橋本環奈 二十歳初の出演作「シグナル100」は「お化け屋敷みたいな感じ」

1月24日（金）公開の映画「シグナル100」の完成披露会見が1月9日（木）に都内で行われ、主演の橋本環奈と小関裕太、瀬戸利樹、中村獅童の4人が登場した。

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今作は担任教師の手により、突如として自殺催眠をかけられた 36 人の高校生たちが壮絶なデスゲームを繰り広げる物語。

普段行っている何気ない行動が“シグナル”となり、自殺を促し、生きるためには催眠を解くか、最後の1人の生き残りとなる以外ない。

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クラスメイトたちの先頭に立ち、催眠を解く方法を何とか見つけようとする勇敢な樫村役を演じた橋本環奈は、「撮影をしている間、どういう風に作っていけばいいんだろう、ってすごく考えた作品」と振り返る。

「試写で見たときに全然客観的になれなくて」と、感想をどう伝えたらいいのかと悩むと言いながら「監督もおっしゃっていたんですけど、お化け屋敷みたいな感じ。お化け屋敷って驚かされるってわかっていても驚いちゃうし、楽しんじゃうし、怖いもの見たさで入っちゃうじゃないですか。この『シグナル100』もそういった要素がすごく詰まっている」と見どころを話した。

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樫村に恋心を抱き、彼女とともにクラスメイトを守ろうとする榊役の小関裕太は、「演じがいのある役でした」とコメント。

クラスメイトたちが次々と死んでしまうという展開については「死に様が生き様に見えるような、生き様が死に様に変わっていくような」と、人が大勢死んでいくだけでなく、死の中に生を見つけることができるという見方を明かす。

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最後の1人となって自分だけ生き残ろうと、クラスメイトたちを罠に陥れていく和田役の瀬戸利樹は、劇中では周りから孤立する立場だったが、現場では共演者たちと仲良く過ごしていたようで、小関との仲良しエピソードも披露。

顔合わせの日から2人でラーメンを食べに行ったといい、声をかけてくれた小関に対し「誘ってくれて嬉しかったです」と笑顔を見せると、小関も「美味しかったね、ラーメン」と笑顔を返す一幕も。

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また瀬戸は小関について「裕太くんは現場のもどこでも歌っていて。あそこいるな、とか、こっちに来るなとか、だいたいわかりましたね（笑）」と、小関が現場でよく歌を歌っていたことを暴露。

すると、担任役を演じた中村獅童が「では、歌っていただきましょう！」と無茶ぶり。だが小関は嫌がる様子は一切見せず「オ～シャンゼリゼ～」と歌い出して、会場に美声を響かせていた。

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生徒たちに自殺催眠をかけ、デスゲームの引き金を引く役でもあった中村は、橋本と対峙するシーンを振り返って「素晴らしい女優さんだなって思いました」と絶賛。

「あんなすごい力で僕のことを見てきた女優さんは橋本さんだけですね。全身で芝居を受け止めないと負けるなって思いました」と、橋本の本気の芝居に自身が突き動かされる場面があったと話した。

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今作が二十歳を迎えて最初の出演作となった橋本は、10代の頃との変化を問われると、それについては特にないと答えながら「いろいろ作品に出させていただくことで、それが消えてなくならずに蓄積されているなっていう感覚はある」と、女優として着実にキャリアを重ねていることをうかがわせる。

「自分の中では二十歳になって初めてということも含め、思い出深いと言うか、節目の作品になりました」と、今作への思い入れの大きさも明かすと、最後は「たくさんの方に（映画のことを）伝えていただけたらと思います」と笑顔でアピールしていた。

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