!
近年、注目度がますます上がっている、ソーラーパネルとポータブル電源のセット「ソーラージェネレーター」。これを製造販売しているのが、2012年にアメリカで誕生したJackeryです。
新商品として「Jackery Solar Generator 1000 Pro」を発売。アウトドアやイベント、農家の屋外作業、DIYなど利用シーンがどんどん増えていると言います。
(「Jackery Solar Generator 1000 Pro」はJackery ポータブル電源 1000 ProとソーラーパネルJackery SolarSaga 80/200 のセット製品です。)
人気の秘密は、1時間に1000ワットの電気を使用できる大容量。普通のコンセントを差し込めば、あらゆる家電に対応できます。
その性能に、井手迫さんも驚いていました。
「1000Wって結構ですね。6畳の部屋だったらエアコンも使えるぐらいです。家のなかの家電をそこそこ使えることになるので、かなりの能力ですね」
今回の取材でも、撮影用の照明の電源として「Jackeryポータブル電源 1000 Pro」を利用してみたのですが、準備から撮影が終わるまで、一度も不安定になることはありませんでした。
さらに、最速1.8時間でフル充電できる高速ソーラー充電を実現。激しい揺れに耐えられる耐振動デザインに加えて、耐衝撃、耐低温に対応しています。
井手迫さんは「こういうポータブルな物は、どんどん導入していって欲しい」としたうえで、こんな思いを語りました。
「普段から使っていると家庭のなかで使う電力の一部が自然エネルギーになっているわけなので、全体として化石燃料を使っている割合は減っていく。そうすると気候変動も進まないし、温暖化も防げる未来が見えてくる。
大規模なものは難しくても、こういうポータブルなもので、かつ発電効率が良くて使い勝手の良いものが、もっともっと広まるといいなと思います」
照明の電源は「Jackeryポータブル電源 1000 Pro」を利用。その実力は、ぜひ動画でご確認を。
(提供:株式会社Jackery Japan)
【必見】どっちがお得?「年末年始セール」で“お買い得”商品を一挙紹介!!衣料品は?家電は?食料品は?
2024年12月24日 |
13:41
日本の小学校教育に世界が注目!「靴は揃える」「教室は自分で掃除する」…学校生活を通して学ぶ「社会の仕組み」
2024年12月22日 |
08:00
「トリプルデミック」による薬不足が深刻化 インフル・コロナ・マイコプラズマの同時感染…今後の感染対策は?
2024年12月20日 |
14:46
寒い冬は「隠れ骨折」に要注意!生活する中で“いつの間にか骨折”…専門家に聞いたリスクと予防方法は?
2024年12月19日 |
16:04
【悲鳴】補助金減額「ガソリン・灯油」きょうから値上げ 運送業者・クリーニング店も打撃・・・天然温泉にも影響か
2024年12月19日 |
14:25
【大盛況】広がりを見せる「シニア向け食堂」 91歳女性も通う“おなかもこころも満たされる”理由とは?
2024年12月18日 |
17:09